<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
---2022/7/4 no.25---

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■久しぶりの田んぼ作業、となりの畑の草取りをしました。

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 田んぼの横にじゃがいもと枝豆を植えてあるのですが、その草取りをした日曜日、大きく伸びた稲の生長ぶりも確かめました。もう穂ができ始めるのも間近です。畑には今年生まれたアマガエルがいっぱいいます。7月の末には「畑の収穫祭」をする予定です。今年は例年より1カ月早い稲作の進行なので、7月のうちに案山子つくりの体験もして稲刈りに備えます。この日は子どもの参加はひとり、ずっと虫や水性生物たちを追いかけていました。

八百屋オヤジの ひとりごと

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 田んぼの作業に久しぶりに出た日曜日、前の田んぼからの引っ越し作業の最後の仕事、重い稲のハザがけ用の鉄パイプをたくさん運びました。みんなは腰を心配してくれましたが、腕の筋肉がパンパンになってしまいました。今週は店の開店記念日、入口に36周年のお礼のことばを・・。

◼︎野菜食堂のかんたんレシピ

★いわしの蒲焼風★

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 野菜食堂では炭火を焚いて蒲焼はできませんので、なんちゃって蒲焼です。生イワシ開を半分に切り分けて、腹のところの小骨がある部分をそぎ取っておきます。これに片栗粉をつけて揚げます。みりん、酒、醤油各1を煮たてて、水3を加えて、砂糖も少々加えます。他の料理では砂糖は使わない店ですが、青魚の味付けだけには少々使います。魚に味を染みこませるのに必要なのです。フライパンにタレを少しとって煮立てながら揚げたいわしにからめるように煮詰めていきます。白胡麻をふります。

★こかぶと人参のサラダ★

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 この暑さの中で、酸味が効いたサラダが食べたくなります。かぶのさわやかな味も季節の味です。薄切りにしたかぶに塩をふってしばらく置いてから水気を切ってください。人参の千切りとかぶの葉のみじん切りをまぜて、酢とサラダ油を半々で混ぜてハーブソルトで味を整えたドレッシングで和えます。

★野菜食堂の胡麻塩★

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 テーブルに置いている胡麻塩がおいしいと好評で「買って帰りたい」というお客様がいます。しかしこれは店内での手作りで、商品ではありません。いつも炒りたての黒胡麻と自然塩を使って手作りします。そして保存をせずに使い切ります。いつも炒りたての胡麻の風味が生きていて、これが美味しさの決め手です。

★子ども食堂のごはん★

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 子どもたちにとって美味しくて食べやすいこと、栄養のバランスを考えて作ることを考えて作っている子ども食堂の食事。利用する子どもはまだ限られています。一応は300円ですが、お金がないときも利用してください。今、食事が用意されていない子どもたちのために毎日やっている子ども食堂です。突然来てもだいじょうぶです。

★みさと屋こども食堂★

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 調布市内の3校の小中学校が、コロナのために学校閉鎖・学年閉鎖となりました。急な休校で食事に困っている子どもたちは、毎日やっている「みさとや子ども食堂」に来てください。カップラーメンやコンビニ弁当を食べなければならないとき、みさと屋に来れる子は、子ども食堂の有機野菜たっぷりで栄養満点のご飯を食べにきてください。300円ですが、お金はいつでもいいです。お金がいまなくても、食事が用意されていない子どもたちはぜひ来てください。子どもだけでレストランには入りにくいと思います。「子ども食堂弁当」といってください。お弁当にします。こんな時だから、野菜たっぷりで、経験ゆたかな調理師がバランスよく作るごはんがカラダにいいのです。免疫力がつきます。小学校でいま学年閉鎖になっているところは少し遠いので、子どもだけで来るのはむずかしいかもしれません。近くの第一小、八雲台小のこどもたちは来れるから、日曜日いがいは毎日やっている子ども食堂があることを覚えておいてください。学校閉鎖の第3中の生徒たちは、自転車なら10分なので来れます。11:45~14:30、夕ごはんでもOK、17:00~20:00。日曜は休みです。

■みさと屋・野菜食堂

みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。

■野菜食堂のお弁当

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 野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。

「藤川の放射能測定日記」

 青梅の測定依頼からしばらく仕事がなかった測定室ですが、排水溝にたまった落ち葉を測定して欲しいという依頼がありました。自然界にある落ち葉ではないのでどうでしょうか、現在微量のセシウムにも対応できるように長時間の測定にかけています。いろいろな果実が実る季節です。ぜひ一度測定の依頼をお願いします。11年が経過した世界でセシウムがどのような振る舞いをしているのか、探求していきたいと思います。

book
http://Minnanods.net

『持続可能で平和なエネルギーの未来』

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 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄