真冬になるとほうれん草は横に伸びていくようになります。葉が厚くてふわふわしています。一見はほうれん草にみえないのですが、これが甘くて美味しいのです。霜に当たり、味に深みを加えます。金曜日に朝のテレビでこれが紹介された時に、アナウンサーさんが「スーパーでは見たことがないので、食べたことがない」といっていました。みさと屋には茨城や山梨から届いています。値段も通常のほうれん草と比べても高くありません。寒い時期にしかありませんので、ぜひ食べてみてください。通常のほうれん草も入荷します。
約20年使った自転車を処分しました。就職坊主が中学生だった時に近所の自転車店で買いました。高校生時代も使い、国分寺にある大学に通うことになって長距離を乗れる自転車を買うというので、当然この店で買うのだと思ったら、欲しい自転車のカタログをオヤジに見せたら特殊な自転車なので無理といわれたとか。ここで買えるものの中から選ばないで他で買うことに、小さな時からお世話になって安全に乗れてきたのは誰のおかげだ、と父はいいました。ムラカミ自転車がこの街にあるのは誇りだ、ここで自転車を買えないやつは出ていけともいいました。残された自転車はその後に父が乗り続けたのでした。自分が20年前に売り、何度も何度も修理してきた自転車の処分を頼まれた自転車店のオヤジは当然取るべき処分費を受け取りませんでした。
寒くなって味が濃くなって美味しいのは小松菜も同じです。ほうれん草のように「縮みスタイル」になることはありませんが、育つのに時間がかかる間に霜に当たって美味しくなります。お浸しにして他の野菜や揚げなどと混ぜて醤油で味付けをするだけで美味しい一品となります。千葉と埼玉から届いています。
ほうれん草はお浸しでも洋風の料理でもいいし、小松菜も醤油で和えるだけで十分に美味しいのですが、春菊は苦味が強いので、すりたての黒胡麻に甘味も少し加えて和えるのがいいのです。野菜食堂では砂糖は使わずに蜂蜜を少しすり黒胡麻に加えて醤油で味を整えて和えます。春菊は消化酵素が多く含まれています。
地中海沿岸から西アフリカまで広く食べられているパスタの一種クスクス。いろいろ試作をしています。今週の土曜日にアフリカをテーマにした小さな会合を予定しているのです。セネガルのレコードを聴く会で出す料理です。どのようなアフリカ料理になるのでしょうか。エチオピア料理はやったことがあるのですが西アフリカは初めてです。
みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。
野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。
今週は福島県伊達市で製造された餅の測定依頼がありました。餅米の産地も伊達市のようです。伊達市などの福島県中通りの稲作では、原発事故直後はかなりの汚染が見られました。イネや小麦などのイネ科の植物はたいへん残念なことにセシウムの移行係数が高い方に分類されるのです。これも農家のみなさんの努力や時間の経過で検出されにくくなっています。餅は検出限界値2ベクレルで不検出でした。
みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄