『死の影の谷間から』出版記念・連続講演会のお知らせ
あなたの知らないアメリカ-Unknown Land, America
死刑囚監房の黒人ジャーナリスト・ムミアをめぐって
以下の講演会はすべて終了しています
2001年4月、アメリカの死刑囚ジャーナリスト、ムミア・アブ=ジャマール氏の著書が、初の邦訳として刊行されました(『死の影の谷間から』現代人文社刊)。
本書は、アメリカの「世界をリードする民主国家」という虚像とはうらはらに存在する、「死刑大国」「監獄大国」「人種差別大国」としての姿を、鋭く描き出しています。
今回、本書の出版を記念し、そこに描き出されている、こうしたアメリカの知られざる側面を、司法制度、ジャーナリズム、社会構造や文化などの様々な側面から照らし出していく連続講演会を企画いたしました。
アメリカ、死刑や監獄、人種問題などに関心のある、みなさまのご参加をお待ちしています。
全5回連続講演会日程および内容
時間・場所・参加費などについては、末尾をご参照下さい。- 第1回 6月2日(土)
- 「死刑囚監房の黒人ジャーナリスト・ムミアとは誰か?」
- 講師:今井恭平(ジャーナリスト 『死の影の谷間から』訳者)
- 日本社会におけるマイノリティの差別・死刑の問題などについて関心があり、雑誌やホームページ上に執筆多数。
- 講師:今井恭平(ジャーナリスト 『死の影の谷間から』訳者)
- 第2回 7月7日(土)
- 「日米刑務所事情」
- 講師:坂本敏夫(作家/元刑務官)
- 著書として『死刑執行人の記録』(光人社)、『元刑務官が語る刑務所』(三一書房)などがある。
- 刑務官として20年以上のキャリアをもつ。
- 講師:坂本敏夫(作家/元刑務官)
- 第3回 8月4日(土)
- 「アメリカの死刑最前線」
- 講師:指宿 信(鹿児島大学法文学部教授)
- アメリカでの研究経験もあり、同国の刑事司法制度に詳しい。法学専門誌ばかりでなく一般誌にも執筆し、わかりやすい解説には定評がある。
- 講師:指宿 信(鹿児島大学法文学部教授)
- 第4回 9月1日(土)
- 「アメリカのマイノリティたち」
- 講師:中澤まゆみ(ジャーナリスト)
- アジア系アメリカ人に関する取材を続け、98年には「ユリ−日系二世NYハーレムに生きる」(文芸春秋)を出版。アメリカ社会のマイノリティ問題などに詳しい。
- 講師:中澤まゆみ(ジャーナリスト)
- 第5回 10月6日(土)
- ビデオ上映会
- ムミア事件、およびアメリカにおける死刑制度に関連したビデオを上映。ムミア支援運動と裁判の動向の最新事情も解説。
また、講演タイトルは仮題であり、変更される場合があります。
- 資料代・参加費:1回につき500円
- 場所:アムネスティ・インターナショナル日本東京事務所
JR高田馬場・早稲田口下車徒歩8分地図 - 主催:アムネスティ・インターナショナル日本149(YOMOYAMA)グループ
- ムミアの死刑執行停止を求める市民の会
- 協賛:現代人文社
- 問い合わせ先
- E-mail: yomoyama149@hotmail.com
- TEL: 03-5379-0307/FAX:-5388(桑山宛)
- なお、お問い合わせは、なるべくメールでお願いします。
- TEL: 03-5379-0307/FAX:-5388(桑山宛)
アムネスティ・インターナショナルとはどんな団体か
アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)とは、1961年に創立された、一般市民が人的・経済的に支えている、不偏不党の国際的人権擁護団体です。思想・信条や宗教等のみを理由としてとらわれている、世界中の「良心の囚人」の釈放を求め、また死刑や拷問の廃止を求める活動をおこなっています。本部はロンドンにあり、世界約160ヶ国に100万人以上の会員がいます。1970年に設立された日本支部では、約8000人が手紙を書くことを通じて活動しています。
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アムネスティ・インターナショナル日本 東京事務所
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