去る4月25日、亀戸エルナード・コミュニティーホールにおいて、
「ノーモア南京の会」第1回の総会を行いました。
まず会の代表の田中宏さんの講演、
「南京大虐殺、前後左右」があり、
続いて事務局から今までの活動報告をしました。
97年5月29日に、発足の会をおこなって以来約1年間に、
8月の中国・南京での「南京大虐殺60年国際シンポジウム」への参加、
10月の「南京大虐殺情報ホットライン」の開設、
12月、東京での
「南京大虐殺60年東京国際シンポジウム」
の主催団体の1つとしての取り組み、
そして、そのシンポジウムの一部として「追悼提灯デモ」を実施しました。
また連続講座として、
6月23日に第1回「東史郎さんのお話をじっくり聞く会」、
10月1日に第2回「永富博道さんの戦争証言」をおこないました。
その他に、「情報ホットライン」のために、
中国帰還者連絡会の富永正三さんを講師にお招きし学習会をおこないました。
引き続き活動方針案が提起され、参加者から意見も出され、議論し、 以下の5つのことを中心に活動を進めていくことが確認されました。
1)東史郎さんの「南京・戦争裁判」支援
南京大虐殺・まぼろし派と闘う東史郎さんの裁判を支援する。
(裁判の傍聴活動;弁護団調査活動への協力;
東史郎さんの講演会の設定・協力)
2)調査、研究活動
「ノーモア南京の会」として南京大虐殺の調査研究活動を行っていく。
被害者の怒り、悲しみを知るという観点から。
(『報道に見る南京1937』の改訂版を作成する、
特に海外の報道の資料を充実させる;加害の証言・聞き取り調査を行う、
「南京大虐殺情報ホットライン」で寄せられた情報の聞き取りを継続して行う;
文献調査、南京大虐殺関係の文献リストの作成、
関係文献の収集、文献による調査)
3)学習会活動
連続講座を行う(南京大虐殺に限らず、731部隊、
三光作戦などに参加した人たちの話を聞く)。
学習会を行う(会員が講師となり、学習を重ねていく)。
4)中国の人々との交流
留学生との交流(多くの留学生が日本で、研究・学習しているので、
特に日中関係の研究の発表、討論、情報の交換を行う。
また他の分野の留学生との交流も行い中国の人たちの考えを知る)
南京市民との交流
(南京大虐殺の被害者の人々の話を聞く機会を積極的に企画する)。
国際的交流(日本、中国に限らず、アメリカ、香港、台湾、
アジアの人々と交流・連携し「ノーモア南京」の活動を広めていく)。
5)国内での広報活動
「ノーモア南京大虐殺」を広めていく活動を行う。特に若い人に広める。
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