5月18日(木)、東京高裁第四刑事部に対して、ゴビンダさんの再審開始決定を求める第3回目の要請行動を行いました。「はしり梅雨」の小雨が舞い落ちる空のもとで、「無実のゴビンダさんを支える会」「布川事件:桜井・杉山さんを守る会」は共同で12時から1時まで裁判所前の歩道でビラ配布とマイクでの訴えを行いました。道行く人は傘と荷物で両手が塞がっていましたが、事件への関心は高くビラの受け取りも悪くはありませんでした。
昼食休憩後、布川事件の『東京高裁は検察庁の即時抗告を却下しろ!』の熱い要請に続いて、2時30分からゴビンダ支援者等14名が高裁の中に入り要請を行いました。最初に事務局を代表して客野さんから、全国から寄せられた3回目となる563筆の署名が提出され、ゴビンダさんの「再審無罪!」の声が非常に強いことが訴えられました。一審無罪で釈放され故国ネパールに帰るばかりになっていたこと、そのゴビンダさんを強引に再勾留した上、逆転有罪にした高裁判決がきわめて不正義であること、無実なのに無期懲役刑を強いられ刑務所で大変に苦しんでいる様子などが語られました。それを受けて誤判からの救済である再審を早急に決定すべきであることを参加者全員がそれぞれの立場や思いを込めて個性豊かに訴えました。
訴えの窓口は、訟廷課の書記官3名でこの要請の内容は裁判官にきちんと伝えるという事でした。 このような進め方で要請行動を行っています。次回の要請日は未定ですが、多くの方が参加して一言でも自分の思いを伝えることが高裁を動かし、「針の穴にラクダを通す」事になる原動力となるのではないでしょうか。是非ご参加くだいませ。また署名活動も引き続きお願いいたします。
<武蔵記>