緊急抗議声明

他団体・個人などの抗議声明リンク

　12月6日、弁護士の安田好弘さんが、「強制執行妨害」という名目で逮捕されました。
　マスコミは、麻原彰晃被告の主任弁護人逮捕、とセンセーショナルに書き立て、警察発表に安易によりかかり、あたかも安田弁護士が不法行為を教唆し、その見返りに不当な報酬を得ていたかのようなフレームアップを垂れ流しています。

• 麻原弁護団、安田弁護士の所属する港合同法律事務所がただちに声明を発表して明らかにしたように、安田弁護士は、顧問をしていた企業に対する正常でまったく違法性のない経営指導をおこなっただけであり、違法行為はいっさい存在しません。
• また、任意での事情聴取にも応じており、罪証隠滅や逃亡などのおそれがまったくなく、百歩譲って刑事告発の要件があったと仮定しても、逮捕の必要性は存在しません。この逮捕は、明らかに刑事訴訟法に違反するまったく不当なものです。
• マスコミ報道を見ても、彼の行為に不法性は見いだすことはできません。にもかかわらず、マスコミは正当な業務の報酬として受け取った金員を、あたかも不法行為の見返りであるかのように憶測させる記事を書き、しかもそれを断定はせずに、警察の観測であるから、として誤報が明らかになった際の逃げまでうっておく卑劣なやり方をつづけています。12月9日朝刊の朝日新聞社説は、その中でももっとも悪質です。
• このフレームアップは、麻原裁判に対する弁護団バッシングと軌を一にしたものであり、刑事弁護の原則を守った弁護団活動を禁圧し、検察の意のままに裁判と世論を誘導しようとするきわめて政治的な弾圧です。
• さらに、国連からの死刑廃止勧告を何度も無視し、今回も国連規約人権委員会による審査と死刑廃止に向けた厳しい勧告を受けた直後の11月19日に死刑を執行した日本政府が、死刑廃止運動を禁圧することをもくろんで、死刑廃止運動のリーダーである安田氏にフレームアップのターゲットをしぼったことも、一連のフレームアップ報道自身が自白しているところです。
• 私たちは、安田弁護士に対する違法・不当な逮捕とマスコミ・警察一体となったデマ宣伝を、人権を擁護する人々全体への挑戦ととらえて、最後までたたっていく所存です。

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  関連リンク

  • アムネスティ・インターナショナルが憂慮を表明

    アムネスティ日本支部のホームページです。ここから国際ニュースの項目を見てください。

  • 監獄人権センターが抗議声明

    12月14日、監獄人権センター事務局も、安田弁護士逮捕に抗議する声明を発表した。

  • 12月9日づけ朝日新聞社説への公開質問状

    書評本屋『厳選館』のホームページから。

    このページは、12/16集会の基調その他の資料をはじめ、安田弁護士不当逮捕問題については、もっとも充実した資料がそろっています。必見サイト

  • 死刑廃止議員連盟有志の声明

    12月15日、死刑廃止議員連盟の有志が声明を発表。16日の安田弁護士不当逮捕抗議集会で、福島瑞穂参院議員がこれを朗読した。

  • 盗聴法成立阻止ネットワーカー連絡会が抗議声明

    12月16日、JCA（市民コンピュータコミュニケーション研究会）の反盗聴法プロジェクトである、盗聴法成立阻止ネットワーカー連絡会が安田弁護士逮捕に抗議する声明を発表した。

  • 浅野健一氏が抗議声明を発表

    同志社大学（新聞学）教授、もと共同通信記者で「犯罪報道の報道」などメディア改革についての多くの著書のある浅野健一氏が安田弁護士逮捕とマスメディアのフレームアップ報道に抗議を表明。

  • 安田弁護士不当逮捕抗議集会

    12月16日、霞ヶ関の弁護士会館で、緊急集会がもたれる。
    ぜひ、おおぜいのご参加を！

  • 組織的犯罪対策法に反対する全国弁護士ネットが抗議

    同ネット事務局が、抗議声明と、12月16日の集会参加を訴える声明を発表。

  • ついに牙をむいた『中坊公平型』ファシズム

    キツネ目の男こと宮崎学氏が緊急声明。

  • 緊急アッピール/安田弁護士の不当逮捕に抗議する！

    将門 SHOMON WEB に掲載された抗議声明。ここからは、安田弁護士逮捕に抗議する各団体等の抗議声明への関連リンクがつくられています。

  ムミアの死刑執行停止を求める市民の会ホームページへ