クリスマスイブの金曜日、ゴビンダさんの面会に行ってきました。
ドアを開けて姿を現したゴビンダさん、開口一番「メリークリスマス!」ヒンドゥー教徒が仏教徒にメリークリスマス、です。ま、いいか。ゴビンダさんは相変わらずの笑顔です。
面会の時は笑顔ですが、いつもはこんな顔をしています、と顔をしかめて見せます。心の中は怒りや不安ややりきれなさが渦巻いているのでしょう。厳しい規律の中、2級を保つためにも一瞬たりとも気を許せないのだと思います。
この日の刑務官はいつもより時間も多くくれ、感じのいい人でした。意地の悪い刑務官もいるようで、緊張の毎日なのですね。そんな中、面会は少しほっとできる時間のようです。私は面会の前の日にカトマンズのラダさん(ゴビンダさんの奥さん)に電話をして、何か家族の情報がないか聞くようにしています。ゴビンダさんもそれを待っています。みんな元気よ。ゴビンダさんのことを心配していますよ。ラダさんがI love you と伝えてくださいと言ってましたよと言うと、とても 嬉しそうな顔になります。
支援の会の方からクリスマスカードが届いたそうです。なんだかキラキラがついたカードは自分の部屋には持ち帰れないとか。見せてくれるだけらしいです。クリスマスカードでキラキラがないのを見つけるのは難しい。どうしてそんなルールがあるのか。
お正月の楽しみはみなさまから頂くお年賀状だそうです。どうそ、みなさま書いてあげてください。