2008年4月30日(水)晴れ
4月が終わりますねえ。今月はいろいろあったもので、長かったんだか短かかったんだか。ともあれ冬製品はかたづけなくっちゃ。
巷には豪勢なバカンスの話が溢れているようです。我が社はもちろん暦通りの出勤です。で、来ました。何が、って恒例の「連休明けでいいよ」というお仕事が。2口もあるざます。今月は水疱瘡騒ぎのせいで稼ぎが悪かったから、お仕事があるのは喜ばしいことなんですけど・・・
谷間の昨29日はお休みさせていただきましたけど、かったるくって引きこもりをやりました。朝っぱらから実家のお母様のトンでも電話が立て続けにかかって来たのも秘書ウツの原因ですが、置き薬屋さんもやって来て気分が落ち込みました。
置き薬屋さんに罪はないのですが、なにぶん以前にも書いたように、貧乏神と疫病神を足して1.5を掛けてゾンビをちょこっと混ぜたように、見るからに不健康そうなセールスの方ですので、来てもらうのが申し訳ない、もう薬箱ごと引き揚げて下さいませんかとつい口走りそうになります。けどここで引き揚げたら成績に響く給料下がる下手するとクビかもしれず、いくら秘書でもそんなむごいことはできず・・・(これを自称いい人ジレンマと言います。)
で、どどどっと朝っぱらから疲れて、部屋を閉め切って図書館で借りて来たビデオを続けて2本鑑賞いたしました。2本目はお子様向け映画でしたが、ロケ地の田舎の緑がすんごく綺麗で、あらま癒されちゃったわ。(『風の又三郎 ガラスのマント』です。秘書の精神年齢に程よいです。)
で、夕方、お散歩してきました。秘書のテリトリーにはこんなものがいます。うふっ。
公園に生息しています
2008年4月28日(月)晴れ
ゴールデンウィーク始まってるんですか。そうですか。我が社はカレンダー通りです。あたりを見回しましたが、本日仕事してるとこ、多いです。もっとも、類は友を呼ぶという言葉がありますから、我が社の周辺事情だけで世間を判断してはいけませんけど。
昨日と一昨日はお休みさせていただきました。ここらできちんと休養しとかないと、来る5月3456日の連続実家ライフを乗り切れませんもの。
土曜日はあいにくと雨模様でしたので遠出は止めまして、まだ降り出さない午前中に近所のバザーに顔を突っ込みました。若いお母さん達のバザーでしたので全然期待していませんでしたが、やはり子供服とおもちゃばかりで買いたいものがありませんでした。食器類が少々あったのですが、秘書の強欲な物欲の傍らには(これ以上モノをふやしてはいかん)という妙な自制心も共存するので、パスしてそのまま吉祥寺へお出かけ。
吉祥寺の安売り店で、仕事に使うB5用紙を買い込んできました。紙買うのに隣町まで行かんでも、とは思うのですが、地元の店で買ってご覧なさいまし。腰抜かすほど高かったりします。競合店がないからですが、一種の悪循環です。高いから買わない。だから売れない。売れないから店がだんだん減って行く・・・
秘書の地元の商店街は閉店ラッシュです。
どんだけ高いか。
FAXの感熱ロール紙の社内在庫が無くなったので、土壇場で慌てないよう買っておかなくてはと思いつつ、忘れ果てること2週間、そろそろヤバいという時に夕食のお買い物に行った駅前の商店街の文房具屋の前で買わなくちゃと思い出しました。この駅前商店街は、秘書のほんとの地元商店街に比べればまだ規模が大きいのですが、隣町には負けます。
買っとこ、と店内に吸い込まれまして、店員さんに感熱ロール紙の売り場を聞いたのが運の尽き。奥のカウンターでお渡ししますと言われて、出してもらったら、えーっ、B4サイズ1本30mが630円ですと。高いよっ、と言いたいのはやまやまですが、マダム風に気取って注文した手前、引っ込みがつきませんで作り笑顔で購入しました。
店を出まして、即引き返して文房具も扱ってるスーパーへ。こちらでは同等品が399円です。平均単価を下げるため、と称して追加購入。
630円+399円÷2=829.5円?
違う(小学生レベルの式を間違えててどうする)
(630円+399円)÷2=514.5円
で、土曜日に出かけた隣町の安売り店でB5用紙のそばに感熱ロール紙も置いてあって、えーとお値段は・・・ぐっ、B4サイズ1本30mの3本セットで599円、1本199.6円・・・(駅前の文房具屋、潰れても知らんぞ)
えーと、バザーの話をしてましたよね。B5の用紙を買っての帰り道、まだやってたバザーに再度顔を突っ込みました。あまり売れてないようです。さきほど見た時ちょっと気になっていたどんぶりが手つかずです。形、大きさ、色、どれも秘書好みです。モノはふやしちゃいけないけど、秘書んちには浅いどんぶりが1個あるだけです。おいくら?と聞きますに200円ですと。もう1個くらいあったってバチは当たりません・・・
で、紙とどんぶりとで結構重くなった荷物をかついでお家へすたこら。余は満足じゃ。が、どんぶりの底の銘が気になる。もしかしていいもの?(中略)ネットに出てきました。天下一備前窯の波唐草ラーメン丼だそうです。通販サイトで1050円+送料の代物。アウトレットだと790円+送料・・・
秘書は良いお買い物をしたのでしょうか。
2008年4月25日(金)晴れ
もうよそう、と思いつつ、水疱瘡日記の最後に気色悪い写真を追加をしてしまいました。ほんと悪趣味・・・
さてと、秘書が訳のわからない状態になっている間に世間はすっかり季節が移ってしまいました。寒くてかなわん、という記憶がありありの秘書は、ズボンの下にスパッツ、下着代わりのTシャツの上にシャツブラウスと毛糸のベスト、その上にウール100%の裏付きジャケット(ヨーガン・レールだよん。知ってるかなあ、このブランド?。昔流行ったよん)と今でも完全装備。
問題:これで、巷の商店街のビルや公共施設に行くとどうなるか。
解答:汗だくになりまんねん。
昨日、図書館で汗じっとりになりました。背中を汗がつつつーっと滑り落ちてその後気のせいかもと思いながら痒いこと痒いこと。背中に変なものが発生しそうな気配に、お家にすっとんで帰りました。背中を鏡に写して見ますとそこにニヤリと笑う気味の悪い顔・・・すなわち人面疱・・・ぎやあああ
そんな筈ありません。汗疱とおぼしきぷちぷちが(また話が水疱瘡にいきそ。やめれ)・・・
出勤してくる途中にボロアパートがあります。人様のお住まいをボロとけなしてはいけないと思いつつ事実ボロなのです。昨今は取り壊されて、ちまちました戸建住宅何棟かに化けて売り出されることの多い昔風のアパートです。中を見たわけではありませんが、ドアを開けると多分脇に小さな流しのある風呂無し畳部屋。
もうほとんど住人はおりませんでした。1部屋にジイさんが住んでおりました。夏になると、煮染めたようなネズミ色パンツ一丁で人通りの多い表通り沿いの石垣に腰掛けて通行人の特に女の人をじろじろと眺めるので、評判はあまりよろしくありませんでした。秘書もジイさんがそこに出始めると、わざわざ通勤経路を変えたものでした。
ある日、そう言えばジイさんの姿をしばらく見ていないことに気づきました。ジイさんは暖かくなると部屋のドアを開けっ放しで寝ていたりするので、ゴミの山を築いている室内が丸見えになるのでした。それが目に入るたび秘書は身震いして(やっぱここを通ってはいけない)と思うのでした。が、そこを通るのが一番近道でもあるのでついつい失念するのでした。
気がつくと、ジイさんの部屋のドアにお知らせがぶら下がっていました。空き家になると、次の入居者のために電気会社だかガス会社だかが置いて行くお知らせです。
じいさん、引っ越したのか。そう思いましたが、近くに寄ってみると、最後の入居者がいなくなったアパート全体に進入禁止のロープが張り巡らされていました。そして、誰も通ることのないアパートの通路にジイさんが愛用していた自転車がそのまま置かれていました。ということは・・・
ジイさんはあの世に引っ越したようです。
道ばたに腰掛けてじろじろ通行人を見ていたときは(存在そのものが猥褻物なんだよ、失せろ)と内心で毒づいていた秘書ですが、本当に消えてしまうと、なんだか悪いことをしたなあみたいなしみじみした気持ちになります。人間て身勝手なものです。秘書は特にしょうもない。
2008年4月24日(木)雨のち晴れてまた降って
もう口にするのはよそう、と思いつつ、縁の切れない水疱瘡。発症から一月以上経つのに痕跡が残っているのがいけません。
今朝起きたらベッドの横の床に白い花びらが散っていました。可憐な小さな花、と見えて拾い上げると結構分厚い。おまけにいかにもケラチン質の手触り。ぐっ。
夜中に足裏を掻きむしったのでありました。無意識のうちにお布団の中に残してはいけないと脇にポイしたのでありましょう。
あ~あ~あ~、千年の恋もぶち壊して足裏は荒廃の一途を辿り、因果は巡りベランダのダンゴムシ大挙して押しよせ元秘書物体を担ぎ去り饗宴に舌鼓を打ち、これ馳走が足りぬぞよ ではベッドの上のあの物体ごといただこうではないか それには手勢が足りぬ なら加勢を頼もうぞ ええい法螺を吹け町内のダンゴムシよ結集せよ・・・ 朝からなにを馬鹿な妄想を。
謹厳実直まともな生活に早く戻らねば、と雨の中を出勤してくれば、秘書の決心を揺るがすのは、緩みきった某編集長の言動であります。
これはなんだ、と秘書に聞きたもうな。それは編集長宛の請求書にございます。口座管理がいい加減なものだから携帯料金の引き落としが出来んかったでしょう。だから届いた請求書を「口座振替にしてるんだから」と仔細を確認もせずに捨てたでしょう。だから翌月の引き落としもできなくなって・・・うわあああ、信じらんないーっ!
はあはあぜえぜえ、脳血管がこぶ結びになりそ。
気を取り直しましょう。マカ般若腹見た 幹事偉材菩薩 シャーリー氏・・・(秘書は一応仏教徒です。お盆の時、お坊様は墓前で確かこんなセリフを唱えていたような気がします。)
前々から編集長が、昔書いた本「読売新聞・日本テレビ グループ研究」をホームページに入れるようにと言っておりました。はっきり申し上げますと、秘書はおバカですから小難しい話は好かんです。ファシズムだの民主主義のうわっつらだの、そげなことは他人(ひとさま)にお任せいたします。だいたい読売新聞は読んでないしテレビは最近見ないし・・・ だもんで、やる気がしなくって放ったらかしにしてましたが、猫に小判だとか豚にipodだとか秘書に教養だとか最近雑音が聞こえてきます。果ては糠に鉄筋だの、暖簾に装甲車だの・・・
へいへい、わかりました。
と、いう訳で本日「読売新聞・日本テレビ グループ研究」の第2章までを、WEB公開書籍としてアップしました。教養の足しにはなるかと思いますので、ご覧下さいまし。今は茫洋とした編集長も昔は生意気なことを言っとりました・・・
2008年4月23日(水)晴れ
もう考えるのはよそう、と思いつつ、じっと見つめる足の裏。水疱瘡ウイルスが最後に暴れた足裏は、そう、今が皮剥けの真っ最中なのです。
手のひらもそうでしたが、足裏は皮膚が丈夫にできているようで、腕のような水ぶくれ・瘡蓋化のコースをたどらす表皮の下で進行して、しばらくした頃にぼろぼろと皮剥けが始まるのです。
で、見るたびに、秘書の可愛い22センチあんよが、水虫のごとくぼろぼろと蝕まれてゆくのです。美意識を踏みにじられて堪え難い。
ぼろぼろなのも堪え難いのですが、足裏にはもうひとつおまけがありました。足裏にぼこぼこ発疹が出るというのも信じがたい事態ですが、出なくなったかな~という時に気づきました。足の裏がつるんつるんになってました。手もそうでした。指紋が全滅してつるんつるん、お皿を洗おうとしてつるんガチャン、あれ~、お気に入りのお皿にヒビが入ったよ~、とこの話は長くなるのでちょん。
とにかく足裏がつるんつるんです。それはどういうことかと言いますと、即ち靴の中で足が泳ぐ。前後左右にきゅっきゅっと揺れまして、それはどういうことかと言いますと、歩き方が不安定。先日の都心お散歩で足裏が痛くなったのも多分にそのせいです。
で、本日は、実に何度も何もないところで躓きました。転びはしなかったものの、真っ平らな道で、おっとっとおっとっとを何回もやらかしたのです。本人は転ばないように真剣なのですが、端から見れば滑稽極まる姿であります。
ぼろぼろになれば、その分滑り止めになるかも、とも思ったのですが、いかんせんベースがつるんつるんなので、どうにも滑りどまりません。しばらく前などは、家の中を素足で歩くと畳の目にそって足が滑りました。信じられないかもしれませんが事実です。事実は医学書より奇怪なのです。世のお医者様、目の前の大人が水疱瘡の症状を示していたら、その歳でありえない、などと否定せず対応して下さいまし。
2008年4月22日(火)晴れ
小人閑居して不善をなす。
と、昔から言われます。秘書は相変わらず内職に追いまくられて暇ではありませんが、貧乏暇無しというのもストレスが溜まるものでして、つい息抜きに碌でもないことをいたします。
スカートの佃煮を作ってしまいました。昨年だかもやらかしましたアレです。夏物のガーゼのスカートが涼しくてよろしいと愛用してましたらバッチリ透けて見えていたことに気づいて大変な手間を掛けて紅茶染めにするも上手く染まらず薄汚い雑巾色にしてしまい大量の塩素漂白剤を投じて復旧を試みるも漂白した雑巾色になってしまって捨てようか・・・と思いつつ押し入れにしまいこんでいたアレ。
近場のスーパーで染料を売っているのに気づきまして、ダイロン367円+色止め剤262円=629円を投じる価値があるかどうかしばし悩んだ末に買ってきました。
で、お鍋のかわりにステンレスの洗い桶にお湯を湧かして染料を溶かして洗っておいたスカートを入れて40分ほどぐつぐつ煮ました。20分くらいで良いらしいのですが、濃くしたかったら時間を長くお湯を熱く染料を多く、とありましたので、染料増量以外の方法をとりました次第であります。染め始めて少しして、あと1枚入れたって染まるかもと思い、やはり塩素漂白して着られない色にしてしまった麻100%のサマーセーターを追加しました。ぐつぐつぐつ。
使用説明書に従って洗ったり色止めしたりして干しましたら、見事にあさはかな茶色に染まりました。秘書の好みはもっと焦げた茶色なのですが、色に深みがないのはそういう色番だからでして、秘書の技量や人格のせいではありません。もしかして黒の染料でもう一度染めれば丁度いいのかな・・・(止めときなさい)と自制しつつ、うづうづうづと鳴門の潮が渦を巻く・・・
2008年4月21日(月)晴れ
実家に行くか行くまいか、さんざん悩んだ末に「やはり病膏肓より親孝行」とお母様に電話しましたら、あっさり「こなくてよろし」と言われました。このあいだ秘書が逆切れしたのを怒っているのかしら? それならそれで記憶力と感情とが正常に働いている証拠なのでよろしいことかもしれませんが。
秘書逆切れの原因はお母様の愚痴でした。えんえんと、死にたくなるだとか死んだ方がマシだとか自殺する人の気持ちが分かるだとか・・・受ける側に気持ちの余裕の無い時には堪え難い事態です。それでも秘書は言いたかった言葉をぐっと飲み込みました。
(思いあまって老親の首を締めたくなる子の気持ちが良く分かる)だなんて・・・
で、降って湧いたよな2日間の休日。有効活用いたしました。土曜日はお隣の吉祥寺へ歩いてお出かけして、この夏、首と腕の水疱瘡跡を隠すために愛用するであろう長袖の白いブラウスと、これ以上顔にシミを増やさぬためのツバの広い帽子を買い込んできました。お家に帰って衣装棚を点検したら、白の長袖ブラウスが1枚ありましたけど、ま、いいか。帽子の棚を見ましたら、ツバの広いカンゴールの帽子がありましたけど、ま、いいか。
で、日曜日は朝から庭の草むしりをしましてくたびれまして少々横になってついウトウト。はっと目覚めてこりゃいかん、折角の休日が無駄になる、有効活用しませう。そうだ、しばらく途絶えていた都心散歩を、とおにぎり1個と胡麻麦茶のペットボトルを鞄に入れて電車に乗ってお出かけしました。
とりあえず降りたのは地下鉄九段下駅。ごぞんじ靖国神社の最寄り駅です。参道の骨董市を覗き見して神社にお参りしました。秘書は左翼ではありませんが右翼でもありません。さまざまな場面で「無知」とか「愚昧」とかの接頭辞をつけて呼ばれる「一般大衆」です。神社仏閣の賽銭箱に5円玉を投じるのはよそのお家にお伺いした時にごめんくださいと玄関で声をかけるのと同じ程度の行為です。
手を合わせましたが、心の中で唱える言葉は「平和でありますように」という万国共通の気休めでありました。(以下、どこへ行っても同じ言葉)
で、当日の目標は靖国神社から国会議事堂をへて乃木神社まで歩いていく、というものです。千鳥ヶ淵を歩いていきますと桜が満開。八重桜のような色の濃い品種です。ソメイヨシノのシーズンは病人でありましたが、おほほ、人生上手くできているものですこと。こんな美しい桜をほとんど独占状態で楽しめるなんて。
途中で千鳥ヶ淵戦没者墓苑に寄りました。首相の参拝云々等でよく聞く名称ですが、訪れるのは初めて。ここもひっそりとしていました。「無名戦士の墓」とあるのを見て、秘書、ガラにもなく腹が立ちまして、つい100円払って献花しちゃいました。何に腹が立ったかというと、「無名」とはなんじゃ。名前のない人間はいないわい。名前が分からない屍にしてしまったのはどこのどいつじゃい。
国会議事堂のあたりは、おおっ、警官が大勢でてエライ警戒体制でした。日の丸と韓国の旗と一緒に掲揚されているので、見当はついたのですが、秘書のオバちゃん体質がむくむくとわき上がり、な~んも分かりませんけど、という顔して警官にお尋ねしてみました。やっぱり韓国大統領訪日の関係で警備が厳しくなっているそうです。「気を付けて」とまで言って頂きまして、オバちゃんて、やっぱ得。
でお次ぎに赤坂の日枝神社。前々から行ってみたいと思いつつ、横目で眺めて通り過ぎていました。行くぞっ。が、ここは都心の中の山です。階段がものすごいあるよ・・・ 脇にのぼりのエスカレーターが設置されていました。そうですよね。年食ったらお参りできませんもの。
お日柄がよろしかったのか、神前結婚式をやってました。わあー素敵っ(秘書も女です)。ここでも5円投入。世界が平和でありますように・・・
で、最後が乃木神社。あれま、ここでも結婚式をやってました。それにしても東京は坂の多い町です。
で、日曜日の総まとめ。行きは九段下下車。帰りは信濃町乗車。12時にお家を出て5時半に帰宅。電車の所要時間往復それぞれ約30分。つまり約4時間強は歩きっぱなし。道理で足の裏が痛い。
しまった。本日(日曜日)は、地元で大きなフリーマーケットがある日だった。夏物を仕入れようと思ってたのに・・・
2008年4月18日(金)大雨大風即ち暴風雨みたい
明日は土曜日。それがどうかしましたでしょうか。
どうもしませんが、秘書の心は今、千々に乱れております。千々は「ちじ」と読んで下さいまし。ただし「ちぢ」と入力しないと変換できません。様々に、色々、たくさん、などの意味です。
明日実家へ行こうか行くまいか、はたまた行くべきか。ご承知の通り、秘書は水疱瘡ウイルスに邪魔されまして、ここ1月以上実家へ行っておりません。お母様は淋しいのか、時折、トンデモ電話を掛けてまいります。それはまた、病み上がりの秘書を大層悩ませたものでありますが、お伺いしてお慰め申し上げなくてはとは思いつつ・・・
実は秘書の心が(行きたくない!)と叫んでいるのであります。なんという親不孝者でしょう。さぞかし大きなバチが当たりましょうぞ。
だけど行きたくない。
何故でしょう。昔もこんな時がありました。仕事が猛烈に忙しくて労働1日16時間休日無し薄給責任無限大(今はやりの名ばかり管理職みたいな)。私生活も色々で、疲労困憊しきってた時、何かをしなければいけないのに気持ちがどうにもこうにも動きませんでした。思うに自覚のない鬱状態でありました。
とにかく何もしたくありませんでした。仕事を続けられたのが不思議なくらい。
そして今は、とにかく実家には行きたくない。家にいたい。家で自分のことだけ考えていたい。自分の面倒だけ見ていたい。あ~あ~あ~(秘書は人間が小さいんじゃ・・・・)
いかん、煮詰まってくる。気分を変えませう。
朝の暴風雨の中を出勤してくる途中の公園で満開の八重桜が風になぶられて花びらを散らしていました。地面には絨毯のように花びらがびっしり積もり、それはそれは桃源郷(桜じゃ)のような美しい風景。思わずカメラ付き携帯を取り出してパチり。が、画面に切り取られた景色は色褪せて少しも美しくありません。
今、目の前にあるこの光景を楽しめばよいのに、カメラがあるばかりに最初から色褪せた思い出を作ってしまう愚かしさ。秘書の人間性もこの程度であります。
いかん、またネクラになる。
ふと気づけば、枝折れした桜が1本。たわわな花がぎっちりついてます。このままにしておけば枯れてゴミになるだけ。花泥棒と間違えられるかもしれませんけど、拾っていこ。殺伐たる社内が少しは和むかも。
それはそうと、ケーブルテレビの最上級コースフルセットで1万円の契約をしたのは、編集長ご本人ですぞ。僕は知らない、ですと。無料サービス期間が終了したから、こげな暴虐な請求書が届いたのですぞ。さっさと解約して下さいまし。ああ腹立つ。
いかん、また秘書の人間性が歪む。
2008年4月17日(木)曇りのち天気予報では土砂降り
毎日がどうもいけません。
何が、って1口では言いにくいので5口ほどで釈明をば。
この1ヶ月の水疱瘡感染期間に10年ほど年食った気分です(気分だけじゃない)。あるいは身体が消耗していたから水疱瘡に感染したのか。卵が先か鶏が先か、皮パリパリの丸焼きが先でプリンは食後のデザート、とかいう問題じゃなくって。
もともと若白髪の秘書でしたが、前髪が真っ白になりました。しかもこういう時なのに髪型がオールバック。正面からみればそれはもう立派な○○さんでして・・・
全身がぶつぶつしている時に髪染めなんぞしたくありませんが、そのしばらく前から髪を染めるとかぶれるようになりまして、こりゃいかん昔は毒殺の方法として櫛に毒薬を塗るという方法もあったわい、と様子見で髪染めを中止しておりました。で、根元3ミリ程の白髪が時の経過と共にご成長あそばした次第であります。
ところで、10年分ほど一挙に廊下が進むとはどういうことか、突き当たりの開かずの扉が開いて青髭公の代々の嫁さんのゾンビがふらふらと出て来てぎやああ、じゃなくて一挙に老化が進むと体調がすっきりしません。
水疱瘡ウイルスが終焉に向かうころ便乗らしき単純ヘルペスウイルスらしきものに手足にビッチリ口唇ヘルペスみたいな疱疹を作られ、それもやっと治まって皮剥けが始まったと思いきや、単純ヘルペスとはまた違うみたいな細かいぷちぷちが今度はあちこちにぽつりぽつり。痛い。痒い。
ネットで調べると汗疱というのが一番近い気がしますが、医者に診て貰ったわけではありません。あくまでも推測。
自分ながら嫌になります。嫌になりついでに品のよろしくないお話も。
水疱瘡発症前からなんとなく体調が変でしたが、これはまずいと思ったのは毎日の朝の定期便でした。出が良いのが自慢でしたのに、どうも滞り気味ですっきりしません。のみならず真っ黒けの泥みたいになりました。いわゆるコールタール状、最悪のブツらしいです。思えばこの時、秘書の身体は最大の危機的状況にあったのであります。
なんとかせねば、と思っているところへ発疹につぐ一連の騒動。結論から申しますと、処方された抗生剤のおかげで腸内の善悪取り混ぜ諸々の菌が真っ黒な汚水となって一掃されまして、その後はヨーグルトを常食しているせいか、綺麗な黄金色です。と、ついつい失礼をば。
で、白髪とコールタールとで、2口分釈明が済んで、えーと次は。
そうそう、この1ヶ月で視力ががくんと落ちました。まさかと思ったのですが、ベッドに寝転がってテレビを見たいのに画面がはっきりしない。試しに眼鏡を二つ重ねたら、おおすっきりくっきり(秘書は眼鏡をたくさん持っているのでこのような芸当が可能なのです)。
一時的なことかと思ったのですが、晴れた日に戸外を散歩してても視力が回復しません。ぐあん。老化は徐々にではなく階段状にガクンガクンと一気に進む、と先輩に言われましたのはこのことですか。
若い気に 老化は一気に やってくる (蛙 面也・かえるのつらなり)
おまけにその目がしょぼしょぼする、沁みる、痒い。ふと気がつけば、マスク外して戸外を歩けば鼻がむずむず喉がいがいが、ぶえーっくしょい。って、花粉症?
嫌だあ
(何口釈明したか分からなくなりましたが、とにかく色々大変だということで)
2008年4月15日(火)晴れ
(その後の水疱瘡秘書)
そろそろ1ヶ月たちまして、なんとなく治ってきました。が、全身はいまだ薄紅色した豹柄でして、人前にさらせるような代物ではございません。どんな感じ?といえばこんな感じ↓(旭山動物園のゴマフアザラシ。左側の胡麻模様の方)。アザラシならご愛嬌ですが、人間なら「げっ気色悪い」
http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zoo/library/azarasi/azarasitop.htm
つくづく思います。秘書の生活圏が歩いていける範囲で良かった・・・
マスクに眼鏡、帽子、手袋、スカーフとどんなに隠しても、豹柄プリントがチラチラ。満員通勤電車に30分も密閉されていたら隣の人が気づいて、満員にも関わらずいつの間にか秘書のまわりに空間ができて、あるいは駅員に通報されて降ろされたりして・・・おお嫌だ。
と言っても徒歩圏でも、それなりの騒動はあります。
お得意さんちに内職の納品に行くたびに顔なじみの犬に、う~う~と低い警戒音でうなられます。行くたびに遊んでやったのに薄情者、と思うのですが、向こうにしてみれば無理もない、マスクと眼鏡と帽子で顔はほとんど見えず長いコートに手袋とくれば、犬の学校に出てくる「怪しい人」そのものですもの。
しかたなしマスクと帽子をとって素顔を見せるのですが、今度は犬様は困ったような顔をなさいます。人間だと思っていたのにゴマフアザラシだったとは・・・
ところで、この期に及んで某編集長がすっとぼけたことを申します。
「もう、うつらないのかな?」
ええ、ええ、もう感染の時期は過ぎてますが何か? 万一ウイルスが生き残っていたとて、編集長は昔やってるんですからうつりませんけど。
「やったかどうかわからないんだけど」
ぎえ?! やったって言ったじゃありませんか。何度も何度もしつこく聞きましたよね。あの時の返事はなんだったんですか。ま、感染したのだったらとっくに発症しているはずですけどね。編集長、あんたホントに他人の話を真面目に聞かない人なんですね(分かってましたけどね、改めてぶつくさ言いたくなりますわな)。
ところで、秘書が何故(なにゆえ)に秘書であるのか、ここらでおさらいを一発。
その昔、まだ我が社がまともな形態でありました頃、秘書はインスタントながら社長付き秘書でありました。その頃は営業部長や人事部長などもおりまして、うらぶれた会社ながら楽しくやっておりました。
それがある日編集長脳梗塞にて入院という激震が走り、そのどさくさに社長を筆頭に部長社員全員が逃げ出し、運悪く逃げそびれた秘書がよろず雑用係と成り果てたのでした。社長がいなくなってなんの秘書ぞ、とは思うのですが、なけなしのプライドを保たなくてはなりませぬ。その後は自主秘書をやっている次第であります。
よろず雑用の中には、ホームページのお手入れ雑誌の発行に混じって、給食係なんぞもあります。アホたれ御仁のため1日1食を栄養管理するのですが、この水疱瘡騒ぎの間は休止しておりました。
秘書本人が辛い、という事情もありますが、全身瘡蓋状態になって歩くだけでも瘡蓋がはがれ落ちる、手なんぞはボロボロに皮剥けという時に、おさんどんなどしたら、料理にばっちり秘書の粉片が入るざます。そんなもの食したいですか? 秘書なら絶対に嫌っ!
で、ようやく昨日給食係に復帰しました。御大は口を開けば天下国家を論じ御高説を垂れまくるのですが、実生活での知識は蚊の脳味噌程度です。脳梗塞発症以前狂牛病発覚以前は、人間の体はステーキと米と塩分とヨーグルトとアンパンとマーガリンと大量の糖分で出来ていると言わんばかりの食生活を送っていました。(中略)魚介野菜果物芋豆海藻類他まんべんなく摂取させるのが給食係の仕事です。
で、仕事を再開しようと思いましたら、おいこりゃなんじゃ。炊事場が汚水溜めと化して、どぶどろのような得体のしれないぬめり物質がびっしりぎっちり・・・ぎやあああ、水疱瘡の発疹より怖いっ。
爆発しかかりましたが、秘書が沸騰したところでこの御仁は何もしません。お湯を沸かしてゴム手袋はめてマスクして(マスクが本来の務めをはたした)あるだけの洗剤と漂白剤とクレンザーを動員して時ならぬ大掃除開始。
ついでにカビだか麹菌だかでピンク系に染まった編集長専用の洗面台もゴシゴシ。巻き添えでカビの胞子の病気になりたくないです。
と、冗談のような秘書の事務所ライフ。お家に帰れば帰ったで、実家のお母様がグチグチと長電話。
「こんなことでは死んだ方がマシだ」「死んじまいたい」とは年寄りの常套脅し文句ですが、秘書の提案にはいっさい耳を貸さずに「そんなことはできん」「そんなことはいやだ」とばかりゴネられたのでは、秘書は鬼になります・・・
お父様存命の頃は全てお父様任せだったお母様が辛いのはわかりますけど、人間には、自分のことは自分で責任を持つという基本姿勢が必要です。それを放棄したのでは認知症は進行するばかりです。
それにしても、お母様のすぐ近くにいる息子(秘書の兄弟)にはいい顔ばかりして、なぜ秘書にばかりぐじぐじと文句を言うのでしょう。人間の行く末って、そんなものなのですか・・・
2008年4月11日(金)晴れ
昨日は朝起きましたら気持ち悪うございました。これはいけませんと熱を計りましたら、35.6度と冷えておりました。全身の80%が発疹痕というのは、やはり体温調整に難があるようです。
で、自主的に欠勤して寝ておりましたが、折悪く実家のお母様から電話がかかって参りましてたちまち電話の嵐になりましてゆっくり寝てもいられませんでした。
お母様は病院から頂きますアリセプトが今月から増量になりました。アリセプトとはアルツハイマーによく効くお薬です。だんだん量が増えていずれ効かなくなるとか・・・
お母様の大混乱は病気の故とわかっておりましても、自分が寝ていたい時にじゃんじゃん電話をされたのでは、秘書も鬼になりかかります。精進精進・・・
で、水疱瘡の進行具合ですが、のったりもったり、やはり大人の感染症は回復に時間がかかります。気色悪い写真はまだまだネタがあるのですが、これ以上掲載すると公序良俗に反しそうなので、ここらで一区切り。
と言いつつ、よく考えてみるに、「大人の水疱瘡日記」と銘打ったけど、正確には「中高年の水疱瘡日記」ですわな。「大人」とあるブログをみますとほとんど20代30代なんですもん。32くらいで「いい年して水疱瘡に!」とかやられますと、秘書なんぞ沈黙は金緘黙はプラチナ秘するが花啜るは鼻しゃべらなきゃ美人、ととと、年をばらしたくないけど、秘書の同級生には孫のいる人もおりますわな。
(16歳で結婚して子供産んでその子がまた16歳で結婚して子供産んで・・・で計算してみなさいまし。中学3年でママになっちゃった人もいたし)。
水疱瘡による死亡統計なんぞを見ておりましたら、患者は各世代まんべんなくおりまして、95歳以上という方もいらっしゃいました。95歳過ぎて、秘書みたいに全身ぼこぼこになったら、それは辛うございましょうぞ命が縮みましょうぞ。なんまんだぶなんまんだぶ。
さてと、ホームページが放ったらかしになっておりますので、本日はお手入れに励みます。それにしても編集長、原稿を書かんかい。
2008年4月9日(水)晴れ
今回の水疱瘡の経済的損失の集計:約24640円
(約とあるのは領収書なくしましたゆえ)
診療費:3/19約1600円 3/21約2100円 3/24約1600円=約5300円
使い捨てマスク 約700円 手袋980+980+800=2760円
オイル 1980円 白胡麻油 約700円 椿油 約800円
ビタミンC錠剤 1120円+1980円=3100円
いつもは食べない高級イチゴ @500円×20日=10000円(げっ)
こういうアホな計算ができる程度に回復いたしました。しかし、鏡に全身をうつしてみると色の薄い模様の細かいダルメシアン(白黒じゃなくて紅白)みたいです。しかもかきむしっちゃったところは、サナギの抜け殻を潰して貼付けたような形状にぼこぼこ。今さら後悔しても遅い。この夏、水着姿は公開せんぞ~
(水疱瘡日記に少々追加しました)
2008年4月8日(火)雨
人間の記憶って当てにならないものですわね。昨日の水疱瘡日記を読み返したら、あちこちに間違いを発見。直しちゃいますわね。ついでに全面追加も(写真も追加、気色悪度増加)
2008年4月7日(月)曇り
またまた、お久しぶりでございます。
あっという間に四月馬鹿も過ぎ去りまして、かの英国ではペンギンの大群がブラジル目指して空を飛んで行ったそうですが、我が社のベランダでは信天翁(アホウドリ)が助走に失敗してコケてました。
さて、お花見もせんと、じっと水疱瘡ウイルスの餌食になっておりました秘書ですが、そろそろ復活の兆しが見えてまいりました。と言っても全身の80%がぼこぼこになった後遺症は痛い。この夏は長袖シャツにおズボン、マスクにサングラスにお帽子が必需品になりそうです。
一緒にお花見をする筈だった飲ん兵衛仲間からお見舞いメールが来まして、秘書をダシにして快気祝を派手にやるらしいですが、まだ快気しとりやしません。怪奇ですがな。
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大人の水疱瘡日記(4/8全面的に追加と訂正)