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『亜空間通信』739号(2004/02/25)
【朝日慌て者アエラ田岡俊次「米軍の誤射」疑惑を週刊新潮「モノ笑い」で双方が真相解明の邪魔者】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
目下、超多忙中ゆえ、実物の検証が少し遅れたが、朝日新聞社発行の『アエラ』(2003.12.15)と新潮社発行の『週刊新潮』(2003.12.18)を、図書館から借りだしてきた。
目当ての記事の内容の概略は、既報、阿修羅戦争掲示板への投稿で、ほぼ分かっていた。『アエラ』の記事は「外交官2人殺害で残る謎/「米軍の誤射」疑惑検証」、『週刊新潮』の記事は、「朝日の「米軍誤射」説はモノ笑いのタネ」、である。
一方は御存じ似非紳士の大新聞社、一方は老舗の大出版社、いずれ劣らぬ商業メディアの商売で、どちらかと言えば、「右」を食い物にする新潮社よりも、「左」を食い物にする朝日の方が「利権メディア」の度が強い。利権の最たるものは、傘下の電波メディアの免許である。
この双方の泥仕合は、どうでも良いのだが、なぜ今、実物を検証するのかと言うと、わが木村書店発行の緊急出版、『外交官惨殺事件の真相と背景』の普及に、大いに関係があるからである。この双方の商業メディアの商売の薄汚い泥仕合、下品な揚げ足取りが、真相解明の妨げになるのである。
以下は、わが今回の動機、外交官殺害米軍誤射説を国会で取り上げた民主党参議院議員「若林ひでき」の電網宝庫、「日々の雑記帖」の記載である。以下の抜粋は上から日付の順に整理し直した。
---------- 引用ここから ----------
http://wakahide.com/
http://wakahide.com/cgi-bin/zakkityou/2004年2月6日(金)「日本人外交官襲撃は米軍の誤射か」
昨日、時間は短かったが、イラク支援特別委員会において総理等に質問する機会があった。詳細な内容は後に掲載する「国会質問会議録」を参照願いたい。委員会の中で私は「日本人外交官殺害の謎」を中心に質問し、殺害は「テロリストによる襲撃」ではなく「米軍の誤射」の可能性を示唆した。質問に集中していた私でも、あまりの内容の衝撃度に場内はざわめきだった感じがした。
この分野の専門家でない素人が仮説をたて、推論を展開していくことに戸惑いはあった。しかしこの2ヶ月間、真相解明は全くなされず、むしろ疑惑は深まるばかりであり、国会審議を通じて明らかにするしかないと思ったのである。質問終了後、早速ジャーナリスト等から私の質問を評価する問い合わせがあった。もしこの推論が本当であれば小泉政権は崩壊し、一時的には日米関係に影響しかねない。それだけにマスコミはその取り上げ方に慎重だ。
私の推論はこの2ヶ月状況証拠をつなぎ合わせ、考えに考え抜いたものであり、可能性は高いと思う。しかし願わくば日本政府は早急に真相を解明し、私の推論を否定して欲しいと思っている。
2004年2月9日(月)「マスメディアの良識に期待」
本日午後のイラク特別委員会にて小泉総理他三大臣をまじえ最後の総括質疑が行われる。私も再度質問することになっているが、残念ながら与党多数の力により「自衛隊のイラク派遣」は承認されそうな見込みである。
前回の私の質疑内容に関し、通信社系や英字新聞を除いて全国紙やテレビの報道は全くなかった。内容の重要度からマスメディアが慎重になることはある程度想定していたが、むしろ意図して報道しなかったのではないかと「ひがみ」さえ感じた報道振りであった。例えば日本を代表するA新聞は、質疑の主なやり取りを紹介した囲み記事で何故か私だけを除外し、他の8人全議員の質疑内容を記載していた。
いずれにせよマスメディアはこの問題についてあまり熱心ではないような気がする。外交官殺害の真相解明は自衛隊派遣の前提となる「非戦闘地域」かどうかの判断にもつながり、万が一自衛隊が襲われた時の貴重な情報になるはずである。そのことをなおざりにした自衛隊派遣は後で禍根を残すことになろう。この雑記帖を読んでいるマスメディアの皆さんの良識に期待しています。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
ああ、何と、何と、お堅い国会議員さんよ、マスメディアの皆さん」の「良識に期待」する愚衆並みの救いがたい無知蒙昧は、この水商売の業界に関してのド素人のことだから、この際、置くとして、上記の「日本を代表するA新聞」は、間違いなしに、わが呼称「似非紳士」の朝日新聞のことである。
これまた、仕方なしに、記事の実物の複写を確保した。
日付は2004.02.06.、該当記事の全体の面積は、縦24センチ、横10センチ、240平方センチもあり、縦7段組み、主たる見出しは、「焦点採録」「イラク支援参院特別委」5日、である。中見出しもあり、記事の書き出しは、「自衛隊のイラク派遣に関する国会承認案を審議する5日の参院イラク復興支援・有事法制特別委員会の主なやりとりは次の通り」となっている。
全部で縦11文字の70行分の紙面の内、林秀樹議員の質問に関しては、何と、何と、最期に、わざわざ、◇ で区切って差別を露わにし、たったの2行だけ、「このほか若林秀樹議員が質問した」とあるのみなのである。
こりゃあ、何とも、惨いよな、酷すぎるじゃあ、ござんせんか、となる。
なぜか、なぜか、上品ぶった似非紳士、朝日新聞が、なぜ、このような惨い仕打ちをしたのか。それは、何と、何と、世間常識とはまったく逆の現象であり、若林秀樹議員が、朝日社発行の『アエラ』(2003.12.15)の記事、「外交官2人殺害で残る謎/「米軍の誤射」疑惑検証に基づく質問をしていたからに他ならないのである。
以下は、その該当部分のみの抜粋である。
---------- 引用ここから ----------
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0205/main.html
第3号 平成16年2月5日○委員長(清水達雄君) 関連質疑を許します。若林秀樹君。
○若林秀樹君 民主党の若林でございます。
[中略]
三枚目(車の写真)を見ていただきたいんですけれども、これは前からの写真でありまして、二か所の銃弾の跡があります。つまり、高いところからこれを撃っていると。で、ボンネットの先端に撃ち、ウインドーの真ん中に撃ちということは、これは、前から撃ったのにもかかわらず人をねらっていない撃ち方であります。何らかのルールにのっとって撃ったかのように思われる。テロがあえて前へ出てきて人をねらわずにこういう撃ち方をするということはなかなか考えにくいということであります。
私が意味していることはお分かりでしょうか。
つまり、総合しますと、これは、私はこういう推論をするのは好きじゃないんですけれども、政府から何も出てこないものですから、いろいろ自分が考えた結果ですけれども、奥大使が乗った車は十時ぐらいにバグダッドを出たと。その前に、車列を組んでアメリカのCPAの出席する幹部が出ていっているわけです。
私が見たイラクでの防御の仕方は、車ですと前後が装甲車の、あの機関銃が付いています、何か物を移動するときですね。人の場合は比較的、ジープ型というんですか、いわゆるハンビー型のやつで前後を重機関銃で乗っけて移動する。これはやはり百キロ以上走れませんから、奥さんの車は恐らく百十キロぐらいで飛ばしていたと思うんですよね。
これは、何らかの間違いで近づいていって、気が付いたら米軍の車列があった、奥さんの車はブレーキを掛けたけれども何らかの威嚇射撃を受けたんではないかというのが想定です。そのときに奥さんは、このCPAの乗っている人を知っているはずなんです、一緒に働いていましたから。恐らく、違うよ違うよ、おれだよと言っても、向こうから見れば不審者なんです。横に出ていって説明しようとしたときに、威嚇、さっき言った、手順を踏んでいますから、その後に撃たれた可能性が私は残念ながらあるんではないか、それで最後にわだちが付いてブレーキを掛けずに横側に出ていったというのが、いろいろテレビで報道されている可能性が私はあるんじゃないかなというふうに思いますので、私は、これはあくまで推論ではありますけれども、いろんな状況調査をすべて自分なりの、これまでいろんな経験を踏まえると、その可能性は否定できないんではないでしょうか。
政府も、誤射の否定もしていませんしテロの否定もしていません。すべての可能性も含めての今の調査中だと思いますが、私は、二か月間いろんなことを考えながら、可能性の一つとしてそのことを今日この場で申し上げておきたいと思います。
[中略]
申し上げたかったのは、米軍から見れば、もし仮に本当にそうだとしたら、必ずしもそれは誤射ではないのかもしれません。交戦規定にのっとって、手順を踏んで、警告をしてやったのかもしれません。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
このように、ほぼ完全に、朝日社発行の『アエラ』(2003.12.15)の記事、「外交官2人殺害で残る謎/「米軍の誤射」疑惑検証に基づく質問と、それへの政府側委員の答弁が、いとも簡単に、当の朝日新聞社の「本紙」では、わざわざ、◇ で区切って差別を露わにし、たったの2行だけ、「このほか若林秀樹議員が質問した」となってしまった理由は、最早、論ずるまでもない。
『週刊新潮』の記事、「朝日の「米軍誤射」説はモノ笑いのタネ」、この必殺の揚げ足取りが、誇り高いのだか、世俗の埃にまみれたのだか、「天下の朝日新聞社」の政治部の国会記者はもとより、偉っそうなデスクとか、編集長とかの、弱腰を、したたか蹴飛ばし、踏み倒し、這いつくばらせたからに、他ならないのである。
結果は、この重大事態の真相解明の棚上げ、「臭いものに蓋」である。これが商業メディア、利権メディアの正体なのである。
なお、アエラのスタッフライターとかの肩書きの田岡俊次は、元防衛庁の記者クラブ下っ端記者だったのだが、湾岸戦争で急浮上し、松本サリン事件では、私の目の前で、「北朝鮮工作員が引き揚げる際に毒ガスを始末した」という説を、興奮して早口で、まさに、口角泡を飛ばして、しゃべりまくった。
確か、そういう記事も書いて、この時は本当に「モノ笑いのタネ」になり、しばらく身を潜め、またぞろ、ユーゴ戦争で古ネタをほじくり返して、復帰していた。呆れた大記者、本蛇蝎一と良い勝負である。いずれ、わが近く出版予定、『朝日新聞似非紳士淑女録』のはじっこの方に、詳しい顛末を記す予定である。メディア業界では「朝日一家」という。やくざ「そこ退け」の組意識の強い連中なのである。
邪魔だ、失せろ!この、この、両外道、商業メディア!
以上。