ムミア支援コンサート
ゴスペルとムミア作品朗読
ゴスペル出演:SOJ
- 日時
- 2001年11月10日(土)
- 18:00開場 18:30開演
コンサート予約はここをクリック
ムミアが冤罪で逮捕されてから、今年(2001年)の12月9日でまる20年が経過します。その間、ムミアは一貫して無実を主張し、それを実証する新たな証拠も数多く発見されてきました。にもかかわらず、州と連邦の司法当局は、いまだに公正な裁判を受ける機会を彼に与えようとしていません。
再審を求める彼の要求は、ペンシルベニア州最高裁で2度にわたって却下され、現在、連邦地裁への再審請求手続きが遅々としてすすまない状況にあります。さらに、アーノルド・ビバリーの自供など、決定的な新証拠を調べることすら、連邦地裁は拒否しています。
獄中にあっても、アメリカの不正義を告発しつづけてきた先鋭なジャーナリスト、ムミア・アブ=ジャマールの生命を救うことは、世界中の声なき人々の声に力を与えるものです。
ムミアの死刑執行停止を求める市民の会は、95年7月から、ムミア支援のためのささやかな活動をつづけています。アムネスティ・インターナショナル日本をはじめ、国民救援会など、彼の支援を表明している団体などもじょじょに増えてきました。
今回、アムネスティの中でも、もっとも熱心にムミア支援をつづけてきたYOMOYAMA(149)グループとの共催で、SOJのゴスペルコンサートを行うことになりました。
コンサートは、ゴスペルと、ムミアの作品の朗読のコラボレーションになる予定です。また、市民の会の代表で、ムミアの著書『死の影の谷間から』の翻訳者であり、「死刑囚監房のジャーナリスト ムミア・アブ=ジャマール」で週刊金曜日ルポルタージュ大賞を受賞したジャーナリストの今井恭平氏が、ムミアについての解説を行います。
9月11日のアメリカ合州国中枢部への「テロ」攻撃によって、多くの人命が失われ、さらにブッシュ政権の「報復」を口実とした暴力による支配の政治=戦争 へと突入しました。こうした中で、抑圧された人たちの側につねに身をおきつづけているムミアの作品にふれ、抑圧された人々の芸術であるゴスペルに耳を傾けることが、平和を願う人たちの気持ちを結びあわせてくれることを祈らずにいられません。ぜひ、多くの方たちのご参加をお願いいたします。