みさと屋で販売している有機認証米「啄木米」の生産者、岩崎隆さんからいただいた写真です。さすがに機械で植えた稲は私たちの田んぼで手で植えたものとは違う揃い方。泳いでいるのは生産者が育てた合鴨です。これで除草をします。合鴨は人間が作り出したマガモとアヒルの交配種で、田んぼを泳ぎながら雑草が芽のうちに食べてくれるのです。成長した合鴨は食肉として出荷するので一石二鴨、という訳です。調布の田んぼの学校にやってくるのはカルガモで、唯一「渡り」をしない自然種の鴨です。
野ぶきといっしょに届いたのが、笹の葉に餅米を包んで蒸した「笹巻き」です。餅米には味はついていないのですが、生のコメを笹といっしょに蒸しあげる過程でいい香りがご飯に移ります。これを笹の葉をはがして黄粉をまぶして食べます。85才の母は「今年が最後、もう作らない」といいます。この会津の山奥の味を受け継ぐことはできないものかと考えてしまいました。この母はみさと屋の就職坊主が農業関係の新聞社で活躍しているのを見て喜んでいます。
福島の田舎から大量の野ぶきが届きました。下茹でして皮をむいた状態、これは母の愛です。このまま醤油とみりんで煮れば美味しく食べられます。元気屋さんの揚げの短冊を加えました。野生の味です。会津の母の味です。みさと屋での野ぶきの販売は終わっています。静岡県からの出荷なので4月くらいです。雪深い会津地方の山菜なので、この時期の到着となりました。ランチの小鉢で食べていただきます。
人気のカツカレーです。今年は初めて一年を通してナスが出荷されたので彩がいい状態でお出しできています。揚げ野菜なので、良質の油を吸ったナスは一番おいしいです。野菜食堂自慢のたっぷりのタマネギを長時間炒めてベースを作るカレーといっしょに食べてみてください。畑のカツも昆布ダシのみで、ベジタリアンメニューです。
子どもたちにとって美味しくて食べやすいこと、栄養のバランスを考えて作ることを考えて作っている子ども食堂の食事。利用する子どもはまだ限られています。一応は300円ですが、お金がないときも利用してください。今、食事が用意されていない子どもたちのために毎日やっている子ども食堂です。突然来てもだいじょうぶです。
千葉のさんぶ野菜ネットワークから美味しいこかぶが届いているので、さっぱりとしたあえ物にしました。梅雨時に合う梅味です。薄くスライスしたこかぶに塩をふってしばらく置きます。えのきをゆでておきます。キュウリも薄くスライスしておきます。かぶから出た水気をしぼってから、キュウリとえのきを混ぜて、蜂蜜と赤梅酢を混ぜて、梅干しをたたいた梅肉も少々混ぜたドレッシングで和えます。こかぶのさわやかな味が引き立つ味です。
調布市内の3校の小中学校が、コロナのために学校閉鎖・学年閉鎖となりました。急な休校で食事に困っている子どもたちは、毎日やっている「みさとや子ども食堂」に来てください。カップラーメンやコンビニ弁当を食べなければならないとき、みさと屋に来れる子は、子ども食堂の有機野菜たっぷりで栄養満点のご飯を食べにきてください。300円ですが、お金はいつでもいいです。お金がいまなくても、食事が用意されていない子どもたちはぜひ来てください。子どもだけでレストランには入りにくいと思います。「子ども食堂弁当」といってください。お弁当にします。こんな時だから、野菜たっぷりで、経験ゆたかな調理師がバランスよく作るごはんがカラダにいいのです。免疫力がつきます。小学校でいま学年閉鎖になっているところは少し遠いので、子どもだけで来るのはむずかしいかもしれません。近くの第一小、八雲台小のこどもたちは来れるから、日曜日いがいは毎日やっている子ども食堂があることを覚えておいてください。学校閉鎖の第3中の生徒たちは、自転車なら10分なので来れます。11:45~14:30、夕ごはんでもOK、17:00~20:00。日曜は休みです。
みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。
野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。
青梅の依頼がありました。久しぶりです。果実類からは関東のものなら5年前くらいまで少しずつでもセシウムを検出していました。カリウムを多く含む物はセシウムを溜めやすいのでしょう。しかし最近は東京の物からは検出例は出なくなりました。この青梅は千葉県産ですが、800分かけて限界値を2ベクレル代にしても不検出でした。いろいろな果実類が実る季節です。1キロを測定のために回してください。データを残しましょう。
みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄