Sep.1999


30(do)
9時起床。朝から頭痛。 朝食(ブランチ)に鍋焼きうどんを作った。メールチェックしてまた寝た。 きょうは金曜日と思っていたけど、 木曜日であった。単なる勘違いなのに一日得した気分である。頭痛が取れない。あーぁ。


29(wo)
結構短い1週間であった。

-23(do)
到着当日。空港に迎えに行った。弟の妻は家に向かう途中 「わぁー、空気に草のにおいがするぅ」「のどかだわー」といささか興奮状態であった。夕食は作っておいたチャプチェ(雑菜)とルッコラサラダ。夫の帰りが遅く、夕食が終わったのは9時半過ぎ。

-24(vr)
朝、風車と運河の Zaanse Schans。ランチはそこでパンネクック。 午後は昔の漁村 Volendam へ回り、お土産屋をひやかし、Marken 行き の船に片道乗船。私はMarkenまで車を回し、二人をピックアップ。 Amsterdam 中央駅で車を駐車場に入れ、トラムに乗って花市場まで行く。 カルファー通りからダムを抜けて中央駅へ。車をピックアップして、帰宅。

本日の夕食はイタリアン。スパゲッティ、 モッツァレーラチーズ&サラダ、生ハム&メロン。とてもクイックメニュー。作るのも簡単。

-25(za)
さあ、きょうから遠出。といっても近場のベネルックス2泊3日の旅。

朝、オランダの中のベルギー領(つまり飛び地)バールレ・ナッソウ/ バールレ・ハートフBaarle-Nassau/Baarle-Hertogヘ。この町は Breda の南方にあり、オランダ領内のベルギー飛び地の中にオランダ飛び地が あるという国境だらけのややこしい町で、それだけで有名。私達夫婦もはじめて行く街だ。ふぃっと入った皮製品の店で、コートとジャケットがデザインが良く、とても安かった。弟夫婦が購入。私に似合うものはなかった。クスン。 さあ、一路Bruggeへ。

Brugge のマルクト広場のレストランで遅目のランチ。私はムール貝。換金しようとしたが 手数料がメチャ高い!!銀行カードで払い戻しをしようとしたが、ATM マシーンそのものが広場に一ヶ所だけ。しかも使えなかった。ひどい町。 ブリュッセルならATMマシーンがあちこちにあるので、あまりたくさん換金 する必要なし。市内観光と遊覧船に乗った後、Brusselsへ。

Brusselsのホテルは Ibis Brussels Centre Ste-Catherine。 Room rate BFR3600 + Breakfast300/p

グランプラス散策。シーフードレストランの立ち並んだ一角はすごい人出。 この日はシーフードの豪華(!)ディナー。パエリアが豪華だったけど、値段も 馬鹿高であった。お金のことを気にしないで注文してしまった。おなかがはちきれそう。

-26(zo)
朝、王立美術館見学。アンシュールレッセHan-sur-Lessse でランチ。私はまたもやムール貝。弟夫婦は鍾乳洞見学、 私達はサファリパークと分かれる。鍾乳洞見学は満足だったようだ。サファリパークは値段のわりにはパフォーマンスがなくつまらなかった。 一路 Luxembourg へ。

夕方到着。ホテルは憲法広場から一本入ったところ。最初4星ホテルに突撃して値段表をもらい、あえなく撃沈された。すぐ側のいかにも格安ホテルに行った。安い!Room rate LFR3200 (incl. breakfast)

夕食は、カフェテリア嫌いの夫は嫌がったが、ピザハット。昨日夕食に遣い過ぎたからここでいいのよ。安く上がった。食後の散歩に憲法広場に出た。渓谷の夜景がとてもきれい。

-27(ma)
ミニトレインの時間まで散歩した。 Luxembourgの渓谷をミニトレインに乗って下っていく。グラント(平地)といわれている地域で折り返してくる。ミニトレインは前回来た時に 乗りたくて時間の都合で乗れなかったので今回は絶対に、と思っていた。

ルクセンブルグの陶器のブランドメーカー、Villeroy & Boch のアウトレット へ行って、大皿、中皿、ぼんぼん入れ(漬物入れに使用予定)購入。 種類も数も豊富で目移りがしてしまったが見ているだけで楽しい。

Ettelbruckを通り過ぎた田舎町 Feulen のチャイニーズレストランでランチ。店構えが全然さえなかったので、期待していなかったが、おいしいかった。 この時に出されたウォーマーが気に入って、翌日弟がうちの近所の Blokkerで買った。これは料理ののったお皿を温めておくものでオランダでもチャイニーズレストランで使われている。うちでもパーティーで使っている。 一路オランダへ。

夕食は疲れていたので、そのまま明日香へ直行。私はしっかり食べたのだ。

3日間の走行距離約1200km。

-28(di)
早朝、Aalsmeerの生花卸売市場でドロップオフ。90分後ピックアップし帰宅。朝食後、Utrecht の自動楽器博物館。

川沿いにドライブしながらIKEAへ。そのあとMAKROでお土産 のチョコレートなど購入。おでんの種を買って帰宅。

夕食は大根を圧力鍋で煮て、おでんとサラダ。なんと簡単な料理。

-today
早朝夫がジュネーブへ出張のため、空港まで送っていった。夫はアムスに戻った後そのまま日本へ出張だ。その上きょうは弟夫婦の帰国の日。

朝、近くのショッピングセンターのBlokkerとスーパーのAlbertHijnへ買い物に。

それから途中車を捨て、トラムでコンセルトヘボウへ行き、毎週水曜日にやっているランチコンサートを聴いた。今回はチェロとピアノ。 現代音楽は苦手で、予感がしたが、的中。1曲目眠くなった。しかし2曲目のTarantella はすごかった。このチェリスト(Isabella Lediakova) の本領発揮じゃないかな。

そのあと、歩いてゴッホ美術館へ。さほど込んではいなかった。ランチは美術館ですませた。

帰りに娘の誕生日プレゼント の花を買って、午後3時半ごろ帰宅。

早朝ジュネーブへ飛んだ夫がそのままアムステルダムから日本へ出張なので空港で待ちあわせのはずが、なんと帰宅していた。ドアの鍵が開いていたので泥棒かと思った。 ひとつ前の飛行機に乗れたとのこと。よかった。

パッキングをして3人の荷物を車に積んだ。3人分は結構な量だ。トランクに入りきらず、一部ひざの上に置くハメに。いざ空港へ。

チェックインもタックスフリーの手続きも無事終わり、日本へ。1週間お疲れさまでした。

帰宅して、たまった洗濯をガンガンした。バスタブに湯を張って風呂 に入った。急に人がいなくなると結構さびしいものがある。


22(wo)
本日、頭痛なり。電話を1本して、メールチェックして、寝ることにしよう。明日は日本から弟夫婦が到着する。1週間滞在予定。


21(di)
朝、ワッセナーに住んでいる知人から「今から行ってもいい?」という電話。ハーグへ金の馬車を見に行きたかったが、その時間は11時のようだ。間に合わない。じゃ、おいで。

というわけで、お昼はイカ墨スパゲッティと、トマトとモッツァレーラチーズとルッコラのサラダを作った。うーん、結構いける味。

夜、頭痛気味。早めに(といっても1時過ぎだけど)寝た。


20(ma)
窓ガラスが薄ら汚れている。昨日磨いたのに!どうも外から長い柄で拭いた部分が駄目のようだ。しかし2階の手の届かないところなど、どうしようもない。やはり業者のやるように、はしごを登り、しっかり力を入れて磨くより他ないのだろうか。あー嫌だ!

そろそろ日本行きの買い物をせねば。運び屋が私より先に行くので、持って行ってもらうのだ。運び屋ってだれ??

というわけで、球根を買ってきた。今が旬だから、種類も豊富。地元の人は100球単位の球根を買っていくが、私はお土産用なのでそうもいかず、見栄えのするのをたくさん選んだ。さぁ、パッキングだ。

明日は金の馬車の日


19(zo)
まいります、サーバーダウンは。週末はホントにつながらないんだなぁ。busyという表示が出てくる。これが一日中!!

で、こちらも一日中窓ガラス磨きをしながら接続を試みたんだが、夕方になっても全然ダメ。ついに家中の窓ガラスを磨いてしまった。

オランダの窓は一枚ガラスで、でっかくて、しかも数が多いので、重労働なのだ。ガラス磨きだけで商売になっているくらいなのだ。うちはケチって自分でやっている。あー、つかれたぁ!!

ついでに、先日買ってきてポットに入れたまま花壇に放置したパンジーを植えた。20鉢は結構ある。百姓出身(?)の夫が根っこをほぐしてきれいに植えてくれた。ほぐさないと根っこが固まったままで、伸びていかず、枯れてしまうのだそうだ。知らなかった。エリカが枯れ始めたのはそのせいのようだ。エリカもやり直してくれた。サンクスッ!!

夕食はイカ墨スパゲッティを夫が作っている。


18(za)
もう信じられないのです。石原東京都知事の発言です。

重度障害者を収容している病院を視察して、「こんなことやっているのは日本だけ」「西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないか」「ああいう人ってのは人格があるのか」と言ったそうだ。障害者を不要品扱いするこの人を知事にしたのは東京都民。

安楽死にも言及したらしいが、オランダの安楽死はものすごく厳格に決められていて、直る見込みがないくらいでは認められない。第一そんなこと許したら、ナチスのやったユダヤ人狩りと同じ発想になってしまうではないか?直る見込みがなくとも人間であり、家族もいれば友達もいるのだ。

いったい意識不明状態の弟を見舞うため自衛隊機を飛ばしたのは誰だったのだ。時の防衛庁長官だった石原じゃないか。この人の頭はどうなっているのだろう。人権感覚ゼロだ。

今後の東京都の福祉政策がどうなっていくのか気になるところだ。


17(vr)
きょうの新聞で、ブレーメン国際日本学園がこの9月から閉校に追い込まれた、と報じられていた。

欧州には全寮制の私立日本人学校がたくさんあるが、高校卒業後の進学先である大学がバックについていないと、生徒確保は大変だと思う。

それに当初は海外に住む日本人子女のためという建学目的があったにしても、日本企業の駐在員家庭は総じて学歴ブランドに固執しているから、レベルの低い(と判断された)学校や進学の実績のない学校は敬遠する。経済的なバックが弱い学校は日本からも生徒を募集し、日本の金持ちの、いわゆる「落ちこぼれ」「問題児」をも入学させる。在校生徒全員が日本から来た生徒の学校もある。そうすると在外の子どもはそういう学校には行かないで、母親と帰国して(お父さん単身赴任状態ね)日本の「良い」学校を受験する。すると在外生徒が集まらない、という悪循環が生じる。

在外校にもブランドがあって、自由を制限してでも「お受験」重視ならロンドン立教、自主独立精神を養うのびのび教育なら東海大デンマーク校、と相場が決まっている。

在外校も淘汰の時代が来たのか。

本日のメニューは手巻き寿司(まぐろ、いか、さけ、ほたて、たこ、甘海老、厚焼き卵)、きんぴらごぼう、里芋と切干大根、ひじき。

日本へ帰国するのは駐在8年半の夫婦。4歳のひとり息子はオランダ産。自己主張をしっかりする、なかなかおもしろいキャラクターを持ったやんちゃ坊主だ。帰国したら母国語をしっかりさせることが課題のようだ。がんばれ!!


16(do)
前庭のひな菊が枯れてきたので、代わりに植えるため、すみれの苗をたくさん買ってきた。日本では三色すみれしか知らなかったが、こちらは色が豊富で、迷ってしまった。紫、白、黄色の定番だけでなく、ピンク、水色、真紅などを取り混ぜて20鉢(全部で22ギルダー)、その他、菊やミニバラ、ラベンダーの苗も少し買った。ラベンダーはいいにおい。

張り切って庭に植えようと思ったが、気分が良くなくて、午後寝込んだ。夕方、夕食の支度を終えて、メールチェックして、留守電が入っているのに気が付いた。再生すると、夫の声で、きょうは夕食いらない、だと。テーブルの上を眺めて溜め息!!

明日は我が家で、帰任する家族のお別れパーティーをすることになっている。多分期待されるのは手巻き寿司。これから日本へ帰る人に寿司もないだろうが、頑張って作ろう。特に寿司飯は気合が大事なのだ。しかし、こうして送り出してばかりで、私はいったいいつ帰任になるのだろうか?「日本に帰りたい?」と聞かれると思いは複雑。「帰りたい、帰れない。」


15(wo)
来年はJSバッハ没後250周年で、バッハゆかりの地ではさまざまな催し物がある。ここオランダはどういう関係かは知らないが、クラウトヴァット(Kruidvat)という化粧雑貨チェーン店が、バッハの全曲を収めたCDボックスシリーズを制作、この9月から来年 12月にかけて販売する。(全20組、CD155枚)

このシリーズは全部購入しても450ギルダーで、とても安い。1枚あたり2.80ギルダーだ。サンプル盤(2ギルダー)を聞いてみたが、音も演奏もなかなか良い。とくに全曲のうちのいくつかはオランダの演奏家を用いているのも、姿勢としては評価できる。まあこれも企業戦略の一つであろうが、文化を売るわけだし、よその有名な演奏家を並べるよりも地元で評価のある人のほうがいい。

きょうやっと第一回目のCDボックス(9枚組、24.95ギルダー)を買った。デジタル録音だ。まともだ。安いCDは昔のレコードから作り直したりしているのが、これは違う。今後が楽しみ。でもクラウトヴァットまで行って買うのがちと面倒。2ヶ月毎に出る。


14(di)
いつまでも寝てるわけにはいかないから、買い出しに行ってきた。いつも食べているスパゲッティ(De Cecco)とバルサミコ酢(Galletti社のAceto Balsamico di Modena)が足りなくなってきたので、Hanosというホレカ(ホテル・レストラン・カフェ)の会員制大スーパー(卸専門)に行った。友人がメンバーカードを持っているので借りていったのだ。パスタの種類が豊富で感激。イカ墨スパゲッティも買ってしまった。500g袋9ギルダー。安い。

きょうのメーリングリストで、長崎からとんでもない情報が入ってきた。

8月25日、諫早市内で行われた長崎県町村議会議長会主催の研修会で、中川八洋という筑波大教授が「衰退する日本―国家再生の道を探る 」と題した講演をしたそうだ。その発言を羅列すると、

「長崎市長が作った長崎アピール(平和宣言 )は正気とは思えない」

「日の丸・君が代(の法制化)に反対した者は非国民。共産党 の議員に税金で金を払う必要はない。」

「女は40(歳)過ぎたら肉のかたまり」

「日本は戦争をしないからだめ。戦争をしない民族は退廃する。」

「少子化で日本は滅びる。男は二号・三号に子どもを産ませたらよい。それにこそ助成すべき だ。」

「男女は平等でない。三十過ぎの女性に金を使う必要はない。」

「セクハラ裁判 をしているのはみんな共産党だ。社民党の福島議員は日本共産党から派遣されている。 夫婦別姓も共産党だから家庭崩壊する。」

「米国の銃社会はすばらしい。」

これが国立大学の教授職にある人間の発言か!こういう発言がいかに犯罪的であるか。こういう人間に市民は税金を出しているのか!税金はいうまでもなく長崎市民も、共産党員も、30歳過ぎの女性も払っているのだ。そういう人達の公僕になるならともかく、ゆえなく誹謗し、中傷し、名誉を毀損した罪は重いと言わねばなるまい。

少なくとも講演を依頼される大学の教授ともなれば、オピニオンリーダーとしての品位を保たねばならない。こういう教授の教え子こそいい迷惑であろう。


13(ma)
昨日はキューケンホフ夏の庭園に行ってきた。19日で閉園なのにまだダリアが固い小さなつぼみのままなのがあって、閉園後誰も見られることなく咲くのかと思うともったいなあいなあ、と思った。しかし客の入りは日曜日なのにあまり良いとは言えず、1日営業するだけでも経費がかかるわけで、この夏の庭園は経費倒れになるのでは、と心配している。何しろ8月19日から9月19日までという開園日程は子どもが夏休みを終えて学校に戻っているので、家族連れでは訪れることが難しい。春には多い観光バスも本当に少なかった。

帰宅後、体調崩し、寝る。

きょうも朝から心臓が痛く、寝たり起きたり。


11(za)
昨日のコーヒーモーニングは大人(女性のみ)14名、乳幼児6人、総勢20人。結構な所帯だなぁ。
朝はコーヒー、紅茶にケーキやカステラにあんこ餅。昼頃からは、メキシカンランチと称して、タコスとトルテリアチップス。タコスには、牛肉ミンチをタコミックスパウダーで煮たもの、レタスとサラダ菜の細切りとトマトのダイス切り、チェダーチーズ、オリーブの輪切り、アボガドを乗っけた。トルテリアチップスにはそれらの具の他に、サルサディップ、チーズディップを用意した。海外生活が初めての人達には珍しかったようで好評だった。デザートはライチとトルコ産いちじく。

(^0_0^)あわせ(どうして「かお」を変換させると顔文字がすーっと出てくるのだ!?)・・顔合わせが目的のパーティーだった。日本から赴任してきた人、他のヨーロッパの国へ転勤の人、日本へ帰国の人とさまざま。人事移動の激しいのがこの業界。たくさんのドラマが展開する。

パーティー開催には何と言っても掃除。これにつきる。ともかく人数分の座る場所を確保しなければならない。スリッパと椅子の準備。テーブルの位置。余分なものは除けねばならない。まあすっきりしたこと。しかし、無理矢理片づけたので必要なものがすぐに出てこない。結局あとからゾロゾロと引きずり出すのだな。うん。

昨日は更新する気力が残っていなかったので、さっさと寝てしまった。

きょうは次女から『海外生活断章ーアメリカ編』の入力メールが来たので、さっそく更新に取り掛かった。すごい分量。私はこれを当時、実際に手書きで書いて、レターサイズペーパー(A4の約2枚分)の裏表にコピーして日本へ送っていたのだ。

この分量を入力するのは相当大変だったと思う。ごくろうさん。


9(do)
今、カステラを焼いている。サイズが大きいため、焼き上がりに1時間強かかる。明朝のコーヒーモーニングのためだ。

まだ台所の片づけが残っている。買い物から帰ってきたあと疲れて一寝入りしたのがまずかった。夕食はうんと手抜きでほうれん草のおひたし(気取るとスピナッチのソイヤソースマリネ)、と豆腐ステーキ。夫が数日前から身体の調子を崩し、それでも毎日出勤しているので、このくらいの、胃に負担のかからないメニューがちょうど良い。

日本の池袋通り魔殺人事件は安全神話が崩れたのと、夢・希望を見出せない若者の姿を浮き彫りにしている。むしゃくしゃしても昔なら逃げ道があった。人を刺すとどういう結果になるかの判断ができた。やって良いこと悪いことの判断が出来た。

コンピューターを使って戦争までするようになり、人の痛みを思いやる心が育つ環境ではなくなってきている。ちまたでは血の吐く思いで名乗り出た元従軍慰安婦を売春婦だと言ってはばからない男どもがいる。南京大虐殺を、犠牲者の数字が違っているので事実とは認められないという「知識人」もいる。みんな人の痛みを思いやる「心」をどこかに置き忘れてきたみたい。なぜ?

きょう、トルコ産のいちじくを買った。地震で悲惨な状況にある人々の安全を祈りたい。東チモールは住民投票の結果、独立となったが、インドネシア軍の破壊、虐殺が続いている。民主化って何だろう。最低限、人々の安全と、確かな生活を確保できればいいのだが。弱い立場のもの、老人、女性、子どもが真っ先に犠牲になっていくのは、紛争地帯の常套だ。

夢や希望は貧乏な環境にあると思い描きやすい。しかし、絶望は極貧と富裕のどちらの環境にもあるのかもしれない。

と、カステラを焼きながらつらつら考えた。


7(di)
引越しかと言うくらいに部屋の整理を始めちゃったもんだから、せっかく掃除機かけたのにまた埃がとびかってしまう。古い旅行パンフや時刻表は捨てる。あちこちに散在している写真はまとめる。雑誌も捨てる。ただし捨てる前に読むもんだから時間がかかって仕方ない。捨て始めると棚の中がすっきりしてくる。あーぁ、疲れた。もう寝ーよぉっと。


6(ma)
テーブルとカウチをどけたりずらしたりして掃除機を丁寧に掛けるのって、腰に響くのよね。きつぅー!おまけにカウチのカバーまではずして洗濯しようってんだから、結構重労働。


5(zo)
朝のメールチェックで山形の担当者からメールが入っていた。早急にHPの手直しをするそうだ。いいことだ。『外国人不可』という表現が差別と言うことに気がつかなかったみたい。

問題の根本は宿泊させる側が、言葉がわからないからと外国人宿泊客を排除する姿勢にある。旅館はパブリックの仕事であるということにまず気がつかねばならない。客を選ぶ自由は限定的にはあろうが、日本人であるかないかで選ぶ自由はないと心得るべきであろう。

∞∞∞

出張先から夫が電話してきた。金土日と連日夜電話したが出ない、出張に出る日、身体の具合が悪いと言っていたので、もしかしたら死んでいるんじゃないか、誰かに家まで見に行ってもらおうかと思った、と言う。

金曜日は多分インターネットで遊んでいた、土曜日は映画見に行っていた、きょうはいたけど出る前に切っちゃったじゃないの、と言ったが、インターネットなら話し中のはずなのに呼び出し音だった、という。インターネットに接続している時は電話してきても呼び出し音だよ、といっても信じない。困ったもんだ。うちはISDNじゃないから、インターネットにつないでる時は留守電も作動しない。そういう時はメールをくれるのが手っ取り早いのだ。メールチェックは煩雑にしているので、電話に出ない時でもメールは見られる。そういうことがわかってない。なんのためのノートパソコンと携帯電話なんだか。

挙げ句の果てに浮気してんじゃなあい?だって。嬉しい誤解をしてくれるじゃないの。こんなオナカの出っ張ってきた中年のオバンを誰が相手にするの。そういうのが好きという物好きも世の中にいるから・・・なんとかかんとか・・。ま、語るに落ちた。物好きはアンタナンダネ。

電話を切ってから猛烈にアッタマに来た。私の身体を心配するくらいなら常日頃家事を分担しろー。ゴミくらい出せーぇ。あーぁ、やんなる。ッタク。

きょうは太陽のご機嫌が良さそうだったので、布団を干した。ベッドマットも干した。クモの巣と格闘もした。クモの巣を取るのに天井が高いので腕が痛くなってしまった。

パソコンをなだめながら使っている。もうやだ、こんなの。私はパソコンの奴隷じゃないぞ。

なんて言ってる間にもう月曜日が来てしまう。


4(za)
きょうはBloemencorso花のパレードの日。
朝、世界一の規模の生花卸売市場から出発して、アムステルダムの街中を午後から夕方にかけて通過、ザーンダムを経由して夜中に戻ってくる。毎年この日は誰かがいるけど、今年は私ひとりなので、朝ゆっくり起きてしまった。いつものアールスメーアの路上で見るには遅い。まっいっか。

夕方アムステルダムへ出た。花のパレードのせいで、トラム、メトロのダイヤが狂っている。なんとWTCで降ろされてしまった。反対車線のトラムの客はプラットホームのはるか手前で降ろされて線路の脇を歩かされている。線路に電車がたまって動かないためプラットホームまで行けないのだ。後から来たトラムに乗ってやっとアムスの町に入ったが、パレードが通過した後で、すごい熱気だ。人出も多い。こういう雑踏の中に身を置くと、社会が動いているという実感がわく。常日頃閉じこもりの状態では躍動感が味わえない。

映画「Notting Hill」を見た。ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの共演。最後はハッピーエンドになるラブストーリー。感情が疲れなくていい。

パソコンがおかしい。強制終了にしょっちゅうなるのだ。たとえばウェッブページを見て、ついでにメールチェックし、回線を切断すると強制終了になる。それでウィンドウをいったん閉じようとすると、また強制終了になる。仕方ないのでCtrl + Alt + Delete を2度やって再起動し、終了させるという、なんともまどろっこしいことをすることになる。

というところできょう1日が終わってしまった。


3(vr)
ホントに信じられない話です。

秋の山形国際映画祭に参加を予定しているが、ウェッブサイトで宿泊状況をチェックしたら、なんと各旅館に「外国人可」「外国人可 ただし日本語話せる方」「外国人不可」という3種類のどれかの文言が付いている。「外国人可 ただし日本語話せる方」「外国人不可」の付いた旅館は即宿泊候補からはずした。

こんなのは人種差別だ!

「外国人可 ただし日本語話せる方」という場合、どの程度の日本語 能力を要求されるのか?

「外国人不可」と言う場合、日本国籍を持っていれば日本語が話せなくてもいいのか?日本語を理解する難聴者はどうなるのか?

考えれば考えるほどわからなくなる。「こんなのは人種差別だ」と訴訟に持ち込まれたら日本ではどうなのだろう。欧米では明らかに旅館側が負ける。アメリカでは懲罰的に莫大な(億という単位の)賠償金を払わされるであろう。

私はヨーロッパ各地を度々一人で旅行するが、英語の通じないところでも何とか紙とペンで数字を書いてその日のホテルは確保している。何せ英国以外、英語は外国語だからね。日本でこういう対応を旅館がしているなんて国際化って何だろう、と考え込んでしまう。

人種差別は犯罪である、という社会的常識が欠落しているからこういうことがまかり通る。開催地が山形という「田舎」だから、ではすまない問題を内包している。

朝、友人から電話がかかってきた。共通の友人が本を出したので私に渡して欲しいと頼まれ、日本から持って来てくれたのだそうだ。お互い中年女同士の健康の話になって、思いが沈んできてしまった。

明日はブルーメンコルソ。お花のパレードだ。今年はひとりで見ることになるのか。あーぁ。


2(do)
2000年のユーロサッカーのチケットを息子がオンラインで取った。1回につきひとり2枚しか予約できない。私はホテルの予約をした。しかし、来年の6月の話だ。その頃までオランダにいるという確信があるのだろうか。笑える話である。

腰痛だぁ。いた〜〜い!!


1(wo)
さて、9月。
夫が1週間の出張に出た。今回はヨーロッパ内。始終出張に出る人だが、転々とホテルを泊まり歩くのはつらいものがあるようだ。帰宅後も単発で出張が続き、日本出張とつながっているようだ。ともかくご苦労さんです。

さて、私のやることはいくつかあるが、ともかく家の掃除だ。今月は会社のディビジョンの妻たちのコーヒー・モーニングを予定している。我が家はリビングルームとダイニングルーム、キッチンがワンフロアーなので、一見広々している。集まりやすいのだ。ただ、コンピューターもその一角を占めている。在宅時は一日の大半をここで過ごしている。だからとてもゴチャゴチャしている。ともかく掃除だ。


1999年7月, 1999年8月 の日々想うこと


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