無実のゴビンダさんを支える会

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無期囚の仮釈放減少を心配  2008年6月17日

 梅雨空の6月17日午後2時半すぎから、私と客野さんがゴビンダさんに面会しました。
 当日まずもって、ドジな私は、ID(身分証明の)カード類を忘れてきてしまい、「面会できないカモシレナイ・・・」と、正門横の受付でも、次の待合室でも、ヒヤヒヤでしたが、幸運にも面会することができました(今次の係官諸氏に感謝)。私たちは、彼の面会室入室を、立ったまま拍手で迎えました。
 久しぶりに会ったゴビンダさんは目も輝き、挙措もハキハキしていて、とても元気そうでした。面会日を前もって客野さんの方から連絡してあったので、シェイバーでヒゲをそって「イイ顔をして!」私たちの前にあらわれた、とのことでした。
 ゴビンダさんは、―― 無期懲役囚などの仮釈放が減少。仮釈放者の平均入所期間が、昨年は31年10ヶ月だった ―― という読売新聞の6月1日付記事のことを心配していました。しかし、客野さんが「それは必ずしも外国人のあなたには、あてはまらないと思う。今はたしかに厳罰化の傾向が強いけれど、この先もそうかどうかはわからない・・・」などと説明したところ、少しは安心したようでした。
 それから良いニュースとしては、あの「不正挨拶」事件で降格された以後の経過として、また「6ヶ月間の無事故」を達成できたと言って、とても嬉しそうでした。そのほかには、
@ 横浜の私立女子高校のブラスバンド部が慰問に来て、美空ひばりの「川の流れのように」など、自分の好きな曲目を演奏してくれたこと、
A 日曜日には、NHKの大河ドラマ「篤姫」を楽しく見ていること、
B 今日は作業日だが、これから風呂に入ってアガリになる、等々。
 なお、私は今回はじめて彼が腰痛のため常時着用している「黒いコルセット」を見せてもらい、”彼の被拘禁の不遇性”ということを思わずにはいられませんでした。
(今度は、シッカリIDカードを持ってゴビンダさんに会いに行くつもりです。)
後藤卓美