無実のゴビンダさんを支える会

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廊下が右左に揺れてブランコのようでした!
 震災の大きさに驚き、支援者や家族を気遣っています。  2011年4月7日

 4月7日、ゴビンダさんの面会に行ってきました。前回、3月半ばにラダさんと訪れたときはまだ寒かったのですが、今はすっかり春めいて、刑務所正門のしだれ桜が、それは見事に咲き誇っていました。
 「4月になったので、そろそろ来てくださる頃かな〜と思いながら、工場で作業していました」ゴビンダさんは満面の笑顔でした。
 「ラダさんが早く帰ってしまったので、がっかりしたでしょ?」と話しかけると、「いえ、そんなことはありません」ときっぱり。「毎日テレビで見ていますが、本当に恐ろしい災害が起きて、あんなに沢山の人が死んだのですから、ラダさんを早く帰してくださったのは当然だと思います。そんな大変な時に、月曜から金曜まで毎日、面会に連れて来てくだったり、裁判所の要請や弁護団との会合に連れて行ってくださったり、みなさんには本当に感謝していますと伝えてください」とのことでした。
 3月11日の大地震が起きたとき、ゴビンダさんは、たまたま入浴日にあたっていたので、午後2時に作業を終えて工場から風呂場に向かう途中だったそうです。
 「廊下が右左に揺れてブランコのようでした!」この表現には思わず笑ってしまいました。 その後、入浴を終えて部屋に戻り、テレビで大惨事を知ったそうです。「ここの生活は、3月の2類集会(お菓子を食べながらビデオを見られる)が中止になったけれど、それ以外はとくに変わったことはありません。それより、みなさんは大丈夫でしたか?親戚とか知り合いとか被害に遭った人はいませんでしたか?」と気遣ってくれました。
 大震災のため延期されていた布川事件の判決が5月24日に決まったことを話すと、「もちろん100%無罪が出るんですよね。その日のニュースを楽しみにしています。ずっと右の眉がムズムズしているので(ネパールでは吉兆だそうです)、私の再審も、きっとうまく行くだろうと思っています」と朗らかに言っていました。
客野美喜子