2024年が始まりました。みさと屋は昨年末に初めての体験をしました。子ども食堂を始めて5年、駄菓子屋を始めて約2年、子どもたち主催のパーティが開かれたのです。野菜食堂の営業終了後の30日、ご飯を用意してあげることはできませんでしたが、子どもたちの持ち寄りで24人。会場の設営、自転車があふれないように駐輪場所の確保、ゴミの持ち帰りまですべて自主的に考えてやりとげました。小学生の居場所になりました。
元旦の午後、福島の母と温泉に一泊した帰りに、東武電車に乗っていました。突然に電車内のすべての携帯電話が緊急地震速報で鳴り出しました。電車も「地震が発生とという情報」というアナウンスとともに緊急停止。やがてやってきた地震の揺れはかなり大きく感じました。それだけでも怖いのですが、その場所が13年前に震災発生で次男が孤立させられた場所の近くだったのです。栃木県鹿沼市。大学合格の報告に祖母に会いに行けと父に命じられた次男はこの電車に乗っていて、福島側から母の弟が車で救出するまで約7時間ひとりでそこにとどまりましとた。偶然とはいえ辛かった13年前をしみじみと思いだすことになりました。今回はその次男一家もいっしょでした。能登の災害はまだ進行中ですが、志賀原発はぎりぎりのところで踏みとどまっているという状態です。外部電源を失って内部が壊れました。福島事故の一歩手前だったのです。さらに今回の震源地の近くには珠洲原発の計画がありました。壊滅状態になっている地域です。この原発は北陸のみなさんのたいへんな努力によって建設を止めることができているのが幸いですが、もしこの原発が稼働していたらたいへんなことになるところでした。長年にわたってとなりの七尾市に住んで反原発の運動をしてきた友人がいますが、なかなか連絡がとれなくて心配しました。やっと「今は金沢にいて元気だが、七尾は壊滅」という連絡を受けました。
江戸東京野菜のひとつの伝統野菜、のらぼう。ご近所のしらべの自然農園さんが作ってくださったので昨年末から食材として利用しています。今年は野菜として販売できるかもしれません。ピザにたっぷり盛り込んだらたいへん好評でした。下の写真はのらぼう菜スパゲティ。こちらも独特の香りが楽しめました。
春らしい野菜の菜花、お正月にぴったりの味です。独特の苦味があるので辛子和えのような個性の強い和えものにしますが、マヨネーズに味噌と醤油少々を混ぜて和えると、とても美味しくなります。きのこや人参も加えて彩とします。菜花の苦味に負けないこってりとした味にすることで、菜花の味が引き立ちます。
みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。
野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。
ハウスダストの測定、経年変化を見ていくことにこだわる方の依頼です。掃除機にたまったゴミの測定ですが、以前は30ベクレルくらいの福島事故由来のセシウムを検出していたのですが、今回は8ベクレル。それなりに低減していますが、半減期2年のセシウム134が消えて大きく減った数値で、これからは半源期30年と寿命が長いセシウム137が残ったので、これからはなかなか減りません。家庭のゴミもまだ汚染されています。
みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄