1996年11月祭研究発表

「わたしたちのまちの外国人労働者」


はじめに

 「外国人労働者ってなんだろう、私たちが関われることってどんなことだろう」こんな所から今回の研究発表はスタートしました。

 しかし、外国人労働者問題といっても、外国から日本に来た労働者が日々暮らしていくなかで起こる問題なわけで、 はい、これとあれ、という具合に分類などできるものでは決してなく、範囲は限りなく広いわけです。そこで、私たちはテーマを特に「外国人の医療」にしぼって調べることにしました。さらに、身近な問題としてとらえようと思い、京都における外国人の医療に焦点をあて、なるべく足を使って調べようということになりました。しかし、実際に市役所、国際交流協会、京都第一赤十字病院などに足を運ぶにつれ、やはり話は広がりをみせていき、気がついて見れば、外国人の抱える問題一般というようなことになっていました。このパンフレットは、従って、少し内容的にばらついたものになってしまっています。が、これを読んで、少しでも外国人労働者問題に興味を持っていただければ幸いです。

Contents

  1. 外国人が行く病院では... 〜京都第一赤十字病院
  2. 外国人と行政 〜京都市国際化推進室
  3. 京都での外国人の窓口 〜京都市国際交流協会
  4. 国境を越える労働者 〜その歴史と背景
  5. 権利を求めて活動する外国人 〜KAMPI

 

"We dream of society where families are not broken up

by urgent need for survival...

We dream and will actively work for a homeland

where there is opportunity for everyone

to live a decent and humane life...

Is this too much to ask for?"

(KAMPIのティトさんから)

 

 

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