送信日時 : 2001年 1月 25日 木曜日 11:28 PM
件名 :ユーゴの劣化ウラン被害で「重金属毒性」報道
わがHPで一昨年に記した恐るべき予言の通りに、NATO軍兵士の劣化ウランによる障害が表面化しています。住民もやられているでしょう。
それもこれも、この表面化の決定的な要因が、ヨーロッパの白人までが被害者になったことにあったのであって、そのことの皮肉にも、また、また、腹が立ってなりません。
数年前のイラクの劣化ウラン問題告発の折には、米軍の兵士も立ち上っていたのですが、民衆のメディア連絡会で何度も交流したアメリカの友人、スティーヴ・ゼルツァーの表現、Media Blokadeが、完全に働きました。最前線で被曝した米軍の兵士は、有色人の比率が高い貧乏人ばかりだったのです。
それでも、民衆のメディア連絡会のメンバーなどが中心になって、pmnにも参加している岩川さんの訳出による現地取材ヴィデオ日本語版の上映、原子力資料センターの講師による講演の集まりなどが開かれました。
その折にはまだ、劣化ウランの重金属毒性の理解が不十分でしたが、望まざる事態の進展によって、国連情報にまで、それが記されるようになりました。
以下、マグマグ情報の一部の転載。
■■■■□■□□■□■□□□◆ 国連情報誌SUN
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□□□■□■□□■□■□□■■ 1月11(木)の出来事
■■■■□□■■□□■□□□■ 文責:阿部 勝人 mailto:katsuto@issue.net______________________________________
▼国連情報誌SUNは、日本語では入手しにくい国連関連ニュースをいち早く翻訳、 配信するニュース情報誌です。NYからの特別リポートや翻訳者の「今日の一言」等 トピック解説記事も読める、コンパクトで頼りになる国連情報誌です。
▼▼以下の記事は、国連広報局(UN/DPI)の了承のもと、国連HPに掲載される最新 ニュースを翻訳したものです。
http://www.un.org/News/
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▼CONTENTS▼ DAILY NEWS
[中略]
・劣化ウラン弾 ------ 国連コソボ暫定行政機構が住民を守るための措置請。
[中略]
■国連コソボ暫定行政機構、劣化ウラン弾の影響から住民を守るための措置
99年のバルカン紛争時に使用された劣化ウラン弾の影響調査が現在進められていることを受け、国連コソボ暫定行政機構(UNMIK ; The UN Interim Administration Mission in Kosovo)は、その健康被害の危険性からコソボ住民を守るために、劣化ウラン弾使用場所に、「注意‐‐この地域、有毒残留性重金属(residual heavy metal toxicity)含有の危険性あり」と注意を呼びかける掲示板の設置などを措置。
[後略]
転載終わり。
日本のメディアは、沖縄で劣化ウラン弾が使用され、海中に大量投棄された際にも、放射能は無いから無害との米軍発表を、そのまま垂れ流していました。呆れたものです。
私は、物理や科学は苦手の方ですが、自称名探偵として最初から、重金属毒性に違い無いと主張していました。推理は実に簡単なことで、もっと軽い重金属の鉛、銅、カドミウムなどの毒性については、昔から知られていたのです。
劣化ウランについては、その後、すでに「猛毒」が確実に認められているプルトニウムが含まれていることまでが判明しています。こんなことは、専門家なら、最初から分かっていたことでしょう。
本当に、日本の大手メディアは、腑抜けの集まりなのです。そういう腑抜け達が、結局は、公然の敵よりも悪い「偽の友」(英語の諺)として、人々を欺く役割を果たし、アメリカの勝手放題を許す結果を招いているのです。今の今、アラブの子供を虐殺し続けている「偽イスラエル」のホロコーストの嘘に関しても同じことです。
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