『亜空間通信』713号(2003/12/26) 阿修羅投稿を再録

「日本はイラク復興活動の国連管理を主張せよ!」ゼッケン着用12/27午前11時~吉祥寺駅前演説

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『亜空間通信』713号(2003/12/26)
【「日本はイラク復興活動の国連管理を主張せよ!」ゼッケン着用12/27午前11時~吉祥寺駅前演説】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 わが地元、武蔵野市の市議会議員発「まぐまぐ」配信情報にて、以下の集会、ウオーク、リレートークの予定を知った。

---------- 引用ここから ----------
◇◆◇◆イラク派兵反対ピースウォーク!◇◆◇◆
 ★日時;12月27日(土)午後1時30分集合
 ★集合場所:井の頭公園内野外ステージ脇
 ★内容:2時ピースウオーク出発
     公会堂横~大塚家具を左折~
     商工会館を左折~井の頭公園管理事務所脇で解散
   その後、吉祥寺駅北口にて3時15分より約1時間リレートーク。
 ★呼びかけ団体:「イラク・ピース・キャンペーン
 *メッセージボード、プラカード、楽器、仮装など、平和への願い・思いを示すグッズをできるだけご用意下さい。
---------- 引用ここまで ----------

 私は、どうせ行くなら、事前に、単1乾電池10本使用、巨大ラジカセ(愛称・ドラム缶)を手押し車で、ひと駅離れた吉祥寺駅北口前広場までで持って行き、午前11時ごろから独自の演説、約2時間、その後、井の頭公園の集会に参加し、別途、各方面にお知らせした来春1月30日の天木直人(前レバノン大使)の講演会と、携帯組み立て木村書店で、私の本、『9.11事件の真相と背景』『イラク「戦争」は何だったのか?』を並べて宣伝、展示即売し、リレートークとやらは3分程度に制限されるが、ともかく、一席ぶち、その間ずっと、独自の段ボール製ゼッケンを、上半身の前後に着用し続けることにした。

「段ボール製」というのはゼッケンの土台のことで、その上に、白い紙を貼り、さらに、その上に、パソコン製作の彩り豊かな文字を並べて貼り、枠を描くものであって、かつての全共闘時代の大学の薄汚い「タテカン」こと、「立て看板」の非芸術性が恥ずかしくなって、あの世代の悪餓鬼どもが恐れ入るような、見事なゼッケンなのである。

 前にも後ろにも、「日本はイラク復興活動の国連管理を主張せよ!」と、彩り豊かにマジックの青の枠で囲んで、読みやすく書いた。

 署名は前後に、「インターネット『憎まれ愚痴』編集長・木村愛二と大書し、その他、奥大使殺人事件の論評も書き加えた。

 1つは、「新聞・放送は嘘ばっかり」「奥大使の左頭部には5発の銃弾(週刊ポスト)」

 もう1つは、以下である。

 国連の重要性を主張していた奥大使らを惨殺し、日本政府に「国連外交」などと言わせぬため、見せしめとして晒したのは、アメリカ・イスラエルの傭兵、「暗殺軍団」である。

 なお、この行動の前段には、武蔵野市議会で多数決で採択された以下の「曖昧模糊」決議がある。

---------- 引用ここから ----------
http://www.city.musashino.tokyo.jp/assembly/6.kekka/ikenn/15_ikenn.html#gi1520
イラク復興支援に関する意見書

 政府は、イラク復興支援特別措置法に基づき、陸、海、空、合わせて1,100人規模の自衛隊を派遣する基本計画を12月9日の臨時閣議で正式決定し、航空自衛隊については年内にも先遣隊を派遣すると報道されています。

 すでにイラクには、アメリカ、イギリスを含め40カ国近い国が軍隊を派遣し、復興支援の任にあたっていますが、本年5月のブッシュ米大統領の戦闘終結宣言後もテロにより米軍の死者はふえ続けています。また、テロの標的も国連や他の支援国ばかりでなく、非軍事施設や民間人などのソフトターゲットに照準を移している感もあり、無差別テロの様相が強まっています。

 こうした中、先月29日、イラクの復興支援に全精力を傾け奔走していた2人の日本人外交官が銃撃を受けて殉職するという痛ましい事件が発生しました。イラク復興支援にあたり、テロ攻撃への対応策が大きな課題とされていただけに、恐れていた事態が現実のものとなり残念でなりません。

 この事件を契機に、自衛隊派遣について様々な議論が行われていますが、我が国にはテロに屈することなく、イラクの復興支援、人道支援に積極的に取組み、国際責任を果たしていくことが求められています。

 国連安全保障理事会が12月1日に出した報告書では「イラクが国際テロ組織アルカーイダにとって理想の戦場と化した」「アルカーイダは生物化学兵器の使用を検討している」との指摘もありましたが、イラクがもし本当にテロリストの手に落ちれば、イラクは国際的テロ活動の中心拠点となり、自由国際社会は重大な脅威にさらされます。国際社会の平和と安定が失われれば、貿易立国であり中東の原油に依存する我が国経済が存亡の危機に立たされるのみならず、そのことがさらに世界経済に与える影響も重大です。テロリストの手にイラクを渡すわけには絶対にいかず、今こそ国際社会が一致結束して対応することが不可欠なのです。

 フセインの暴政から脱してようやく自由を得た大多数のイラク国民は、自由で民主的な国家の建設を望んでいると報じられています。そのイラク国民の復興努力を支援し、イラクに平和と民主主義を定着させる国際協調行動の一翼を担うことは、日本とアメリカとの関係はもとより、平和な中東によって大きな恩恵を受ける我が国の、そして国際社会の一員たる日本としての重大な責務でもあると考えます。

 自衛隊のイラク派遣は困難で危険な任務となることが予想されます。テロリストの攻撃はどこにでもあり得るし、現地で自衛隊の部隊だけが攻撃対象にならないとは言えません。イラクに赴く自衛官に対して心から感謝と敬意を表しつつ、任務達成と無事帰還を切に願うものです。

 よって武蔵野市議会は、貴職に対し、武器使用基準等の見直しや自衛隊法等の改正を行うなど、自衛隊員並びに大使館員等の安全確保に万全を期すとともに、国民への説明責任を果すための努力をさらに重ね、現地の状況を慎重に見極めた上でイラク復興支援に参加するよう求めます。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。

平成15年12月17日

武蔵野市議会議長 田 中 節 男

内閣総理大臣、内閣官房長官
外務大臣、防衛庁長官あて

---------- 引用ここまで ----------

 この決議、意見書に関する「野党」側の議員の説明が、また、実に面白い。

---------- 引用ここから ----------
私の所属する、民主・市民ネットからは、
自衛隊派兵反対の意見書を提出し、
共産党、市民の党、無会派の二名の賛同を得られましたが、
残念ながら、多数決で否決となってしまいました。
---------- 引用ここまで ----------

 上記の「意見書」に、「共産党、市民の党、無会派の二名」が賛成せず、共同提案者に加わらず、別途の意見書を出した理由の主たる問題点は、上記の決議に、「テロ」とか「テロリスト」とかがあることだったと言う。

 これがまた面白い。私は、早速、その民主党の議員に、911事件直後に、日本共産党が、武蔵野市などの地方議会で「同時多発テロ糾弾決議」の音頭取りをした経過を指摘し、「なんで共産党は、テロリスト撃滅のために武装自衛隊を派遣せよと要求しないのかね」と冗談口を叩いて置いた。

 その件は、以下を参照されたい。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/akuukan-01-11-107.html
『亜空間通信』107号(2001/11/21)
【テロ糾弾でないと「平和的解決を求める決議」を糾弾した唖然痴呆議会野党】

 右顧左眄、「良い子」振りっ子、票稼ぎ、議席維持、公金横領、もう、いい加減にせんか!

 以上。


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