目次
時事論説:「1寸の虫の5分の毒針」
●「戦争報道」の政治的位置付け温故知新
ABC のコメンテイター、ポール・ハーヴェイが、アメリカの「中東に対する援助」が、「アメリカが中東から輸入するガソリンの値段」よりも多くなっていると言って、軽い溜め息をついたことでした。アメリカ人は、サダム・フセインやカダフィのような「野蛮な独裁者」が、石油地帯を押さえているから、アメリカ軍を派遣して、「デモクラシー」を輸出しなくてはならないのだと教え込まれてきた。⇒全文を読む
●日本のマスメディア支配の世界に冠たる構造
疑問の声を耳にしながらも自分では検証しようともせずに、殺人の告発の方を信じてしまうというのは、いわゆる「メディアの警察発表冤罪報道」の鵜呑みと同じで、ほとんど病気なのだが、その病気は、マスメディアの情報独占の下で必然的に生まれる情報操作、最近の流行語で言えば、マインドコントロールの結果に他ならない。⇒全文を読む
長篇連載記事
●連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態 (その10)『ガス室』妄想ネタ本コテンパン(Leichenkeller編)
このような文書の解釈は、あたかも日本の古代史研究で、ごみ焼き場の跡から発見された「木簡」の短い断片的な文章の一部とか、地中から出てきてボロボロの状態の刀剣に刻まれた微かな数文字などの解釈の場合と同様に、慎重かつ厳密になされなければならない。幅広い議論が必要なのは、言うまでもないことである。⇒全文を読む
●連載:本多勝一"噂の真相"同時進行版 (その10)本多勝一流「自己文章改竄癖」軽視のわが反省録
「湾岸戦争から3年/だれが水鳥を殺したか/湾岸戦争報道操作は続いている」の『週刊金曜日』(1994.1.14.)掲載に当たっても、今にして思えば、いささか奇妙な事実があったのである。
(略)
この記事の掲載直後に、当時は結成したばかりの「アジア記者クラブ」の主宰者で、結構きついことを平気で言う菅原秀が、あるパーティの席上、私の顔を覗き込みながら、ニヤリと笑って、つぎのような主旨のことを言ったのである。
「木村さん、『週刊金曜日』に取り上げられてご機嫌のようだけど、あそこは前宣伝とは大違いで普通の週刊誌に比べれば桁外れに原稿料は安いし、本多勝一は酷い奴ですよ」⇒全文を読む
●連載:仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記 (その10) 前回の分裂落選にも懲りずに再分裂の「革新」
私が別の集まりの都合で遅れて、「市民の会」緊急総会に駆け付けた時の、「あの顔、この顔」ったら、もう、まるでまともに正面から見られたものではなかった。市長候補の桜井国俊の彦の顔は、真っ青なだけではなくて、まさに、不眠の夜々だったのであろうか、しおれ切っていた。もう、すべて私が悪いのよ、お気に召さないのなら、いっそのこと殺して頂戴、とでも言いたげな面持ちだった。事務局長の高木一彦の彦の顔は、青いだけではなくて、眉間に縦皺が寄り、不合格通知を受け取ったばかりの受験生もかくやとばかりに、青筋が立って、ひくひく痙攣しているようだった。他の連中も、まるで意気が上がらない。皆が皆、へたっとしていた。
「文化人」の20氏を仲人に立てて、やっとのことで反市長派の統一候補を決定できたというのに、しかも裏では相変わらず、日本共産党の武三地区委員会が「政策協定を結べ」と意気込み、揉め揉めしていたというのに、肝心要の統一候補の「知られざる」前歴の暴露によって、一切合財が崩壊の危機を迎えているのである。⇒全文を読む
●連載:元日本共産党『二重秘密党員』の遺言 (その10) 続:もしやの意見書・党大会へも「ルーマニア問題について」
大沼作人は、前回批判した元赤旗記者の和田とは違って、誠実そうな人柄と見受けたので、少しは期待が持てるのかなと思っていたら、これも前回の意見書で示したように、「国際部長交代。しかし、再び唖然。」と言う状態になった。
呆れていたら、第19回大会決議案に関して、一般党員からの意見を受け付け、『赤旗』評論特集版(パンフレット程度)に載せるというので、早速、以下の文章を送り、これは、そのまま掲載された。⇒全文を読む