目次
「原子力汚染vs超々クリーン高温岩体発電」特集:2
●(その6)2020年までの新エネ開発目標を閣議決定済み!?
資料名は『総合エネルギー統計』。資源エネルギー庁長官官房企画調査課・編。
さて、この『総合エネルギー統計』、面白いどころか、普段なら見る気になるはずのない御役所便覧ですが、この中に、なぜ、あれほど有望で無限で無公害が確実の、わが高温岩体発電の研究が、あたかもカタツムリ、あれ、鈍牛じゃなかった、蝸牛は、このワープロでは変換できない、ともかく、いかにも、ゆっくり、ゆっくり、進むのか、進まないのか、ひねもす、のたりのたりかな、の理由が、明確に刻み込まれていたのでした。⇒全文を読む
●(その7)夢のエネルギー"マグマ"への発想転換
地熱発電は日本に限らず全世界で拡大が見込まれている。現時点では高温の熱水から発生する蒸気で発電機を回す「フラッシュ方式」が主流だが、今後は低温水を利用したバイナリー方式に加えて、2020年代から「EGS(Enhanced Geothermal Systems、涵養地熱システム)」と呼ぶ新しいタイプの発電設備が広がっていく。2050年には地熱発電の約半分をEGSが占める予測も出ている。(追記ここまで)
私に「高温岩体発電」を教えてくれたのは、あるベテラン技術者です。その方は、原子力発電所の建設の草分けですが、退職して、原子力発電の危険を訴える全国行脚をしています。その方に、私が、「高温岩体では分かりにくいから地熱の一種と説明した方がいいのでは……」と言ったところ、言下に、いささか色をなして、「地熱発電は失敗ばかりしていて評判が悪い。高温岩体発電は地熱とは規模も桁外れに違う」と力説されました。
しかし、関係資料を漁ってみると、官庁の奥御殿に入り込めば込むほど、「高温岩体発電」は「地熱」の背後に引き下がり、まったく姿を現わさなくなるのです。この情報の構造が、実に怪しい。つまり、現場の技術者が一緒に考えてほしくないのに、お前は地熱の一種だと無理やりに押さえ込み、実質的に、絨毯の下に隠してしまおうとしているに違いないのです。あれほど宣伝費を「バラマク」電力会社が、高温岩体発電の「コ」の字も口にしません。東京電力の広報部員は、やはり、言葉そのものを知りませんでした。⇒全文を読む
●(その8)原発反対運動に物申すと唇寒いか?
いつぞやは、「東京に原発を!」の運動があり、急速に盛り上がってポシャリました。面白い発想には違いないのですが、私自身、似たような発想の運動をした際、先輩から、「これはオチョクリ」との批判を頂いたことがあります。極論すれば、「批判のための批判」であって、事態の根本的な解決策を持ってはいないのです。体制批判と言えば格好良いようですけれども、それでは、結局、「永遠の反主流運動」に止まり、安住し、甘えていることになるのです。⇒全文を読む
緊急連載:ユーゴ人道介入の口実「虐殺」デッチ上げ
●(その14) ラチャク村「虐殺」訂正を渋る「沽券」習性
別途、本誌で特集中のユーゴ戦争の決定的なきっかけ、ラチャク村「虐殺」事件の報道に関して、日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』に記事訂正の申し入れをしたと記したところ、読者から筆者の私個人宛てに「傲慢だと批判される恐れがある」との意見を頂いた。
なお、私は、これも別途、同様の記事訂正要求を『朝日新聞』広報部にも申し入れている。私が、なぜ、特に『しんぶん赤旗』と『朝日新聞』だけに記事訂正を求めたかという理由は、後に具体例に基づいて詳しく述べるが、ともかく両紙とも、いまだにラチャク村「虐殺」の訂正記事を掲載していない。両紙を自宅配布で購読している読者が、このところ必ず、関連記事を切抜いて我が家に送ってくれているが、報道検証をした気配も見えない。⇒全文を読む
長編連載記事
●連載:仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記 (その22) 1999.10.13.塩漬け用地監査請求&広報方針
本日、1999.10.13.午後、下記の監査請求を行い、その後、14時から、下記「本監査請求に及んだ主旨」を中心とする資料を配布して記者会見を行います。なお、当方の事前通告に対して、10月初日付け新任の広報課長は、市が提供している記者クラブ室の使用を許可しないと放言しましたので、この実に下品な小心翼々たる小役人と争う愚を避け、記者クラブ幹事と相談の上、情報公開コーナー前の応接セットを利用することにしました。⇒全文を読む