The wise eye penetrates the truth
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再審請求報告・現地調査集会 2011年11月20日
11月20日、渋谷区内で開催された再審請求報告集会に、約80名が参加しました。 まずゴビンダ弁護団の佃克彦弁護士から、今年7月の新DNA鑑定結果と、これまでに弁護側が提出した新証拠群によって、もはや確定判決が認定した有罪事実はことごとく崩壊したこと、したがって弁護団は9月30日付最終意見書で、速やかな再審開始決定と刑の執行停止を求めているとの報告がありました。
次に「10年目の現場検証」(支える会制作ビデオ)を上映後、事件現場(円山町)と定期入れ発見場所(巣鴨)に希望者を案内しました。円山町には約40名、巣鴨にも約20名が同行しました。 事件から14年。周囲の建物が次々と建て替えられる中で、事件現場のアパート、それに隣接するゴビンダさんが住んでいたビル、そして被害者の定期入れが発見された巣鴨の民家だけが、まるで異次元の空間であるかのように、当時のままの姿で残されています。
「もしゴビンダさんが犯人なら、遺体を現場に放置したまま、ドアに施錠もせずに、逮捕されるまで10日間も、隣のビルで暮らしていたはずがない。まったく土地勘のない巣鴨まで、しかもこんな迷路のような袋小路に、わざわざ定期入れを捨てに来るはずがない」
現場を訪れた人たちの誰もが抱く率直な感想です。確定判決は、しょせん現場を見たことのない裁判官の「机上の空論」にすぎません。この日は、複数のマスコミ取材が入り、再審開始に向けて注目が集まっていることを、あらためて実感しました。
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