■――スーザン・ジョージ著『徹底批判WTO』出版記念――
スーザン・ジョージと反グローバリゼーション運動を考える集い
グローバリゼーションがキーワードとなったのは、1996年の主要国首脳会議(リヨン・サミット)からだと言われています。新自由主義的な経済のグローバル化は、一方で地球上の貧困地域を拡大し、富める国々と貧しい国々との途方もない格差を生み出しました。他方で97年のアジア通貨危機をもたらしたヘッジファンドに代表される巨額な金融資本が、地球を食いつぶす怪物のように世界経済をかく乱し危機に落しこむまでに成長してきました。
このような弱肉強食の経済社会に対して、99年末のシアトルでのWTO(世界貿易機関)第3回閣僚会議に抗議する運動を皮切りとして、反グローバリゼーション運動が世界的に強まってきました。前年には、ATTAC(アタック:市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション)がフランスで設立されています。そしてこの運動は、昨年7月のジェノバでの闘いで頂点を迎えました。しかし、9.11テロ事件という反動を経験しましたが、今年1月末からブラジル・ポルトアレグレでの世界社会フォーラムには全世界から8万人も結集するなど、再び大きな盛り上がりを示しつつあります。
このような状況の中で、この間多国籍企業や経済のグローバル化の問題に警鐘を乱打してきたスーザン・ジョージが、著書『WTO徹底批判』を作品社より出版することになりました。彼女はまた、ATTACフランスの副代表でもあり、今日著作活動のみならず運動面でも活躍しております。
さて、スーザン・ジョージのこの本は単に理念的なWTO批判にとどまらず、グローバリゼーションという流行語になった言葉の裏で、世界で現実にどのような事態が進行しているのかを分析しております。それは、一言で言えば世界中のいたるところで市民社会と民主主義がとてつもない危機に陥っているということです。そしていうまでもなく、こうした世界共通の問題にどう立ち向かい、取り組んでいくのかが、いまや国際運動としての「もうひとつのグローバル化」のための運動に鋭く問われています。
ATTAC は創設されて以来、金融市場ならびに世界貿易を市民の立場からどう規制していくかという課題を追求し、様々な抵抗運動を展開してきました。しかし、金融と貿易を基軸としたグローバル化の勢いはとどまることなく、9.11テロ以降米国を軸に戦争という手段を用いて世界を巻き込みつつ、地球全体をひとつの「帝国」として支配しようとしています。
このような時期にあって、昨年末大阪と東京で同時に結成されたATTAC Japan を中心として、スーザン・ジョージの本の出版を記念しつつ、世界の反グローバリゼーション運動の実態を参照にしながら、今後日本においてどのような取り組みを行うべきかを考える集いをもちたいと思います。新自由主義的グローバリゼーションによる世界の一大「帝国」化に対して、それぞれの立場から「もうひとつのグローバル化・もうひとつの世界は可能だ」と考える多くの人の参加を呼びかけます。
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記
◆名称:――スーザン・ジョージ著『WTO徹底批判』出版記念――
スーザン・ジョージと反グローバリゼーション運動を考える集い
◆日 時:2002年4月26日(金)午後6時〜
◆場 所:渋谷区勤労福祉会館
(JR・地下鉄「渋谷駅」下車7分 渋谷区神南1-19-8 公園通り沿い Tel:03-3462-2511)
◆資料代:500円
◆主 催:ATTAC(アタック)Japan ◆後 援:作品社
※《連絡先》Tel:03‐3813‐6492 (ATTAC Japan) Fax:03-5684-5870(アタック宛) *Eメール:attac-jp@jca.apc.org
●プログラム
・第2回世界社会フォーラムのビデオ上映
・お話し
・「アタックの運動とスーザン・ジョージ」
…杉村昌昭(竜谷大学)
・「WTO批判とスーザン・ジョージ」
…佐久間智子(元市民フォーラム2001)
・討 論 ほか
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■ 1月31日〜2月4日までの世界社会フォーラムに行ってきます
全世界から5万人が集まるという第2回世界社会フォーラム(WSF2002)参加のために、ATTAC Japan 関係者が10人ほどブラジル・ポルトアレグレに行きます。出発は30日になります。当地に行きまして、私たちは「日本の労働状況――民営化問題と非正規労働者問題」というワークショップを開催します。現在、そのための簡明な文章とスライドづくりに汗を流しています。
この報告会は、下記のように開催します(お楽しみに!)
★ 3月9日(土)午後1時30分 労働スクエア東京601会議室(交通:地下鉄・JR「八丁堀」下車すぐ)
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世界社会フォーラム(WSF2002)ニュースレター第7号<2001年11月>
――WSF2002参加レベルは5万人!?――
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◆今こそグローバリゼーションと闘い、オルタナティブを求めて国 際主義運動と国際連帯を構築しよう!(ベルナール・カッセン)
◆運動は戦術的な柔軟性が要求されるときもあるが、運動の戦略的 位置から退却してはならない!(ウォールデン・ベロー)
■□参加申込期限は11月30日!■□
世界社会フォーラムへの参加申込は11月30日で終了します。11月8日時点で、ワークショップの申し込みが503件ありました。そのうち111件はテーマ1(富の生産と社会的再生産)、101件はテーマ2(富へのアクセスと持続可能な発展)、133件はテーマ3(市民社会と公共空間の権利主張)、158件はテーマ4(新しい社会における政治権力と倫理)です。これらのワークショップを貫くサブテーマはもう一つの世界の経済発展のモデル、貧困と社会的排除と闘うための戦略、平等と多様性、ならびに参加型民主主義と地方主権です。 現在これらのワークショップ一覧は世界社会フォーラムのWebサイトに掲示されています。テーマが類似しているワークショップは、一緒に開催してもらう場合もあります。
<注意事項>参加申込者(事前に申し込んだ人)は参加費を12月14日までにお支払いください。詳細については、Webサイト、www.forumsocialmundial.org.brを参照してください。
《号外》
■□セネガル・ダカールで国際事務局会議を開催し、世界社会フォーラムの今後の方針について協議■□
10月31日〜11月1日、世界社会フォーラム第2回事務局会議が開かれ、作業チームの設立を決めた。このチームは、とりわけ世界社会フォーラム2003に関する現実的な基準を評価するために設立される。この事務局会議には、28カ国から80団体、約100名が出席した。世界社会フォーラム2002の組織化に関する議題の他に、もう一つ重要な事項が討議された。米国に対するテロリストの攻撃と、アフガニスタンにおける野放図な戦争である。9月11日の事件以来、世界各国のNGO、ネットワーク、社会運動グループ、労働組合が一堂に会したのは今回の会議が初めてである。■□テロと米国の反撃■□ 経済のグローバリゼーションに対する国際的抵抗を再構築し、オルタナティブを求めて闘わなければならないことが指摘された。さらに、偏見と民族排外主義に対する解決策は国際主義の運動に他ならないことが参加者の間で強調された。ATTACフランスのベルナール・カッセン議長は「アラブ人もユダヤ人も、黒人も白人も、南米人も北米人も、ムスリムもクリスチャンも同じように暮らしていて、ともに国際連帯を求めている」と述べた。
フォーカス・オン・ザ・グローバル・サウスのウォールデン・ベロー代表(フィリピン)は「米国の長年にわたる好戦的な経験を過少評価してはならないし、過去の失敗から学ぶ米国の力量も過少評価してはならない」と警告を発して、「まさしく最初から帝国主義的な戦争目標は明確である。貿易センターがまだ燃えているとき、米国商務長官が『テロと闘う最良の方法は自由貿易を拡大することだ』と語っているのだ」と発言した。さらに、ベローは「9月11日以降、戦術的に柔軟性が求められることもあるだろうが、運動はその戦略的な位置から決して引いてはならない」ことを強調した。
紛争地から離れていないカタールで、11月9日〜13日にWTO会議が開催されたが、いくつかの国際会議が中止されたことを参加者全員で確認した。
■□世界社会フォーラム2002の構成■□
残りの時間は世界社会フォーラム2002の構成に関する討論に充てられた。主催者は第2回フォーラムへの参加者は5万人を超えると見ている。すべての参加者が積極的に討論に参加できるように、4つのタイプの活動をプログラムに盛り込む予定である。会議、セミナー、ワークショップ、声明発表である。世界社会フォーラム2002の活動は、カソリック大学やリオ・グランデ・スル国立大学の構内のみならずポルト・アレグレ市の至るところで行われる(2001年は主にカソリック大学の中で開催されていた)。会議は2000人収容の大講堂で開かれ、ワークショップやセミナーは午後行われる。さらに、グローバル化した資本主義と闘うための声明発表に関する討論はパネリストを交えて、終日行われる。
■□世界社会フォーラムの組織化■□
国際事務局会議で決定された主要事項の一つは作業チームの設立である。作業チームは世界社会フォーラム2003の開催都市を選択するための基準を定義して、提案する。さらに、このチームは世界社会フォーラムの定期的開催と開催場所の変更(開催場所の固定化排除)についても検討し、並びに具体的にはインドや、その他サウスのどこかで開催することを検討し、また国際事務局の組織化のために概要をまとめて提案をする。作業チームはアフリカ3名、中南米3名、アジア1名、北米2名、欧州3名、ブラジル委員会3名で構成される。検討の際に考慮される基準は、開催地のインフラ状況や、開催地に世界社会フォーラムに対する支援ネットワークがあるかどうか、また開催地が世界社会フォーラムの重要性を理解しているかどうかなどである。
《注目!!》
★☆子供のための世界社会リトルフォーラム★☆
リトルフォーラム支援グループが特別なワークショップを計画しています。6〜14歳の子供のためのリトルフォーラムです。このフォーラムで討論されるテーマは、環境、子供の権利、社会参加、および世界の様々な人々との連帯です。参加申込はWebサイト( http://www.forumzinho2002.hpg.ig.co.br/)で、 12月31日まで受け付けています。
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本ニュースレターは世界社会フォーラム・ブレチンである。
責任担当者:パトリシア・ギュフリーダ(ジャーナリスト)
(e-mail: fsm2002site@uol.co.br)
協力者:アレッサンドラ・セレガッティ
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●世界社会フォーラム(WSF)とは?
ブラジル南部の都市ポルトアレグレで第1回世界社会フォーラムが今年1月開催された。WSFブラジル組織委員会の構成は、ブラジルのABONG(NGOブラジル協会)とCUT(中央労働組合協議会)とMST(土地なき農業労働者運動)などであり、ここに、ATTACやジュビリーサウスなどが連携してフォーラムが準備された。特に、リオグランデドスル州(RS州)とポルトアレグレ市は、ブラジルの最大野党で労働者政党でもあるPT(労働党)が首長に選ばれ、「住民参加型予算」(後述)を実践している地域でもある。 スイス・ダボスの世界経済フォーラムが、多国籍企業やグローバリゼーションを推進する政府の代表を集め、いかに資本主義グローバリゼーションを発展させ、多国籍企業の利潤を拡大するか、その支配を安定させるかと議論してきたことに対抗し、NGO団体、労働組合などが世界から集まり、ネオリベラリズムに抗する世界規模でのオールタナティブを模索し、議論しようと呼びかけられたものが世界社会フォーラムであった。 その結果は、開会式の後のデモには約2万人、4つの主要テーマ会場には、毎日計3千人以上、午後からのワークショップは4日間で400近く設けられ、毎日1万人近くの人が議論を重ねた。そして、ダボス対ポルトアレグレの構図、「ダボスには金勘定が、ポルトアレグレには人間の連帯がある」を世界に知らしめ、「新しい世界は可能だ! アナザーワールド・イズ・パシブル!」は合い言葉になった。 議論の一部ともなったRS州とポルトアレグレ市の「住民参加型予算」というのは、過去12年続く労働党中心の左翼ブロックの政策であり、住宅、交通、学校、病院、ゴミ回収、下水道、環境行政、治安などの施策決定に、市内各地区の住民がその予算配分を討論と採決によって決めている。もちろん、左翼ブロックはブラジル国内では野党側であり、州政府や市行政の自治の範囲も憲法の制約下にあるし、右派や大メディアからの攻撃もある中、2000年10月の市長選では、労働党市長が再選されている(支持率は63%とあった)。
■ 2月19日WTO学習会&第1回例会
経済のグローバル化に異議を申したてる運動の重要課題のひとつとしてWTO(世界貿易機関)に反対する活動があります。99年シアトル閣僚会議での闘いが反グローバリゼーション運動に火をつけましたが、昨年11月のドーハ閣僚会議は開催場所が場所だっただけに大規模なデモ等は起こりませんでした。しかし、ヨーロッパではイタリア、フランスで万単位の抗議デモが行われるなど――30以上の国々で抗議行動取組まれる――、9.11テロ事件以降反グローバリゼーションの運動は復活しつつあります(フランス各都市のデモ写真は http://attac.org/nonewround/photo/ に掲載)。ところが、この日本ではデモはおろか集会さえ開けませんでした。このことを反省しつつATTAC Japan 運動として反WTOの活動に取組んでいきたいと思います。
2月19日にはその第一歩として、NGO側でWTO問題に詳しい佐久間智子さん(元市民フォーラム2001事務局長)を講師に迎え、学習会を行います。お話していただく内容は、
1) ドーハ閣僚会議は何をもたらしたか?
2) サービス貿易(GATS)は今後どう動くか?
を中心に話していただきます。とくに、2)は主要なサービス部門をことごとく自由化していくということで、水道、郵便、電気通信、廃棄物、公共交通などの公共サービス部門、教育、医療、介護などの社会サービス部門を民営化、自由化していこうというものです。しっかりと学習しましょう。
★日時/場所;2月19日(火)午後6時30分から8時30分 文京シビックホール3階会議室1(交通:地下鉄「後楽園」「春日」下車すぐ文京区役所・シビックセンターとなり<建物は同じ>)
※学習会の後、ATTAC Japan(首都圏)の第1回例会を開きます。
■「反グローバリゼーション民衆運動」 アタックの挑戦 ATTAC編/杉村昌昭編/柘植書房新社好評販売中>
◆書評 「反グローバリゼーション民衆運動 アタックの挑戦」
ATTAC編/杉村昌昭訳
2001年11月7日、つげ書房新社発行、1800円
ATTAC(アタック;市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション )は、1998年6月にフランスでつくられたとても新しい運動体だ。それが急速の拡大し、国内では3万人の会員と、220から230の地域組織をもつまでになった(2001年)。さらに、アタック運動はヨーロッパ各国はもとより、アフリカ、ラテンアメリカなど第三世界にも拡大し、全世界からのウェッブサイトへのアクセスが月に80万にものぼっている(2000年)。アタックは、今年1月ブラジル・ポルトアレグレでの世界社会フォーラムを呼びかけるとともに、最近では7月のG8ジョノバサミットに抗議しての20万人以上が参加したフォーラムやデモの中心団体としても活躍した。
なぜアタック運動がかくも短期間のうちに拡大してきたのか? そもそもアタックの主張は何であろうか? どうして国内だけでなく国際運動として発展したのか?
これらの質問にあますことなく答えているのが、本書である。そのキーポイントの一端は、すぐに最初のページで示されている。それは、アタックのオリジナリティーとして次のふたつが挙げられる。
ひとつは、社会運動と知識人が合流したことである。この10年ほど、失業者やホームレス、移民などマイノリティーの運動が活発化してきたが(実はそれを強力に支援してきたのがSUDなどの新しい労働組合である−−クリストフ・アギトン/ダニエル・ベンサイド著『フランス社会運動の再生』つげ書房新社刊参照)、それらの社会運動と『ル・モンド・ディプロマティック』などの新聞や報道機関が合流した。
もうひとつは、組織形態のユニークさにある。それは、きわめて自律的な個人会員からなる地域組織と全国規模の組織の接合という形態である。
もとより、これらはたいへんユニークとはいえフランス的要素であり、これだけでは国際規模の運動にはなり得ない。それを可能にしたのは、その活動目標に現代的普遍性があったからではなかろうか。つまり、「金融界の利益のために失われた民主主義的空間を世界的規模でつくりだそう」という主張である。
今日の市場原理主義的グローバリゼーションの推進力は、一夜にして一国の経済崩壊をもたらしかねない国際金融システム、とりわけ短期的利益を求めて世界を駆け巡る投機的資金である。アッタクは、これを規制するため、すべての外国為替取引に対し一定の率で課税するという「トービン税」の創設を主張する。また、運動が広がるにつれ、アッタクはトービン税に限定するのではなく、金融システム全体の支配を問題にし、それに抗して民主主義的な意思決定システムを奪回しようと主張する。
本書はまた、様々な社会運動アクターが、自分たちの運動課題を超えて共通の目標のもとに−−つまり、カジノと化した国際金融システムの支配から民主主義的空間を奪回しよう−−結集し、先進国と途上国をつらぬき世界各地で行動するたたかいのリポートでもある。とりわけ、「韓国『逮捕決死隊』三人がフランスでおくった十日間」というリポート−−韓国・大宇自動車のキム前会長を逮捕するために逃亡先のフランスに渡った韓国労働者をアタックが全面支援した−−は、“忘れられないパリ市民の深い連帯”とあるように、実に感動的である。
ATTAC Japan (アタック・ジャパン)首都圏が設立されました
◆◇◆----設立にあたっての御礼とお願い----◆◇◆
各位 様
ATTAC Japan(首都圏)事務局長 田中徹二
12月9日、ATTAC Japan(首都圏)が設立されました。これまでご支援していただいた個人・団体のみなさまに心より御礼申し上げます。この日は、フェミニズムの運動では世界的に著名な方で、かつATTACケルン(ドイツ)のメンバーであるマリア・ミースさんから連帯のことばをいただきました。また、日本で社会運動を進める各団体の人たちからも報告と連帯のあいさつをいただきました。
ミースさんは次のような報告を行いました。ドイツのATTACは実質的には今年のはじめにつくられたこと、最初はトービン税要求だけの運動だったが、多くの人々が関わることにより新自由主義的グローバリゼーション全般に異議申立てをする運動を行うようになってきたこと、現在ドイツでは60都市を超えてATTACがつくられていること、です。続いて、9月11日のテロ事件があった後、10月にベルリンでATTACの全国集会が行われたことに話が及び、2000人が集まったこの集会には若い人の参加も多く学生運動の高揚がはじまるような熱気に包まれたこと、というような報告でした。欧州では、フランスや北欧諸国でATTAC運動が拡大していますが、これに続いて、最大の金融・経済大国ドイツでもATTAC運動の高揚がはじまろうとしているとのミースさんの報告に、私たちは本当に"元気"をもらいました。
各社会運動団体からは、?「日韓投資協定NO!の運動」を日韓投資協定NO!緊急キャンペーンの土松克典さん、?「多国籍企業に対する共同行動」をフィリピントヨタ労組を支援する会の遠野はるひさん、?「国家規模による民営化攻撃との闘い」を郵政全労協の横山喜一さん、?「移住労働者の現状と支援の闘い」を滞日外国人と連帯する会の棚原恵子さん、?「山谷労働者からの報告」を山谷争議団の荒木剛さん、?「狂牛病・遺伝子組換え作物に反対する運動」を食政策センター"ビジョン21"の安田節子さん、?「グローバリゼーションと日本農業」をアジア農民交流センターの大野和興さん、?「反戦闘争・アジア平和連合統一行動呼びかけ」を新しい反安保実行委員会?の国富建治さん、がそれぞれ連帯のあいさつを行いました。
ATTAC Japan (首都圏)は何をめざすのか。それを一言で言えば、今日の弱肉強食の経済である新自由主義的グローバリゼーションによって奪われた"雇用、福祉、社会保障、人権、文化、環境、自治、平等など"を実現していく民主主義的空間を奪回することにあります。
それは同時に民衆による下からの意思決定機構を構築することでもあります。