<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
---2025/3/3 no.9---

バックナンバー

■子ども食堂の駄菓子屋で人気のコロッケ、2月は81個に・・

 部活帰りの中学生が始めたコロッケの「買い食い」。1月は16個でしたが、それが小学生たちに伝わって、2月は全部で81個。小学生たちが集団でやってきます。はじめは男子ばかりでしたが、最近は女子の集団もふつうに「コロッケ買い食い」。おいしい! といいながら喜んで食べていきます。小学生のひとりが「10円で食えるコロッケなんて冷凍食品だ」といったので、揚げる前のコロッケの山を見せました。こうやっておばちゃんたちは手作りするんだと。北海道産の有機じゃがいもを圧力釜で蒸かして、美味しい丹沢高原豚のひき肉を炒めてたっぷり加えます。どうだ、おいしいだろ。子どもたちには野菜食堂の営業時間でなくても揚げてだがしや券で提供していますが、一般のお客様にも営業時間内のテイクアウトならひとつ130円で提供しております。懐かしい買い食いでも・・・。

八百屋オヤジの ひとりごと

 今週は中学生たちが学年末テストで給食がない日があり、同時に9人が子ども食堂にご来店という経験をしました。中学生たちはいろいろなお惣菜やご飯、味噌汁をおかわりしますが、びっくりするのは、漬物が好きだということです。女子のひとりは「これ毎日たべたい」といって4回糠漬けをおかわりしました。大人の中には手をつけずに残す人が少なくないというのに、不思議な現象です。時代が一回りして、子どもたちにとっては経験のない味で新鮮なのかもしれません。30年以上ぬかをつぎ足しながら育ててきた糠床でつけている「本物」だということがわかるのでしょうか。糠床を見せたら「見たことない」といいました。

◼︎野菜食堂のかんたんレシピ

★子ども食堂のカツ煮ランチ★

子ども食堂のカツ煮ランチ

 

 子ども食堂での食事でもコロッケが圧倒的な人気メニューですが、先日は「カツ煮」がいいという子がコロッケ集団の中にひとり。車麩のフライを玉ねぎといっしょに鰹ダシで煮て、たまごとじにします。みさと屋の有精卵で作るので、とてもいい香りの料理となります。


★豆腐の梅しそはさみフライ★

豆腐の梅しそはさみフライ

 

 たくさんのお弁当に入れるために揚げたフライ。府中の元気屋さんのもめん豆腐を水切りして薄く切って青じそと梅肉を塗って2枚ではさんで、パン粉の衣をつけて揚げます。豆腐の味がしっかりと支えていないと美味しくない料理なので、やはりみさと屋の元気屋とうふですね。国産大豆と天然にがりだけで作った貴重な豆腐。この時期にもまだ値上せずにがんばっています。


■みさと屋・野菜食堂

bento

みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。

■野菜食堂のお弁当

bento

 野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。

「藤川の放射能測定日記」

 久しぶりに測定依頼があり、調布市のカニ山のドングリを測定しました。セシウム137を、1.34ベクレル検出しました。ここのドングリは経年変化を見るために毎年のように測定を続けてきました。始めた10年前は、半減期約4年のセシウム134も検出して、合計で9ベクレルほどの数値でした。減ってきたという印象ですが、半減期約30年のセシウム137はまだしつこく汚染を続けています。通常は食べないドングリですが、注意喚起をしています。

book
http://Minnanods.net

『持続可能で平和なエネルギーの未来』

takagi

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄