July 1999


31(za)
昼頃買い出しに出た。夕方、ドイツから戻ってくるオルガニストのN子さんを迎えに行った。
庭のテーブルでムール貝を食べて、そのあと手巻き寿司にした。デザートはライチーにすいか。お庭で食べる夕食ってレストランみたいにしゃれていて、しかも家だから のんびりできる。最近の若い人たちの異星人ぶりについて話に花が咲いた。
うさぎやに遊びに行った。おっ、私の原稿が載っている。うさぎやに載ると言うことはオリジナリティがあると判断されたわけで、ヨシッ、と自分のホームページを作るのに元気が湧いてくる。ヨシッ!


30(vr)
週末、金曜日だというのに一歩も家から出なかった。庭のパラソルを広げたときだけかな、外気に触れたのは。なんと一日中コンピューターのマニュアルをずっと読みながら、あーでもない、こーでもないといじっていたのである。もうヤだ。パソコンキチが近くにいたら一発でわかるようなことでもすべて本をひも解き・・・の古典的なやり方をしている。まあそのかわりわかったときは完璧に自分のものになるが。

8月11日昼前後、ヨーロッパで皆既日食が見られるが、そのルートをインターネットで調べた。NASAが詳細な皆既日食地図をアップして、オランダのサイトもそれを引用している。英国ポーツマスをかすり、パリの北方Noyonの真上を通過、ステュットガルトの真上からミュンヘン、イスタンブール、カラチの真上、と200km5分速さで移動。今回は今世紀最後でかつ都市部分で見られることから、ホテルは結構満杯になっているようだ。貧乏な私はテント持ってキャンプかな?もう行く気になっている。

昨日のアトランタの事件、犯人が自殺で終結したようだ。株で失敗したらしい。それにしても銃で次々に殺人とは。巻き添えを食った人の人生はどうなるんだ。残された家族の心の傷は?やりきれない。

もうすぐ8月。そうなるとこのページも8月にするわけだが、7月のを過去ファイルとしてリンクさせねばならない。そういうノウハウはまたマニュアルを読みながらなのである。一人前になるには時間がかかるなぁ。


29(do)快晴
午後からアムステルダムへ出掛けた。夏のセールのシーズンだ。セールとは関係なしに、料理の本(英語)が目に付いたので2冊買った。こちらの野菜の調理法など基本ブックと地中海の料理本。一冊30ギルダー。高いか安いか。使いこなせば安いんだけどね。ま、目で見て楽しむという使い方もあるのだ、と納得させる。

今CNNで実況中継しているのは、アトランタのオフィスビル街で銃で9人殺されたという事件。詳細はまだ良く分かってないようだ。市長がインタビューに答えている。容疑者がまだ見つかっていないため厳戒体制?のようだ。。TVでは容疑者の似顔絵を放映しているが、アナウンサーが容疑者を一貫して「ミスター・バートン」と呼んでいることに聞き間違いか、と思った。アメリカでは一般的なのだろうか?
それにしてもアメリカって国は銃に関してはホントに懲りない国だ。


28(wo)快晴
朝から洗濯の合間にホームページをいじったり、メールチェックしたりしていたら1日があっという間に過ぎてしまった。
CNNによるとスイスのBoeningenでウォータースポーツを楽しんでいたレジャー客が19人死亡、行方不明も2人とか。パスポートを持ってないので、身元確認が出来ない、と言っている。川の上流で急流を滑り降りたり、ジャンピングしたり、ラフティングしていたらしい。コーチつきのアドベンチャークラブのようだ。それにしても犠牲者が多すぎる。


27(di)
早朝夫が出勤。朝のフライトでドイツへ飛び、一仕事した後、夜日本へ飛ぶ。1週間の予定。日本で働く娘たちへ、手作りのポットカバーを託す。インターネットでネットサーフィンして遊ぶ。ホームページのあちこちをいじってみた。


25(zo)気温30℃
Dutch Open Golf の最終戦を見にヒルバーサムへ行ってきた。ともかく暑い。気温の高いのは苦手だ。
日本人のトモリ(漢字知らない)の15ホールからついて回った。プロゴルファーは色黒だ。ピーンと張り詰めた雰囲気の中で真剣な表情でクラブを振るプロのプレイを目の前で見ることが出来るのは、怠惰な生活を送っている私にとっては刺激がある。トモリが18ホールで終わった後、ドイツ人の有名なゴルファーのあとをついて回った。それも終わって、18ホールのフェアウェイの左真ん中あたりで座り込んで見ることにした。ところが、そこがとんでもない場所で、ドライバーで飛ばしたボールが左に大きく外して飛んでくる。道、ブッシュ、大木の元。7人が私めがけてクラブを振ったんじゃないか、と思ったほどだ。その度にゴルファーが舌打ちしながらやってきた。でもさすがプロ。ちゃんとフェアウェイにのせるのだ。それもよりグリーンの近くにねらいを定めて。夫も驚いたり、感心したり。やっぱりプロフェッショナルのお仕事はすごい。


24(za) 本日、暑い。
「暑い」と変換すると顔文字が出てくる→(~Q〜;)(~Q~;)なぜだ?
CNNで毎日J.F.Kennedy Jr.の飛行機事故とその後の映像が流れている。今朝は遺骨を海に流したことと、ニューヨークのミサのシーンを繰り返し放送している。人々の行動とマスコミの反応はダイアナ妃の事故死のときの再現のようだ。私も結構見ていた。

日本は国会がとんでもない方に行こうとしている。この国の政治家のどうしようもなさに、腹立たしさよりも悲しくなってくる。そんな時、三井マリ子の『男を消せ!』は痛快だ。彼女も都議選挙で切れた人だ。これからは女がどんどん出て行かなあかん。つくづくそう思いながら、外国にいることがうらめしい。国旗国家法案が法制化されたら締め付けが厳しくなるぞ。保守的な上坂冬子が「君が代・日の丸に反対する自由がないような国であってはならない」というようなこと言っていたが、この件に関しては同感だ。

早朝、涼しいうちにひとりで前庭の草むしり。午後、夫と魚の買い出しに漁港まで。ディナーメニューはお寿司。マグロ、たこ、紋甲いか、帆立、鱒のいくら、納豆。幼い頃お寿司屋さんになりたかったという夫が握ってくれた。まるで中年のままごとだ。オランダの日本レストランで食べるよりもよっぽどおいしかった。ネタがよかったせいか。気合を入れて炊いた寿司飯がよかったか。これで子どもが目の前に3人揃っていると嬉しいのだが。いかんいかん、愚痴だ。

明日はダッチオープンゴルフを見に行く予定。タイガーウッズは出ないそうだ。スターがいないのはつまんない。日本人のトモリが残っているらしい。去年もトモリが残っていたな。


23(vr)
サンノゼから先月亡くなった陳牧師の最終説教のリーフレットが届いた。記念礼拝で出席者に配布されたもの。教会の友人M子さんに無理に頼んで送ってもらった。じっくり読んだ。話し言葉は読みやすく編集されていたが、陳先生の思索、人格が正確に伝わってくる。3歳で台湾から神戸へ移住し20歳のとき渡米。69歳で亡くなった。40余年間、日系教会で英語で説教された。

夫が出張から帰宅後、全日空のハイジャック事件のことを言っていた。すぐインターネットで検索。ホントだ。包丁で刺されて機長は死亡。以前羽田空港から大阪行きに乗ったが、ちいさなアーミーナイフでも取り上げられた覚えがある。それだけ日本の空港はチェックがきびしい、と思っていたのだが。日本を年に数回往復している夫が言うには、最近はアーミーナイフくらいならフリーパスだそうだ。ヨーロッパ出国時ならアーミーナイフはOKでも、日本出国時は駄目だったので、警備が相当緩んでしまったのだなあ。でも羽田・札幌間という近距離にどうしてジャンボを使うのだろう。乗客は503人だったという。これだけの人間があわや犠牲になるところだったのだ。尾巣鷹の悲劇に何を学んだのだろうか?ヨーロッパではジャンボは近距離には使わない。そのかわり頻繁に飛ばす。その方が犠牲が少ない。乗客も本数がたくさんあった方が便利だ。


22(do) どしゃ降りが続く日。
きのう遅くまでリンクをいじっていたので夜更かし。朝がきつい。うさぎやホームページをチェック。おっ、江藤淳が自殺?早速ヤフーで見る。昨年秋に亡くなった妻の後追い自殺とか、看病疲れか、とかいろいろ。
この人は教科書にも載っていたくらい評論家としては名高いが、この人の名前を最近見たのは、ある雑誌に妻との思い出の手記が載った時で、妻にがんの告知をしない、と決意したとあった。私なら自分の人生の最後の決定をだまって夫に握られているのはつらいな、と思った。それまでの夫と妻の人間関係のありようとか、世代の違いもあるのだろうが。


21(wo)
6月24日にリニューアルしたゴッホ美術館に行ってきた。新築されたイベントウィングは日本の建築家黒川紀章の設計になるもので、曲線を多用した半円形の作りになっている。安田火災が資金提供したとかで、ジャパンマネーがこういうところに使われるのは歓迎だ。そのため(?)以前は日本語のオーディオ解説ガイドなどなかったのだが、今回行ったら日本語があった。ゴッホ美術館はいつ行っても日本人の鑑賞者がいるので、そのくらいのサービスは当然なのである。
私はミュージアムイヤーカードを持っているので入館料はタダ。でもオーディオツアーの貸し出しに8ギルダー50セント払った。口惜しいことにオーディオ解説のマークのある絵の前に来て、番号とプレイを押しても、解説が流れてこないのもあった。その絵の前で他の言語で聞いている人もいたので、日本語だけ録音してないのに違いない。同じ金額なのに、日本語の欠番が多いのである。3時間いたけど、疲れたのでまた今度にしよう。

帰りにトラムを途中下車して明治屋に寄った。まるで妊婦のつわりみたいに急にお寿司が食べたくなって、いかとまぐろの握りを2個づつ買った。(1個4ギルダーもした!たっかぁー!)帰宅後食べた。やっぱり寿司飯は私の作ったのが一番おいしい。ガイドブックに載っているレストランでも駄目。どうして料理人が作っているのにおいしくないんだろう。


20(di)
きょうから金曜日まで夫が出張。週末帰宅だなんて、我が家は下宿か。したら私は下宿のおばさんか。夫の留守中に私もどっかに出掛けようかとも考えたが、ホームページの作成中は気もそぞろだ。とはいっても一日中やっているわけではないが。

夜、ハーレムへ出掛けた。セントバヴォ教会のオルガンコンサートが夏の間、毎週火曜日の夜と木曜日の午後あるのだが、火曜日はオルガンの前に1時間カリヨンコンサートもある。私はこのカリヨン(オランダ語でbeiaard) が好きなのである。教会の鐘の音が、バッハやモーツァルトの曲を奏でるのだ。オランダにはカリヨン奏者の学校がある。きょうは Bernard Winsemius(ハーレムの町専属カリヨン奏者)がモーツァルトの曲を弾くので聞きに行った。教会の中ではカリヨンは聞こえないので、外で聞くことになる。教会の真下の鐘の塔の見えるところで聞く。塔の見えないところでは聞こえない。音が建物に邪魔されて下りてこないからだ。マルクト広場のテラスカフェで聞いている人もいる。再来週は日本人女性が、六段の調べ、さくらさくら、からたちの花、荒城の月、夏の思い出をカリヨンで弾くそうだ。日本の曲が教会の鐘の音にのるとどういった音が紡ぎ出されるのだろうか。楽しみだ。


18(zo)
珍しく夏らしい暑さ(?) である。5月に30度の暑さの日が一度あったきり、ずっと涼しい日々が続き、今週に来てやっと夏の天候なのである。オランダは避暑地か。
ずっとHPの作成に時間をつぶしている。まったくいつになったらルンルンフフンと更新出来るのであろうか?


17(za)
娘の誕生日。メールで「おめでとう」。インターネットの普及で昨今はメールでなんでもすませてしまう。ちょっと味気ない人生だな。


16(vri)
夫が出張から戻ってきた。今回は日本とアメリカをまわってきたので時差がダブルで大変そうだ。サンフランシスコで体調を崩して食べるものもろくに食べてないようだ。つらそうである。来週の出張に備えて週末に体調を元に戻さねば、と言っている。国際ビジネスマンはつらいね。
サンノゼでおまんじゅうを2ダース買って来てくれた。感激!さっそく冷凍保存する。サンノゼには日本町があり、教会あり、お寺あり、大衆食堂ありで我が家族にとっては懐かしい町なのである。

日本から来客到着。赤福をおみやげに持って来てくれた。きょうはあんこものの収穫期だ。うれしい。これも冷凍して少しづつ食べるのである。彼女はとりあえず明日まで滞在。オルガン講習会のため明日北ドイツに出発。2週間後に戻ってきて、そのあとデンマークの講習会だそうな。楽しみのある人生っていいな。私より9歳も年上なのだ。ほんとに元気な人だ。


08/1999, 09/1999,


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