無実のゴビンダさんを支える会

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お年玉つき年賀ハガキが当選  2007年1月18日

ゴビンダさんに似たお相撲さん
 1月18日(木)、山本さん、飯島さんのお二人と一緒に面会に行きました。お二人とも2度目の面会なので、受付で本人確認(身分証明書の提示)をしただけで、スムースに面会室に通されました。
 「ゴビンダさんの年賀状(HP掲載中)、とてもよく書けてましたね。私よりずっと字がきれいみたい」と山本さんに褒められたゴビンダさん、ちょっと照れながら「もっといろいろ書きたかったけど、『あけましておめでとう』しか書いちゃいけないって言われたから・・・」。年賀状は1人10枚まで送ってよいことになっているため、いっぺんにたくさん検閲しなければならないので、そのようにしているようです。
 「日本語の勉強、続けてますか?」と飯島さんに訊かれ、「この頃、あまりしてない。
毎朝8時から夕方4時まで工場で働いているから、勉強する時間がなくて・・・」
 「でも、夕食が終わってから寝るまでは、自由時間なんでしょ?」と訊くと、5時20分から9時まで、テレビを見てよいことになってるから、ずっとテレビを見てるとのこと。最近、お気に入りの番組は「お相撲」。「でも日本人がいないから、つまらないね。モンゴルとかグルジアとか、外国人ばっかり(笑)。私に似てるお相撲さんがいる?あ、黒海でしょ。よくそう言われる」

年賀ハガキが2等当選
 支援者のみなさんからの年賀状は、1月4日面会のとき25枚と言っていましたが、その後、また増えて40枚以上になったそうです。
 「客野さん、お年玉付きのものを40枚、宅下げしてあるから、持って帰ってください。何か当たってるかもしれないから調べて教えてください。賞品がほしいとかじゃなくて、もしかして当たってたら『今年はラッキー!』みたいなかんじになるから」
「わかった」と返事はしたものの、(そんな期待されてもなあ。なかなか当たらないのに、40枚の中から当たりが出るなんて、まずないだろうなあ)と内心思っていたのです。
 ところが、家に持ち帰って調べてみて、びっくり。なんと幸運なことに、1枚、当たりがあるではありませんか。しかも「2等」(下4桁)!
ただし「2等」の賞品である「地域の特産品小包」(カタログから選ぶと送ってくれるそうです)は、全部「食べ物」なので、獄中のゴビンダさん本人は受け取ることができません。しかし、ちょうど3月下旬にネパールから奥さんと娘さんが来日することになっているので、彼女たちの食べられそうなお菓子(たとえば長崎カステラとか)を、その時期にあわせて私が受け取って渡してあげればよいのではないかと思っています。
 ゴビンダさんにも、早速、「2等当選おめでとう」の手紙を出しました。ふつうの人にとってはささやかな出来事でも、獄中でほとんど変化のない無味乾燥な生活を送っているゴビンダさんにとってはビッグニュース。きっとこの幸運を大いに喜んで、みんなに自慢することでしょう。それを想像して私も嬉しい気持ちになりました。
客野美喜子