<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
---2019/5/7 no.17---

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いろいろ理由があり、連休を全部休ませていただきました。

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 ちょっと勇気も必要だった連休の全休。いろいろ理由がありました。冷蔵庫の入れ替えにともなって小さな改装が必要だったのでこの機会にやってしまおうと考えて大工仕事、真ん中の3日は憲法集会でのスタッフ動員、そして後半はやむを得ない事情での札幌旅行。これらをしているうちに9日の休業日が過ぎていきました。田んぼではもう稲の芽が出そろっていました。今年もカルガモが来ています。

八百屋オヤジの ひとりごと

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 連休をいただいていたので野菜の写真もメニューの写真もありません。申し訳ありませんが、ここでは連休中の私たちの話題を書かせていただきます。上の写真は残念な料理「イノシシ肉のにんにく炒め」です。福島の弟がサラリーマン兼業の猟師をしていて、一日だけ帰省した藤川いね子がもらって帰ったものです。イノシシのような自然の肉類(ジビエと呼ばれる)には、放射能(セシウム137)が蓄積している場合が多いので注意が必要です。自然のタケノコやどんぐりなど放射能が集まりやすいものをイノシシ(熊も鹿も)が食べているからです。畑のものからはほぼ放射能が出ない会津地方で、土壌の汚染も東京並みなので野菜などは心配する必要はないのですが、イノシシはあちこちに移動するので心配です。そこで測定室で計測してみると3.7ベクレル/Kgの検出、久しぶりの食品からの検出例となってしまいました。今もっとも放射能の心配をしなければならないのはジビエ類と天然のきのこ、そして天然の山菜です。ぜひちょうふ測定室で確かめてみてください。このイノシシ肉はたいへん低い値でしたので「年寄り限定」で食べることにしました。新鮮で味はたいへん良かったですが、残念な放射能汚染の一例です。いっしょに持ち帰った山菜の「こごみ」は不検出で、こちらも美味しくいただきました。
連休の後半はある事情を抱えて札幌へ。緊張を伴う秘密会談を終えて札幌市民の憩いの場であるモエレ山へ。札幌を満喫。その前日はあいかわらず憲法集会で裏方スタッフ、トランシーバーをもって走り回りました。その疲れを札幌の風景が癒ししてくれた連休でした。就職坊主が住む札幌。

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野菜食堂のかんたんレシピ

★豆腐ハンバーグ和風あんかけ★

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 いつも好評をいただいている豆腐ハンバーグですが、定番メニュ―では大根おろし添えでお出しするのですが、ランチタイムでは写真のような鰹ダシの和風あんかけにしてお出ししています。つけ合わせのサラダがランチでは一品少ないかわりのあんかけスタイルです。どちらにもファンがいる当店自慢の一品です。

■みさと屋・野菜食堂

みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。

■野菜食堂のお弁当

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 野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。

「藤川の放射能測定日記」

  連休中はイノシシや山菜のこごみだけでなく、みんなのデータサイトの公式な仕事でもあるタケノコの測定依頼もありました。杉並区のタケノコ、皮付きだと可食部分は40%以下となるので測定に必要な量は2キロ以上、今回は小さな物でしたが4本送っていただきましたので、なんとか正式な試料として受け入れることができました。じっくり測定して検出限界値1ベクレル代にできて不検出でした。 http://Minnanods.net

放射能測定

『持続可能で平和なエネルギーの未来』

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 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄