無実のゴビンダさんを支える会

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刑務作業の低賃金にびっくり  2006年8月10日

下獄以来はじめてゴビンダさんとの面会を果たした、支える会の飯島由美さんから、レポートを送っていただきました。
 真夏の日射しの中、客野さん、日本国民救援会の小川さんと3名で面会に行きました。
 私は初面会なので、先に何か聞かれると言われていましたが、「・・・支える会の会員です」とひと言、言っただけで、すぐにゴビンダさんとの面会になりました。  久しぶりにお会いしたゴビンダさんは、元気そうでした。ゴビンダさん自身は暑さもあり、夜よく眠れないと言われました。しかし、まっすぐ人の顔を見る、その視線は、瞳だけでも一貫して無実を訴え続けている人の強さを感じさせました。  雑居房から独居房に移り、ストレスも減り、落ち着いて過ごせるようになって良かったとのこと、法律が変わって仕事中、休み時間は増えたが、その時間分は工賃を減らされるとのことで、工賃も月数千円と言われ、所内の処遇に無知だった私は、その低賃金にびっくりしました。
 「食事はどうですか?」の質問には、後ろで刑務官が聞いていることを気にされている様子で、言葉を濁されました。
 単調な生活の中で、食事の楽しみの占める割合は大きいものがあると思われましたが・・・。
 来年には、ラダさん、子供さんも来日予定とお聞きし、そういった事も含め、ゴビンダさんの再審に向け、生きる励みになることが、大きくも、ささやかにも、長い勾留生活の中で見出されることを祈って、横浜刑務所を後にしました。  そして、客野さん他、ゴビンダさんを支える周囲の人の誠実な情熱に改めて思いを深くして帰宅しました。
飯島由美