コロンビア情報の紹介を開始して以来、「状況はわかったのだが、ただ情報を読むだけでは暗くなるばかりで、何か出来ることはないのか、そういう紹介はしないのか」、というありがたいメールを複数の方から頂きました。「米州に正義を求めるコミュニティ・アクション」が、コロンビアのコカコーラ関係会社が準軍組織を雇い入れて労働組合指導者を殺害したり脅迫していることに反対して不買キャンペーンをやっているので、ご紹介します(私自身はコカコーラ製品は壮健美茶を除いて飲みませんでしたが、壮健美茶も別にほとんど飲んでませんでした)。よろしければ、ご協力下さい。
コカコーラ関連会社のコロンビアにおける行為については以下の文章をご覧下さい。
コカコーラ社は、イスラエルによるパレスチナ不法占領を支援している企業リストにも含まれています。それについては、こちらをご覧下さい。
キャンペーンについて
「米州に正義を求めるコミュニティ・アクション」では、こうした状況で、コカコーラの不買と、不買の意志をコカコーラ(米国)の経営者に示すメールを送るキャンペーンを行なっています。メールの送り方は無茶苦茶簡単で、以下の通りです。
コロンビアでの人権侵害を御社が続け、また、モンタナ大学と排他的販売契約を結ばれたことに抗議し、コカコーラ社製品を買わないことにすることをお知らせすべく、メールを書いています。コロンビアのコカコラ瓶詰会社の経営者は、右派準軍組織と政府軍が労働組合員を脅迫し、拘禁し、誘拐し、殺害するままにさせ、またそれを奨励しています。コロンビアの労働者を守るために実効的な行動を取るかわりに、コカコーラ社は労働者の心配を「根拠がない」と見せかけようとしています。
そうした出来事の一つは、イシドロ・セグンド・ヒルの殺害です。1996年10月、カレパにあるコカコーラ瓶詰工場の経営者アリオスト・モスケラは、「組合を一掃する」ために準軍組織を使うと公言しました。組合はこれを憂慮しコカコーラ社に手紙を送りましたがコカコーラ社は対応しませんでした。1996年12月5日、イシドロは瓶詰工場内で準軍組織に殺されました。その4日後、準軍組織の一団が工場に侵入し、組合員を狩り集めて午後4時までに組合を辞めるよう宣言しました。50人の組合員が、モスケラが準備した同じ組合離脱文書に署名し、工場の組合は崩壊しました。
もう一つの出来事は、今も続く、ウィリアム・メンドーサとフアン・カルロス・ガルビス及びその家族への脅迫です。ウィリアムとフアン・カルロスはバランカベルメハ市の組合の委員長と副委員長です。同市のコカコーラ瓶詰工場の経営者の一人レイナルド・ゴンサレスは準軍組織と緊密な関係にあります。2001年3月16日、ゴンサレスは、同地域の準軍組織指導者アレックス・プリスコ及び10名の武装準軍組織兵士を工場に導き入れ、トラックに工場で製造された水の袋を積み込みました。2002ね10月2日、サウル・リンコンともう一人の準軍組織兵士が工場を訪れゴンサレスと会談したことが目撃されています。ゴンサレスは、この2名は準軍組織であり客であると認めています。
中略(モンタナ大学契約について)
以上から、私はコロンビアでの人権侵害を支援することを拒否するため、コカコーラ社の製品をすべてボイコットし、また、同じようにすることを、友人や家族にも勧めます。