パタック氏は来日に先立ってカトマンズで記者会見を行い、ネパールの11の人権団体が署名した、ゴビンダさんに公正な裁判を、という要請書を在ネパール日本大使館に提出するとともに、ネパールの首相と外務大臣にも同様の要請を行いました。
日本では、2週間の滞在中、以下のような活動を行いました。
成田空港に着いたその足で東京拘置所に向かい、ゴビンダさんと面会。ゴビンダさんとの面会はこの日を含めて2度にわたりました。
最高裁判所を訪れて担当書記官と面会。ゴビンダさんが公正な裁判を受けることができるか否か、ネパールでは大きな関心が集まっていることや家族の状況を伝え、1日も早く彼の自由を回復してほしいと要請しました。
また、3月13日には、参議院議員で社会民主党幹事長(当時)の福島瑞穂氏を訪問。HURONの活動を紹介し、ゴビンダさんの問題を中心に、両国での人権活動に関して懇談しました。
無実のゴビンダさんを支える会事務局および日本国民救援会とは、数回にわたってミーティングを行い、今後のネパール、日本双方での支援活動の進め方などについて協議しました。
氏は、ネパール国内での、政府と反政府武装組織との停戦のために活躍するなど多忙をきわめる中、貴重な時間をさいて「支える会」の招請に応じて来日したもので、このほか、複数の人権NGOとの懇談や、ネパールの国内状況についての講演など多忙な日程をこなし、16日に離日しました。
支える会では、今後もネパールの人権団体との協力を推進していきたいと考えています。
詳細はゴビンダ通信10号参照