■アメリカの対イスラエル援助を即時停止するよう求めるオンライン署名が開始されました。イスラエル国内で先進的な反占領闘争を闘っている「グッシュ・シャロム」のHPに掲載されました。8月1日に立ち上げられたものです。
私たちは、アメリカがイスラエルに供与した武器による民間人殺傷が、アメリカ国内で政治問題化しはじめていることを、「反占領・平和レポートNo.21」で報告しました。「グッシュ・シャロム」もその動きに注目して、この署名を掲載したものと思います。イスラエル平和運動に対するアメリカ人の支援者と全世界の支援者に呼びかけています。
私たちも、できうる限り広めて連帯していきたいと思います。趣意説明文を以下に翻訳しました。皆さんも、ぜひ署名して下さい。そして、できるかぎり多くの人に知らせ、呼びかけて下さい。
2002年8月4日(8月22日訂正)
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局
*お詫びと訂正
「アメリカの対イスラエル援助停止を求めるオンライン署名」について、私たちはグッシュシャロムのHPに掲載されていたため、同団体が開始したものとして紹介しました(8月4日付)が、stop-us-aid-to-israel
(http://www.stop-us-aid-to-israel.org/)という組織が進めているものとわかりました。ここにお詫びとともに訂正させて頂きます。(該当する本文の記述も訂正しました)
2002年8月22日
<趣意文翻訳>
イスラエルに対するアメリカの援助を止めろ
ジョージ・W・ブッシュ大統領およびアメリカ合衆国議会へ
私たち署名者は、イスラエル政府によるパレスチナ人に対する人権侵害に、イスラエル軍と植民者によるパレスチナの領土の持続する軍事占領と植民地化に、パレスチナ人の家や街や都市の破壊とそこからの住民の強制的な追い立てに、身の毛もよだつほどの恐ろしさを感じます。私たちは、最近のイスラエルの市民に対する攻撃を受け入れられないもの、嫌悪すべきものと考えます。しかし、それは、パレスチナ人の人権を無効にするはずはありませんし、人権が無効になるということはありません。
私たちは、アメリカ合衆国の税金が、イスラエルヘの合衆国の援助という形で、パレスチナ人に対するイスラエルの抑圧的政策を資金的に支えるために使われていることを、強く非難すべきものと考えます。この援助は、イスラエルの不法な占領を持続させ、イスラエルがパレスチナ人の人権を侵害し続ける手段を提供しているだけでなく、合衆国「武器輸出管理法」に違反しています。この法律は、国際的に認められた人権基準を絶えず侵害している国に軍事援助を提供することと武器を売ることを、大統領に禁止しています。私たちは、イスラエルが国連の権威を尊重し国際法の諸規定を遵守するまで、イスラエルに対する合衆国のすべての援助の即時停止を要求します。私たちは、特に次のことを要求します。
1.イスラエルは、国連決議242を遵守すること。この決議は、戦争による領土獲得は認められないことを明記している。また、占領地からのイスラエル軍の撤退を要求している。
2.イスラエルは、「国連反拷問委員会2001報告」を遵守すること。この報告は、イスラエルが拷問を用いることを止めるよう勧告している。
3.イスラエルは、第4ジュネーブ条約を遵守し、占領地において新たな入植地の建設を止め現存する入植地を撤去すること。(「占領権力は、自国の民間人口の一部を占領している領土へ追放または移送してはならない。」第49条、第6項。)
4.イスラエルは、難民の権利を尊重する国連決議194の有効性を原則として認めること。また、難民は以前居住していた土地への帰還を認められるかまたは損失に対して補償を受けるべきである、ということを認めること。それは、パレスチナ人とイスラエル人による相互交渉で合意されて実施される。
敬具
署名者一同
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