無実のゴビンダさんを支える会

Justice for Govinda Innocence Advocacy Group

The wise eye penetrates the truth

HOME PAGE

最新情報

「東電OL殺人事件」の概要

裁判の経緯

再審について

支える会の活動報告

ゴビンダ通信

面会日誌

裁判資料

冤罪リンク

メールアドレス

ベビーパウダーで汗疹対策  2008年8月7日

 8月7日(木)午後2時の横浜刑務所は、猛暑のせいか来訪者も少なく、すぐ面会室に通されました。
「こんな暑い時間に、ここまで来るの大変だったでしょ。日傘とかさしてきた?」
 まずは、こちらを気遣ってくれるゴビンダさんに、
「大丈夫。あえて一日で一番暑そうな時間帯を選んで来たんだから。そのほうがゴビンダさん、嬉しいかと思って」と笑うと、
「ほんと、面会室に来たときだけ、少しの間でも涼しい思いができて、ほっとします」とうなづき、「工場には扇風機があるけど、自分の部屋にはまったく風が入らないので、いつも汗びっしょりです。今年も体のあちこちに汗疹が出来ちゃって・・・」と、顔をしかめながら、二の腕を見せてくれました。
 しかし、暑さにまいってはいても、「このところ、嬉しいニュースが続いたので、気持ちは、とても明るいです」とのこと。

「昨日、桜井さんにハガキを出しました。7月14日の東京高裁の再審開始決定、おめでとうと書きました。また検察が"特別抗告"したそうだけど、もう大丈夫ですよね?きっと再審無罪になると信じてます」と、熱をこめて言っていました。

 昨年来、最大の心配事だったラダさんの甲状腺腫が、ニューデリーの病院で受けている投薬治療のおかげで、「もうほとんど見てもわからないほど小さくなった」と、前回の面会で、蓮見さんから聞いて、「ほんとによかった。安心しました」とのこと。
 また長女ミティラが、6月に優秀な成績でSLC(School Leaving Certificate:小学校から10年間の中等教育の修了試験)に合格し、さらに2年間のAdbance Level (高等教育)への進学が決まったことも、父親であるゴビンダさんに、大きな喜びと希望を与えています。
「Advance Level には、4つの学科があり、ミティラは『マネージメント』を選んだ」というインドラさんからの報告を伝えると、とても満足そうに頷いていました。
 ミティラの合格を知ってすぐ、7月4日付でお祝いの手紙を、私の住所に送ったそうです。しかし、今日現在、まだ、その手紙は私のところに届いていません。毎度のことながら、ネパール語の翻訳と検閲に1ヶ月以上も要することに溜息をつくしかありません。

 面会後、購入窓口から「汗止め粉末」を差し入れました。つまりベビーパウダーです。今どき、こんなものを使っている成人男性が、世間にいるでしょうか? しかし、これが文房具、下着、運動靴、洗面用品などと並んで、刑務所の購入品リストにあるのです。つまり、「ベビーパウダーは、受刑者にとって、夏の必需品!」と公認されてるわけですね。

追伸:
今年の運動会は、10月3日に決まったそうです。
客野美喜子