※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『亜空間通信』855号(2004/08/18)
【ブッシュが911謀略説を威嚇した国連演説原文入手は3年後の慨嘆久し米市民ヴィデオ出現の秋】
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本日(2004/08/18)は、改めて確認すると、2004年、その夏の8月の半ばを過ぎた8月18日である。
昨日(2004/08/17)、阿修羅戦争58掲示板に、ブッシュが911謀略説を威嚇した国連演説、以後の世界を一変、いや、激変させたと、一般にも位置付けられる911事件に関して、いくつかの投稿が出現した。「風の音にも秋は来ぬめり」と言うが、秋の訪れが近いのである。
911事件が発生したのは、今からもう3年近くも前の2001年9月11日である。本日(2004/08/18)から数えると、3週と1日で9月11日、3周年記念日になる。この3年目という時期にも、意味がある。
歌舞伎18番、仮名手本忠臣蔵の台詞なら、「遅かりし由良介(大石蔵之介)」なのだが、いかに大きな組織であろうと、どれだけの人数がいようと、肝心要の情報の入手ができ、分析できるとは限らない。結局は、あくまでも個人所有の脳細胞の塊が、情報の収集、分析、判断を、せざるを得ないのである。
私は、その意味で、本通信の表題の内の「3年後の慨嘆久し」に、二重、三重の意味を籠める。
第1は、もう3年も経ったかという基本的な感慨である。
第2は、ブッシュが911謀略説を威嚇した国連演説の原文を入手し得たのが、事件の3年後だったことである。
第3は、「米市民ヴィデオ出現の秋」である。昨年は、事件発生から2年目で、昨年秋にも、チェコ人のアマチュア・ヴィデオの出現があった。今度のヴィデオは、それらの多くの映像情報によるアメリカの市民製作のヴィデオの出現である。
以下、第1、第2、第3の順序で、「慨嘆久し」の簡略な問題点を記す。
第1、基本的には、911事件発生から、すでに3年も経過しながら、いまだに、その謀略の全貌の解明、暴露が、決定的にはできていないという、重い、深い、厳しい、辛い感慨である。
私は、911事件の直後、その夜半に準備を開始し、翌日の2001年9月12日の日付で、以下の亜空間通信を発した。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/glo-65.html
『亜空間通信』4号(2001/09/12)
【アメリカへの同時多発「ゲリラ攻撃」をどう見るか】
[中略]
簡単に言うと、極右「偽」イスラエル支持者による謀略の可能性をも疑え、である。
[中略]
犯罪捜査の基本は、事実関係の調査と同時並行する動機探しであり、その犯罪で得をするのは誰かを特定することである。
[中略]
折しも、イスラエルとその最大の支持者アメリカは、南アフリカのダーバンで開かれた人種差別問題の会議から退席したばかり、つまり、国際世論の中での孤立に追い込まれていた。
[後略]
私は、今、3年前のこの通信のわが分析が、基本的に的中していたことを、改めて確認する。
事件の捜査は、推理小説でもあり、一種のゲームの一種でもある。ゲームを囲碁としてみれば、碁盤は、地球儀でもあり、アフリカ・中東を中心とする世界地図でもある。
私は、今から30年前、1974年に、初めての単行本、『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』(鷹書房)を発表した。以来、アフリカ・中東の地図は、その細部に至るまでが、私の脳裏にすぐ浮かぶ仕掛けになっている。
今から12年前の1972年には、その後も蓄積し続けていた情報に基づいて、『湾岸報道に偽りあり』(汐文社)を発表した。いわゆる中東問題は、私の専門領域、いわば、ベテラン刑事が隅々まで知り尽くした縄張りのような町並みなのである。
9・11事件の翌日、2001年9月12日に、私は、このような中東・イスラエル・アラブ・アメリカの関係の長年の知識の蓄積に基づいて、折から発信し始めたばかりの電網(インターネット)速報、『亜空間通信』の4号(2001・9・12)【アメリカへの同時多発「ゲリラ攻撃」をどう見るか】で、「極右「偽」イスラエル支持者による謀略の可能性をも疑え」、と警告したのである。
昨年、2003年の秋、特に9月は、9・11事件の2周年に当たるから、現地のアメリカ発の情報も激増した。その中には、「ヴィデオ録画の解析」があった。
ヴィデオ録画の解析では2機目の飛行物体はミサイルを発射し、腹部には巨大な燃料タンクを抱えていたのである。
この映像を含むヴィデオは、昨年9月、9・11事件の2周年を期して、アメリカでは放映されたのであるが、日本では未公開である。特に強調しておきたいのは、事件発生以後、2年を経て、アマチュア撮影のヴィデオテープが出現したという劇的な展開である。このヴィデオ録画の解析によって、世界貿易センタービルに突入した2機目の飛行物体は、突入の前にミサイルを発射しており、腹部には巨大な燃料タンクを抱えていたという事実が、明白になったのである。
これによって、突入の経過と同時に、2機目の突入の時の方が、派手で濃厚な赤い炎を発した経過が、非常に分かりやすくなった。飛行機のジェット燃料だけで、あれほどの巨大な鮮紅の炎の延焼が広がるというのは、最初からの疑問であった。
このヴィデオの画像の録画の分析に基づくアメリカの市民の手による詳細な研究が、真相解明への決定的な手掛かりを提供してくれたという経過は、事件そのものと同様の極めて劇的な展開なのである。
次には、ドイツの『シュピーゲル』のテレヴィ画像の解析結果が出現した。この解析画面によって、前記のミサイルの発射がさらに明確になり、2機目が突入する寸前に、巡航ミサイルと同じ「鼻」を持つ飛行物体が、壁を突き破り、反対側に「鼻」を突きだしていたことも明白になった。砲弾と同様の固い戦端部分を装備したミサイルだからこそ、ビルに突入し、壁を破壊することができたのである。
実は最初から、ガラス窓が多いにしても、丈夫な鉄筋コンクリートの建物に、基本的にはアルミ製の中空の構造の民間航空機が、壁を突き破って突入できるはずはないという疑問が、沸騰していたのである。過去の実例としては、エンパイヤーステートビルに飛行機が衝突しているが、その時には、建物の内部には突入しておらず、建物の破壊は微少で、飛行機はひしゃげて、真下に落ちたのである。
第2、以上のような問題点、つまり、911事件の自作自演謀略の手掛かりとなるような問題点が、なぜ、これまでに十分な報道、議論の対象とならなかったのか、という疑問に対する答えの一つが、「ブッシュが911謀略説を威嚇した国連演説」なのである。この演説に象徴される威嚇に関して、昨日(2004/08/17)、阿修羅戦争58掲示板に、日本語の訳文への手掛かりが出現したのである。
以下が、その訳文である。
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/final_answer.html
9.11トリック─「テロ」は起きなかった
ファイナル・アンサー「われわれはテロについて真実を語らなくてはならない。9.11攻撃に関するとんでもない謀略説を断じて容認してはならない、それは罪の意識のかけらもないテロリストどもから非難の矛先をそらすための悪質きわまりない嘘なのだ」
─ジョージ・W・ブッシュ(2001年11月10日、国連総会での大統領演説より)
以下が原文である。
We must speak the truth about terror.
Let us never tolerate outrageous conspiracy theories concerning the attacks of September the 11th; malicious lies that attempt to shift the blame awayfrom the terrorists, themselves, away from the guilty.To inflame ethnic hatred is to advance the cause of terror.
第3、このブッシュの演説に関する情報が、阿修羅戦争58掲示板に出てきたのは、「市民ヴィデオ出現」の情報があったからである。
その情報は、以下である。
****************************************************************
★グローバル・ピース・キャンペーン★
OPEN-J BOOMERANG 456【9・11のビデオが すごい】
****************************************************************
■転送・転載・大歓迎■
◆きくちゆみ◆[中略]
先週、アメリカに1週間行ってきた玄さん(パートナー)が、9・11に関する驚くべきドキュメンタリーを入手し、監督とも会ってきました。日本ではもちろん未発表で、アメリカでもまだほとんどの人が知らない作品です。
マイケル・ムーアの『華氏911』が日本でも封切られましたが、内容の衝撃度から言うと、こちらの方が上かも。タイトルは「9・11In Plane Site」。なんと訳したらいいでしょうか。いいアイデアがありましたらDMください。サブタイトルは「9・11は世界を変えた・このビデオは9・11を変える」です。
ペンタゴンに衝突したのが旅客機ではない、というのは、もう既にご存知の方もいるでしょう。このブーメランでも取り上げました。
(バックナンバーVol,423:【真実から見た 虚像】2004・5・07)衝突した場所に開いている穴と、飛行機の大きさが合わないのです(穴が小さすぎる)。この作品はそれに加えて、世界貿易センターに突っ込んだ2機の旅客機も、実際は違うもの(おそらく軍用機)であったこと、機体の下にミサイルのようなものを積んでいること、それがビルに突っ込む直前に発射されて、爆発が起き、その直後に飛行機が突っ込んでいること、などを映像と証言で明らかにしていきます。
この作品の作者は、結論は何もいいません。証拠の映像を何度もいろいろなアングルから繰り返し見せて、あとは見た方がご自分で考え判断してくれ、というスタンス。それだけに、見る側はより注意深く見ざるを得なくなります。
9・11陰謀説は前からありましたが、この作品を見ると、「説」ではなくって、本当に「陰謀」であった、と結論せざるを得なくなるでしょう。
9・11の事件については、まだ本当の犯人はわかっていません。しかしこの映像を見てから、これまで否定してきたアメリカ政府の自作自演説について真剣に考えなおさなくてはならない、と思い始めました。
9・11がアルカイダによるテロでなかったなら、殺されてしまったアフガニスタンやイラクの人々は、いったい何のために人生を途中で奪われたのでしょうか。双方の兵士たちも、何のために戦い、傷つき、死んでいったのでしょうか?悔しくて仕方ありません。
この作品も日本語版を製作して、できるだけ早い時期に公開したいと思っています。数名の翻訳者を募集します。いずれにせよ、9・11前に一度信頼のおけるジャーナリストに声をかけて鑑賞する会を持ちますので、そのときみなさんにもお知らせいたします。このビデオはまだ著作権の問題があり、販売はできませんが、個人で鑑賞する方にはビデオをコピーして送ることは可能です。希望者は件名を「9・11のビデオ」とした上、住所を以下へDMで送ってください。
genm@trust.ocn.ne.jp
上記の「きくちゆみ」と「玄さん(パートナー)」は、旧知である。彼らは、わが911自作自演説の存在を知っていた。しかし、上記のごとく、「アメリカ政府の自作自演説について」、「これまで否定してきた」のである。
実に正直である。しかし、私は、非常に残念である。彼らは、アメリカ政府を批判しつつも、アメリカ人が作ったヴィデオを見るまでは、わが911自作自演説を「否定」していたのである。だが、その「否定」の根拠、論理は、まったく示されていない。おそらく、似非紳士、朝日新聞などの論評に、惑わされていたのである。
まあ、困ったこっちゃが、こんなものであろう。だから、私は、「3年後の慨嘆」を久しくするのである。
以上。