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今回、最後の面会でも泣かなかったラダさん   2011年9月20日  蓮見順子

9月20日、最後の面会に付き添いました。
夕方から、FCCJ (外国人記者クラブ)での記者会見があるため、午後1時前ごろ、港南中央駅に到着。報道の取材に1時半頃と伝えてあったので、喫茶店でお茶を飲んで、一息いれて、横浜刑務所に向かうとTV局が待っていて、簡単な取材と質問。

今日は最後の面会ということで、ゴビンダさんが時間の延長を願い出てあったので、20分ぐらいは貰えそう。
お兄さんのインドラさんは、限られた時間を効率よく使うため、前もって話すことをメモして行きました。
インドラさんが今回主に語ったのは、ゴビンダさんが釈放された時のこと、その後のことなどでした。インドラさんは、再審開始の難しさや、その後も時間がかかることなど、支援の会の人たちからの説明を聞いて知っていますが、家族にそのことをはっきり言うのは避けていました。いっぱい希望が盛り上がっているのに、落胆させたくないという配慮からでしょう。
じょじょに家族に伝えてて行くと言っていました。インドラさんは素晴らしく賢い人です。
インドラさんはゴビンダさんに、釈放されても、決して怒りを露わにせず、態度は冷静に止めること。そして、ネパールに帰国したら、静かに、心穏やかに仏様のように暮らしなさい、と話していました。
支援の会の方々を自分たちが招待してお祝いをしましょうとも言っていました。
ゴビンダさんもその言葉を素直にうなずきながら聞いていました。インドラさんがいるときは、ほとんど彼が喋るので、ラダさんは横でじっと聞いていることが多いです。時々ゴビンダさんが短い言葉をかけ、それに応えるくらいです。
そのほかには、毎日のどのような活動をしているかなどを、ゴビンダさんに説明していました。
時間延長も終わり、刑務官が終わりを告げても、名残惜しそうに、立ったまま会話を続けていました。いつも最後の日は必ず泣いてしまうラダさんも、今日は泣きませんでした。
釈放の日が近いと思っているからか、あるいは、ゴビンダさんが今回は泣かずに面会をしましょうと言ったからかわかりません。翌日もう一回、特別面会が許されるかもしれないという期待があったからかもしれません。

刑務所を出て、もう一回取材に応じて、有楽町のFCCJに向かいました。まだ、少し時間があったので、マクドナルドでチキンハンバーガーとフライドポテトを食べました。美味しい、美味しいですって。