開口一番、「今日は、朝から喉がムズムズして・・・」と切り出したので、「エッ、また風邪?」と思わず聞き返しました。すると「いえ、喉がムズムズしていたので、今日は客野さんが面会に来てくださるかな〜と思って待っていました」とのこと。
ネパールでは、体のどこかが痒くなったりするのは、良いことが起きる兆しなんだそうです。「再審もうまく行っているだろうと思っています。最近、このあたりがムズムズするので」と、右眉の上を指でこすってみせるゴビンダさん。「そうならいいけど」と笑うと、「ほんとです。以前、一審無罪になった時も、何日か前からこのあたりが痒かったから」と真面目な顔で言っていました。来週28日、神田先生の面会が予定されていますが、きっと前回の三者協議(1月28日)について良い報告が聞けるだろうと期待していました。
こんなふうに、万事、前向きに物事をとらえられるのも、ラダさんの来日が近づいて気分が高揚しているからでしょう。ラダさんは、すでに航空券の予約は完了しており(3/10来日、4/9離日)、現在、在ネパール大使館にビザを申請しているところです。予定どおり到着すれば、翌11日から2年ぶりの面会が始まります。*今、ゴビンダさんは2類なので、3月分と4月分あわせて規定回数だけでも滞在中10回の面会が可能ですが、最近、1回あたりの面会時間は15分で、運用上、以前より短く制限されています。ゴビンダさんから規定回数外面会と面会時間延長願いを当局に出すことになっていますが、はたして許可が下りるかどうか。「大丈夫です。ネパールから2年に1回、奥さんが来るんだから、きっと認めてもらえると思います」。これについても、ゴビンダさんは、なかなか楽観的なのでした。
帰りがけ、今年の正月、みなさんから届いた年賀状(約100枚)を宅下げで受領しました。お年玉付き年賀ハガキの当選番号を調べたところ、1枚だけですが、4等の切手シートが当たっていました。これは、近日中に、ゴビンダさんに郵送してあげるつもりです。
*ラダさんは10日にネパールを発って、11日(金)に日本に到着することになりました。したがって面会は翌週の14日からとなります。
客野美喜子