無実のゴビンダさんを支える会

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一審無罪判決当時のことも話題に  2012年5月17日(木)

 今日は少し遅い面会。2時半ごろ到着。面会室は待つ人もなく、程なく番号を呼ばれ入室。にこやかに簡単な挨拶を交わしてから、家族の安否などの確認を しました。
 再審請求審が、ゴビンダさんに有利な展開で、いよいよ終わりに近づいていることから、今までになく明るい気持ちで毎日を過ごしているようです。 今日の刑務官はゴビンダさんのお気に入りの方のようで、おやじさんとか呼んで、ずいぶん古いおつきあいのようでした。大好きな人なんだそうです。そういう人が中に居てくれるとほっとします。とてもうれしい。
 家族とスカイプで会話で家族がみな元気にしている、また、再審開始決定がな されたら、奥さんのラダさんと娘さん二人を日本に呼ぶということで、その準備を始めようかと話しているといったことを伝えました。

 ゴビンダさんは今日は珍しく、一審無罪判決当時のことを話題にし、その判決が出る前日、私が面会に行って差し入れたバラの花をもって法廷に行った。そして判決後も その花を持って出入国管理施設に行き、飾っていた。と話してくれました。その後の再逮捕、二審有罪、そして、長い長い地獄のような日々を思うと、けっして思い出したくないことだったと思います。
 今、そのことが話せるようになった。大きな希望が生まれた現在の境遇になって、初めて話す気持の余裕ができたのかしらと思いました。

 これまで、ゴビンダさんの面会は、うれしい知らせなどなにもない、ゴビンダさんを喜ばせる話などない、そんな重い心を引きづって刑務所への道を歩いたという話をしましたら、ゴビンダさんは、もう何も心配しなくていいですよ。私は何もやっていないのだから、なにも出てくるわけがないのだから安心してください、と逆に慰められてしまいました。

 23日の三者協議が最後の三者協議になりますねと言っていました。絶対そうなってくれないと。

蓮見順子