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『亜空間通信』573号(2003/04/15)
【シリアがイラクの次の狙いと見抜く82歳ヘレン・トーマス記者の孤軍奮闘に感嘆】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
今まさに、あくまでも軍事(文化などに関しての評価は全面的に保留)だけは確かに超大国アメリカの矛先が、イラクからシリアに向けられているらしき状況下、私は、続々と届く最新情報の洪水の処理に追われ、まさに、文字通りの不眠不休ではないものの、やはり、本当に、へとへとである。
しかも、その最中に、いやはや、驚いたの何の。
私は、幸か不幸か、男なり。やはり、人並みに、女は怖い。特に、皆ではないにしても、時として、お祖母ちゃんの洞察力の物凄さには、もう、無条件に、ひれ伏すしかないことがある。日本なら、天照大神である。それも、82歳ともなると、これはもう、神話の世界、「鬼神もこれを避ける」「山姥」並みの神通力なのである。
昨日(2003/04/15)、電子記録により確認すると、
Date: Mon, 14 Apr 2003 05:21:19 +0900
つまり、昨日(2003/04/15)の早朝も早朝の払暁、5時21分19秒という時刻に、私宛に、某「反米」アメリカ人が転送してきたカナダ経由の情報には、これまでの裸の猿の神話のすべてを凌駕する82歳のヘレン・トーマス記者の恐るべき「孤軍奮闘」、驚嘆を久しくする「驚愕」の洞察が刻まれていたのである。
ヘレン・トーマス記者は、シリアがイラクの次の攻撃目標に定められつつある状況下、ホワイトハウスの記者会見で、並み居る大手メディア記者たちが固唾を呑んで見守る中、卑弥呼もかくや、神宮皇后もかくや、「牛の目!」(Bull's-eye!)と形容される眼光鋭く、大統領報道官アリ・フィッシャーをば、はったと睨み付け、厳しい尋問にも似た質問をば、浴びせ掛け、厚顔無恥の報道官を、タジタジとさせていたのであった。
しかも、その記事を、カナダの『トロント・スター』に記した記者も、名前だけから判断すると、どうやら女性に違いない「リンダ」ちゃんなのであった。
見出しは、2重になっている。第1は、ブッシュらは、「まだまだイケイケドンドン」の分析である。
Bush Doctrinaires: Analysts Point to Strong Signs America's War Machine Will Continue to Roll
第2は、「ヘレン・トーマスを与え賜うた神に感謝する」である。(「ヘレン・トーマスに代わって神に感謝する」を訂正。-4.20)
Thank God for Helen Thomas
概略を先に記すと、ヘレン「大神」の質問の核心は、(カナダの元首相報道官フランソワーズちゃんの命名による「モロン」)大統領が、イラク以外の中東の国の政権を変えようとしているではないか、というものであって、その国の名は、シリアなのであった。
以下、まずは、ヘレン・トーマス記者の経歴と、最近のイラク関連「孤軍奮闘」振りを、簡略に紹介する。
電網検索は、以下の手続きによる。
----- 引用ここから ------------------------------
全言語のページからヘレン・トーマス、ホワイトハウス、イラクを検索しました。 約43件中1 - 26件目 ・検索にかかった時間0.30秒Mainichi INTERACTIVE 米同時テロ攻撃 米・イラク
... 米政権が想定する対イラク軍事行動は ... 再び垂れこめる戦雲の下で、米国民やメディアは何を考えているのか。ホワイトハウス詰め記者として、9代の政権を取材してきた女性ジャーナリスト、ヘレン・トーマスさん ...
www.mainichi.co.jp/eye/feature/ nybomb/tokusyu/power_1/01.html - 20k - キャッシュ - 関連ページMainichi INTERACTIVE 記事全文
... 写真<右>=が10日の定例記者会見で、対イラク武力行使を容認する安保理決議案に賛成しないのは道義上、問題があると解釈できる発言をし、ホワイトハウス詰め記者の最長老、ヘレン・トーマスさん(82)=写真 ...
www.mainichi.co.jp/news/article/200303/11e/062.html - 9k - キャッシュ - 関連ページ
[ 他、www.mainichi.co.jp内のページ ]ブッシュの対イラク攻撃準備と国際情勢(?]? ...
「なぜブッシュ大統領は罪のないイラクの人々に爆弾を落としたいのですか?」(ヘレン・トーマス) ■1月6日の記者会見で大統領報道官がタジタジ 新年早々のホワイトハウスの記者会見(1月6日)で ...
www.jca.apc.org/stopUSwar/Bushwar/ arrange_iraq_attack16.htm - 27k - キャッシュ - 関連ページ(シリーズ)ブッシュの対イラク攻撃準備と ...
... なぜブッシュ大統領は罪のないイラクの人々に爆弾を落としたいのですか?」(ヘレン・トーマス) 「エリオット・アブラムズの他に、何人の有罪判決を受けた犯罪者がホワイトハウスのスタッフにいるのですか ...
www.jca.apc.org/stopUSwar/Bushwar/ arrange_iraq_attack.htm - 16k - キャッシュ - 関連ページ
[ 他、www.jca.apc.org内のページ ]
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
以上の中から、私は、以下を選んだ。
1)・・・・・・・・
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.makani.to/cult/news2000/re0517.html
2000年5月17日(水) 10時33分ホワイトハウスで40年、UPIの名物大統領番記者が退職(ロイター)
[ワシントン 16日 ロイター] ホワイトハウスで40年間にわたり大統領番記者を務めてきた米UPI通信のヘレン・トーマスさん(79)が、同社を退職すると発表した。
前日には、統一教会系でワシントン・タイムズ紙を所有するニューズ・ワールド・コミュニケーションズがUPI通信を買収した、と発表された。
トーマスさんは声明で、「UPIは偉大な通信社だ。米国のジャーナリズムの歴史に多大な功績を残し、後進の記者らに素晴らしい遺産となった。新オーナーには幸運を祈るとともに、良い記事を送り、無事に経営を全うできるよう願っている」と述べた。
----- 引用ここまで ------------------------------2)・・・・・・・・・・
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/tokusyu/power_1/01.html
9代の政権を取材、ヘレン・トーマスさんに聞く
◇イラク攻撃、非論理的--違う「敵」作り上げては殺すブッシュ米政権が想定する対イラク軍事行動はさまざまな波紋を広げている。対アフガニスタン攻撃に続き、再び垂れこめる戦雲の下で、米国民やメディアは何を考えているのか。ホワイトハウス詰め記者として、9代の政権を取材してきた女性ジャーナリスト、ヘレン・トーマスさん(82)に聞いた。【ワシントン國枝すみれ、写真は加古信志】
――対イラク戦争は回避できますか。
◆戦争のにおいを感じる。イラクをにらんだペルシャ湾への軍隊や戦闘機の派遣は口先だけの脅しではない。イラクが大量破壊兵器の開発問題で、どう対応しようと関係ない。米国はすでに戦争することを決めている。ひどいことだ。――イラク攻撃は正当性がありますか。
◆湾岸戦争後の過去11年間、イラクは完全に封じ込められてきた。米国はイラクの動きはすべて把握している。大量破壊兵器をめぐる議論はひどいものだ。世界で8カ国が核兵器を保有しているが、これらの国は「脅威」とされず、いつか持つかもしれないという程度の国が「最大の脅威」になってしまった。全く論理的じゃない。――米国社会のムードをどう説明しますか。
◆米国民はイラクのフセイン大統領が敵だと思い込まされ、戦争は不可避だと受け止めている。なぜ今戦争する必要があるのか? 米国民はその疑問を持つべきだ。私は多くの戦争を見てきた。敵として戦った相手は、すべてかつては米国の友だった。米国は違う敵を作り上げては罪のない市民を殺してきた。しかし、戦った相手は本当の敵だったのか? 米国民はこういう議論をすることを嫌がる。
――対イラク戦をめぐるメディアの状況は。
◆ホワイトハウスでの記者会見制度は重要だが、メディアは今、政府に強く影響されている。ジャーナリストが悲しいほど単純になっている。――対イラク戦は米国にとって何のための戦いでしょうか。
◆英国の歴史家は「永久の友好国などない。永久の権益があるのみだ」と語った。米国にも見事に当てはまる。米国の永久の権益とは油、権力などだ。でも、米国は世界のいじめっ子になってはいけない。私が愛する米国は、そんな国ではないはずだ。
◇ヘレン・トーマスさん
ケネディ政権以後、ホワイトハウス詰めの記者を務め、記者会見では大統領が敬意を表して最初に指名することで知られる。00年に57年間勤務したUPI通信社が買収された後で退社、コラムニストに転身した
(毎日新聞2002年12月30日東京朝刊から)
----- 引用ここまで ------------------------------3)・・・・・・・・
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200303/11e/062.html
安保理反対は圧政の放置/死者は自由を求められぬ 米報道官と名物記者がモラル論争◇安保理反対は圧政の放置--米報道官
◇死者は自由を求められぬ--名物記者
【ワシントン中島哲夫】フライシャー米大統領報道官=写真<右>=が10日の定例記者会見で、対イラク武力行使を容認する安保理決議案に賛成しないのは道義上、問題があると解釈できる発言をし、ホワイトハウス詰め記者の最長老、ヘレン・トーマスさん(82)=写真<左>=がこれにかみついて「モラル(道徳)論争」に発展した。
報道官は、仮に常任理事国の拒否権行使により決議案が葬られる場合、安保理は、ルワンダの虐殺や、旧ユーゴスラビアでのコソボ弾圧に対処できなかった歴史を繰り返すことになると指摘。「道徳の観点」からは、安保理が人々の苦しみを放置することになると主張した。
これに対し、トーマスさんから「決議に反対すれば不道徳なのか」と質問が飛び、報道官は「不道徳とは言っていない」「他の国は自らの道徳的観点から判断する。しかしイラク国民は、だれが行動して彼らに自由をもたらしたかを知るだろう」などと防戦した。
これがまた、「イラクの人々は爆撃で死んだ後で自由を求められると思っているのか」と反撃を招いた。
元UPI記者のトーマスさんは、歴代大統領の記者会見で真っ先に指名されたことで知られている。しかし6日の大統領会見では「指名なし」に終わった。
(2003年3月11日毎日新聞夕刊から)
----- 引用ここまで ------------------------------
つまり、ヘレンお祖母ちゃんは、何とも呆れたことには、餓鬼ブッシュのイラク攻撃、「イケイケ、ドンドン」状況下、「指名なし」の無礼極まる険悪な空模様の下で、果敢にも、鍔迫り合いの巌流島の両雄対決さながら、命懸けの真剣勝負を挑み続けていたのである。
だだし、「徳は弧ならず」、もう一人、噛み付く記者、ラッセル・モッキーバーがいたようである。
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Bushwar/arrange_iraq_attack16.htm
ブッシュの対イラク攻撃準備と国際情勢(??)翼賛報道体制に抵抗する2人の気骨あるジャーナリスト
「なぜブッシュ大統領は罪のないイラクの人々に爆弾を落としたいのですか?」(ヘレン・トーマス)
「エリオット・アブラムズの他に、何人の有罪判決を受けた犯罪者がホワイトハウスのスタッフにいるのですか?」(ラッセル・モッキーバー)
「なぜブッシュ大統領は罪のないイラクの人々に爆弾を落としたいのですか?」(ヘレン・トーマス)
■1月6日の記者会見で大統領報道官がタジタジ
新年早々のホワイトハウスの記者会見(1月6日)で、気骨ある女性ジャーナリスト、ヘレン・トーマスさんが、本質を突く質問を毅然として行ない、大統領報道官アリ・フライシャーをタジタジとさせました。Helen Thomas flashes a rare smile.
Photo by Mark Morelli
(MIT TECH TALKより)
この1月6日のブリーフィングでは、ブッシュ大統領がイスラエルでの自爆テロによる犠牲者について、罪のない命を奪うことを非難すると述べたことを引き合いに出して、「それが世界中のあらゆる罪のない人々に当てはまるか?」と追及するところから始まっています。そして鋭く切り込みました。「なぜブッシュは罪のないイラクの人々に爆弾を落としたいのか?」素直で単純ですが、非常に強烈な質問です。フライシャー報道官は当然ながらまともに答えることができず、必死にごまかそうとしました。湾岸戦争を持ち出したり、独裁者を持ち出したり。しかしヘレンさんは、一歩も引き下がらず、「なぜ罪もない一般民衆を殺したいのか?」を問い続けたのです。対イラク攻撃の準備が着々と進められていますが、皮肉にもただ一つ整っていない準備は「理由付け」だけだという事態を、あらためて浮き彫りにしました。
そのやりとりがアメリカのオンライン・サイト、「コモン・ドリームズ」ニュースセンターに掲載され、「Zネット」でそれに拍手喝采する記事が出ました。アメリカのみならず全世界で、そしてとりわけ日本でも、好戦的なブッシュ政権への翼賛報道が支配しているときに、このような気骨あるジャーナリストがいることは注目に価すると思います。そのやりとりを訳出し紹介します。
■「ジャーナリストが悲しいほど単純になっている」(ヘレン・トーマス)
このヘレン・トーマスさん、何と82歳なのです。しかも現役です。ブッシュ政権と自社の上層部の顔色を伺い、「戦争ラッパ」に成り下がった若い記者たちを前に、大統領報道官に辛辣な質問を浴びせたのです。皆さんは、毎日新聞で昨年末から連載された「民主帝国-アメリカン・パワー」というシリーズをご存じ内でしょうか。実はこの12月30日号に「イラク攻撃、非論理的--違う“敵”作り上げては殺す」という表題で彼女の写真入りでインタビュー記事が載ったのです。そこで彼女は言います。「米国は違う敵を作り上げては罪のない市民を殺してきた。しかし、戦った相手は本当の敵だったのか? 米国民はこういう議論をすることを嫌がる。」「大量破壊兵器をめぐる議論はひどいものだ。世界で8カ国が核兵器を保有しているが、これらの国は“脅威”とされず、いつか持つかもしれないという程度の国が“最大の脅威”になってしまった。全く論理的じゃない。」
※http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/tokusyu/power_1/01.html彼女は、UPIのリポーターとして2000年まで57年間勤務し、ケネディ政権以後ホワイトハウス詰めの記者を務め、記者会見では大統領が敬意を表して最初に指名することで知られているという人です。2000年にUPIが右翼系の会社に買収されたとき退社し、それ以降「ハースト・ニュースペーパーズ」のコラムニストとして活躍しています。
「エリオット・アブラムズの他に、何人の有罪判決を受けた犯罪者がホワイトハウスのスタッフにいるのですか?」(ラッセル・モッキーバー)
■「ブッシュ政権には何人犯罪者がいるのか?」
「Zネット」の記事では、ヘレンさんの他にもう一人「大胆不敵な新参者」としてラッセル・モッキーバー氏を紹介しています。彼は、大統領報道官に、何と、そのものズバリ、弾丸のような質問を投げつけたのです。「エリオット・アブラムズの他に、何人の有罪判決を受けた犯罪者がホワイトハウスのスタッフにいるのですか?」と。これは少し説明しないとわからないと思いますが、実は、昨年12月はじめ、ネオ・コンの中心的人物の一人でイラン・コントラ事件の有罪確定者エリオット・アブラムズが、国家安全保障会議の中東地域政策トップに任命されたのです。それについて、モッキーバー氏は、12月5日、12月9日、12月17日、そしてこの1月6日と、連続して追及し続けました。ここでは1月6日のやりとりを訳出しました。
※「コモン・ドリームズ」にはモッキーバーと大統領報道官とのやりとりのコーナーが「アリと私(Ari & I)」として掲載されています。
http://www.commondreams.org/headlines03/0115-10.htm■中東政策の責任者に親イスラエルの「犯罪者」が就任!
ところで、エリオット・アブラムズという人物は、ネオ・コンが総結集したシンクタンクともいえる「アメリカの新世紀プロジェクト(PNAC)」の、1997年の設立声明署名者の一人です。2000年にPNACの出版物で米国の新しい中東政策を素描して、イラクの「体制変革」を要求し、パレスチナ自治政府に断固たる措置をとることを要求しました。「我々の卓越した軍事力とそれを行使する意志とが」「平和を推進することができるキー・ファクター」である、というのがその基本的観点です。
アブラムズが初めて全国的注目を集めたのは、レーガン政権のときのイラン・コントラスキャンダルです。しかし、右翼の間では、80年代の早い時期からニカラグア・コントラ擁護の英雄として知られ、中南米の反動政権や反動諸勢力へのアメリカのバックアップの中心人物として活躍していました。
イラン・コントラ事件では、後に偽証罪を認めて有罪が確定しましたが、1992年に父ブッシュ大統領によって恩赦が行なわれ、政治的に復活します。90年代はネオ・コンの中心的メンバーの一人として保守系シンクタンクで活躍しました。
パレスチナ問題では、「土地と平和の交換」原則とオスロ合意を公然と非難し、アメリカが中立的仲介者ではなく、はっきりとイスラエルの側に立つことを要求しています。「我々の友人への支持を大胆に主張し、同じ大胆さでもって我々の敵に反対していく」という政策を要求し、アメリカとイスラエルの圧倒的な軍事力に基づいた中東戦略を主唱しています。昨年6月にブッシュ大統領が出した新たな中東政策は、イスラエルのリクード党員が書いたのではないかとまで言われるほどイスラエル寄りでしたが、これはアブラムズの主張が入れられたものだと言われています。
※「Neoconservatives Consolidate Control over U.S. Mideast Policy」(Jim Lobe December 6, 2002 Foreign Policy In Focus:FPIF)http://www.fpif.org/commentary/2002/0212abrams.html■イラクへの先制攻撃のどこが「謙虚」なのか?
ラッセル・モッキーバー氏の1月13日のブリーフィングでの質問も事の本質を突く鋭いものでした。2つ質問をしていますが、一つは「どのような意味で、この先制攻撃による戦争というドクトリンが、より謙虚な国を表わしていると言えるのですか?」というものです。ちょうどこの日の「ウオール・ストリート・ジャーナル」紙に共和党員の実業家や学者、弁護士らが1ページ大の「イラク問題で意見を異にする共和党員」という意見広告を出しました。そこでは、ブッシュ大統領が最初に、世界に対する対処において、より謙虚な国家を約束しておきながら、方針転換し、先制攻撃による戦争を準備することで自分たちを裏切ったと述べているのです。そのことに関連しての質問です。
もう一つの質問は、イスラエルに対する新たな150億ドルもの援助についてです。連邦政府も各州政府の多くも赤字予算を組もうというときに、なぜなのかと追及しています。これらのやりとりも興味深いので、合わせて訳出しました。
「Zネット」のノーマン・ソロモン氏の記事は、「ジャーナリストが、調子を合わせるのではなく自分の仕事をちゃんとしているのを見聞きするのは、本当に新鮮な気持ちにさせてくれる」として、こう結んでいます。「ありがとう、ヘレン・トーマス。ありがとう、ラッセル・モッキーバー。」
※「Not All White House Reporters Are Pushovers」Norman Solomon; January 11, 2003
http://www.zmag.org/content/showarticle.cfm?SectionID=15&ItemID=2850
2003年1月21日/訂正 1月22日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局(コモン・ドリームズ/ニュース・センター)2003.1.8
なぜブッシュ大統領は罪のないイラクの人々に爆弾を落としたいのか?
ホワイトハウス・ブリーフィング--2003.1.6--の転載
(http://www.commondreams.org/views03/0108-05.htm)
アリ・フライシャー : それでは。あなたの質問を喜んで受けましょう、ヘレン。ヘレン・トーマス : 先のブリーフィングで、アリ、あなたは、大統領が罪のない人々の命を奪うことを非難していると述べました。それは、世界中のあらゆる罪のない命に当てはまるでしょうか? この後にもまだ質問があります。
アリ・フライシャー : 私は特に、多数の人を殺し数百人を傷つけたテルアビブの恐ろしいテロリストの攻撃のことを述べました。そして大統領も、昨日の声明で述べましたように、最も強い言葉でイスラエルの罪のない人々の命を奪うこと、また傷つけることを非難しています。
ヘレン・トーマス : 私の次の質問はこうです。なぜ大統領は罪のないイラク人に爆弾を落としたいのですか?
アリ・フライシャー : ヘレン、問題は、いかにしてアメリカ人を守るか、また私たちの同盟者や友人を守るかということでしょう。
ヘレン・トーマス : 彼ら(イラク人)はあなたがたを攻撃してはいないでしょう。
アリ・フライシャー : ...ある国から...
ヘレン・トーマス : 彼らはあなたがたに、あるいは米国に挑戦してきたのですか、イラク人が、この11年のうちに?
アリ・フライシャー : 私が推測するに、あなたは最初の湾岸戦争で当時のサダム・フセインの攻撃の結果として殺されたアメリカ人のことを忘れているようですね。
ヘレン・トーマス : これは復讐なのですか、11年を経ての復讐なのですか?
アリ・フライシャー : ヘレン、あなたもよく知っていると思うが、大統領の立場は戦争を避けたいということです。そして大統領は、国連がイラクに入っていって、戦争を避ける目的で助力することを求めています。
ヘレン・トーマス : 大統領は、罪のないイラクの人々の生命を攻撃するつもりなのでしょうか?
アリ・フライシャー : 大統領は我々の国を守り、我々の利益を守り、この地域を守ることができるということを確かなものにしようと望んでいます。そして、アメリカ人の生命が失われないことを確かなものにしたいと望んでいます。
ヘレン・トーマス : そして大統領は、彼らイラク人が我々の脅威であると考えているというわけですか?
アリ・フライシャー : 大統領が、イラクは米国にとっての脅威であると考えていることに疑問の余地はありません。
ヘレン・トーマス : イラクの(国ではなく)人々はどうなんですか?
アリ・フライシャー : イラクの人々は彼らの政府によって代表されている。もし体制の変革があれば、イラクの...
ヘレン・トーマス : それで彼らは攻撃されてもしかたがないと?
アリ・フライシャー : 実際、大統領は、(我々と)イラクの人々との間に争いがあるわけではないということを明らかにしてきました。アメリカの政策が体制変革の政策を維持しているのはそのためです。疑う余地はありません、イラクの人々が...
ヘレン・トーマス : それは彼らが行なうべき決定ではないですか? 彼らの国なのですから。
アリ・フライシャー : ヘレン、もしあなたがこんなふうに考えているとしたら、つまりイラクの人々は誰が自分たちの独裁者であるかを決める立場にあると考えているのなら、私はそれは歴史が示してきたことではないと思いますがね。
ヘレン・トーマス : 多くの国々が多くの人々がそんな(自分たちの独裁者を決めるというような)決定をしてはいないと思います、私たちも含めて。
(コモン・ドリームズ/ニュースセンター)2003.1.6
アリと私のやりとり
ホワイトハウス記者会見、アリ・フライシャー
2003年1月6日(月)午後12:30
by ラッセル・モッキーバー
(http://www.commondreams.org/headlines03/0106-08.htm)モッキーバー : アリ、エリオット・アブラムズの他に、何人の有罪判決を受けた犯罪者がホワイトハウスのスタッフにいるのですか?
アリ・フライシャー : 何を言ってるんですか、ラッセル。
モッキーバー : ホワイトハウスのスタッフにいる有罪判決を受けた犯罪者のリストを出してくれませんか? エリオット・アブラムズ以外の。
アリ・フライシャー : じゃあ、有罪判決犯罪者部隊へ行って、たのんできましょう。
モッキーバー : (冗談ではなく)真面目な話ですよ、有罪判決を受けたということがホワイトハウスのスタッフであることの失格理由にならないのはなぜですか?
アリ・フライシャー : ラッセル、この問題をあなたはブリーフィングのたびに繰り返したいようだが...
モッキーバー : しかし、あなたはそれに答えていませんよ、アリ。
アリ・フライシャー : ...あなたが質問した3度目にお答えしたことを参照していただくように、あなたにお薦めする。それは2度目のときの感情を抑えたもので、1度目のときのと一致しているものです。
モッキーバー : なぜそれは失格理由にならないのですか?
(アリは行ってしまう。)
(コモン・ドリームズ/ニュースセンター)2003.1.13
アリと私のやりとり
ホワイトハウス記者会見、アリ・フライシャー
2003年1月13日(月)午後1:15
by ラッセル・モッキーバー
(http://www.commondreams.org/headlines03/0113-07.htm)モッキーバー : アリ、2つ質問があります。
共和党員の実業家のグループが、今日の「ウオールストリート・ジャーナル」紙に1ページ全部を使った広告を出しました。彼らはブッシュ大統領が自分たちを裏切ったと非難しています。ブッシュ大統領が最初に、世界に対する対処において、より謙虚な国家を約束しておきながら、方針転換し、先制攻撃による戦争を準備することで自分たちを裏切ったと。彼らはその広告の中で、ブッシュ大統領にこう述べています。「(大統領)あなたは、一方で戦争を準備しながら平和を宣言し続けることはできません。あなたは、大破局になるかもしれないところへ、目隠しをしながらグイグイと連れていこうとしています。
私たちがあなたを選ぶ気になった謙虚さと思いやりを示して下さい。」と。
どのような意味で、この先制攻撃による戦争というドクトリンが、より謙虚な国を表わしていると言えるのですか?アリ・フライシャー : ケネディ大統領が述べたのと正確に同じ意味においてです。ケネディ大統領がキューバ・ミサイル危機へのありうるアメリカの対応を準備したときです。先制攻撃は、実際、アメリカの伝統ある外交政策対外政策のさまざまな方策の一部です。それは危機を静め戦争が起こるのを妨げるのに役立つものです。大統領は、同じやり方で対処しています。9.11は確かにアメリカの人々に正しく理解させました。--もし我々が、9.11に米国に対して攻撃が行なわれるということを知っていたとして、そして我々が、先制的軍事行動をとることが可能であったとして、そしてブッシュ大統領がその種の行動可能な情報を得ていたとしたら、私は公平に言って、アメリカの人々はこの攻撃に対して、先制攻撃せよと言っただろうと思います。だから私は、それは平和を維持するためのアメリカの昔からの伝統の一部だと思います。
モッキーバー : 連邦政府もほとんどすべての州政府も、知りうる限り、赤字の計画を立てています。人々の直近のニーズを考えれば、なぜ大統領は、以前報じられた150億ドルの支出金--イスラエルに対して軍事援助で50億ドル、貸付保証で100億ドル--を支持しているのですか? それはイスラエルヘの毎年の正規援助30億ドルに加えてのものです。それもアリエル・シャロンが贈収賄スキャンダルに関わっていて、そして罪のないパレスチナ人を殺しているときにです。
アリ・フライシャー : 大統領は、中東の多くの国々への我々の援助パッケージを、いつもアメリカ外交の一部とみなしてきました。特にイスラエルを含めて、中東諸国への援助に関しては、長い間ずっと2党に共通したコンセンサスがあります。これは、引き続くアメリカ外交政策の一部です。そして大統領は、それを続けていくことを誓いました。
----- 引用ここまで ------------------------------
以上、材料が多すぎたが、状況が状況だから、仕方がない。最後が、冒頭に紹介したカナダ経由の「82歳ヘレン・トーマス記者孤軍奮闘驚愕」情報である。
----- 引用ここから ------------------------------
Bush Doctrinaires: Analysts Point to Strong Signs America's War Machine Will Continue to Roll/ Thank God for Helen Thomas/April 13, 2003 by the Toronto Starhttp://www.commondreams.org/headlines03/0413-06.htm
April 13, 2003 by the Toronto Star
Bush Doctrinaires: Analysts Point to Strong Signs America's War Machine Will Continue to Roll
by Linda Diebel
Thank God for Helen Thomas.
She sits hunched over in the front row at White House press briefings and, as the slick boys and girls of the press corps respectfully clear their throats and try to catch Ari's eye, she goes in for the kill.
She's 82 years old, already. What does she have to fear from White House flaks and media spin-doctors?
And so, on Thursday, the legendary Ms. Thomas, formerly with UPI and now with Hearst, raised her head, squeezed one eye shut, took lethal aim and fired.
"Is the president contemplating any other regime changes in the Middle East," she asked Bush spokesperson Ari Fleischer. "I mean ... there seems to be something in the air that he may not stop with Iraq."
Bull's-eye!
It's more than something in the air in the administration of President George W. Bush. Even as fighting continues in Iraq, even amidst signs of chaos for the civilian population, there are warnings Operation Iraqi Freedom is about more than freedom for Iraq.
It's about reshaping the Middle East, say analysts and policy-makers alike (although they attribute different motives and results), and applying America's new foreign policy doctrine to the world.
"Duly armed, the United States can act to secure its safety and to advance the cause of liberty ― in Baghdad and beyond," write Lawrence Kaplan and William Kristol in their best-selling The War Over Iraq, the Bush policy bible. It's subtitled: "Saddam's Tyranny And America's Mission."
The war against Iraq bears witness to the unfolding of this new policy ― the Bush doctrine that evolved over a decade and was set in stone last September as the National Security Strategy of the United States.
Its architects are powerful players in the Bush administration. Master planner is Paul Wolfowitz, deputy defense secretary. Then, among many others, there's Vice-President Dick Cheney; Defense Secretary Donald Rumsfeld; defense adviser Richard Perle; and Lewis "Scooter" Libby, Cheney's chief-of-staff and national security adviser.
These are the fabled hawks of the Bush White House, the so-called "neo-cons" who, after 9/11, according to lore, hoisted neophyte student George Dubya firmly into their tribe.
The three principal elements of the Bush doctrine, as we see in Operation Iraqi Freedom, are pre-emptive strike, regime change and the supremacy of U.S. leadership in the world, backed by military might and guided by "moral authority."
There are no qualms about going it alone, or almost, without the United Nations.
"It's not totally new because Americans have always felt they can defend themselves anywhere," says Stephen Clarkson, Canadian author and visiting scholar at the Woodrow Wilson International Center in Washington.
"What's new is the attitude, the close-mindedness, of the Bush group. This place is completely closed. They know the truth. It comes from God. They're right and everybody else is wrong."
Bush casts issues in terms of moral right and wrong. His is an Old Testament White House, of vengeance sayeth the Lord against the foes of America.
Freedom, said Bush on Friday, eyes cast heavenward, "is a gift from the Almighty God."
Toronto international criminal lawyer David Jacobs views the Bush doctrine as a "terrifying doctrine of empire ... wholly unlawful."
"The United States' almost religious fervor to control the planet is dangerous," says Toronto international criminal lawyer David Jacobs.
But there are "many countries and peoples around the world who do not like the system and practices of the American government, and do not think the U.S. option holds advantages over their own. The rest of the planet does not believe the U.S. has the moral or legal authority to impose its views."
It does appear to have the military might.
There are more than 300,000 coalition troops on the ground in Iraq. And there are signs, despite denials, the Bush administration is already looking elsewhere in the region, starting with Syria and Iran.
Former CIA chief James Woolsey says we're poised on the brink of World War IV. He's a Bush hawk, touted to take over the information directorate in the provisional government in Iraq.
"This Fourth World War, I think, will last considerably longer than either the First or Second World Wars did for us," Woolsey told a UCLA conference last week, referring to the Cold War as World War III.
"Hopefully," he added, "not the full four decades of the Cold War."
That's not what Fleischer told Thomas when she asked about upcoming regime changes in the Middle East.
"Iraq is unique. Iraq presented a whole set of threats to the world that were unique," he replied, with condescension. "But every region in the world presents a unique set of challenges or difficulties for the United States, and for partners in peace, and each is dealt with separately."
"So," asked Thomas, "the answer is, no?"
Not likely, according to military analyst John Stanton, formerly with the conservative American Enterprise Institute think-tank.
"Nobody worth their salt in international relations believes this is just about Iraq.
"You've got to be dispassionate about it. It's about a vision, whether you like it or not, about taking care of festering problems. `Let's go in and clean house in Iran, in Syria and in other countries who harbor terrorists.'"
The hawks "believe there is no way the Middle East can be stabilized unless you deal with all those countries in the region. "This is not some conspiracy. They've been very open about their views; it's all out there. The reality is that they see things through a narrow prism. In order for things to be right, they say, `We've got to set things right in the Holy Land.'"
He says all the region's countries should be very nervous.
Bush doctrine advocate Perle told the Foreign Policy Institute in 2001: "We could deliver a short message, a two-word message: `You're next, You're next unless you stop the practice of supporting terrorism.''
Wolfowtiz has been asked about pro-Israeli views.
"There is a widespread view in the Arab world (that the Iraqi war) is for U.S. strategic interests to help Israel," the pan-Arab station, Al Arabiya, asked him last week.
"People know you by name, they know (others) and they point out that you have a strong interest in a hegemonic Israel, if you will," said the interviewer.
Responded Wolfowitz: "The Arab-Israeli issue is a painful running sore for everybody ... I have believed for a long time that peace is the only solution there ... two states living side by side in peace."
Opinion polls show Americans are ready to reshape the Middle East.
A survey last week by the Los Angeles Times shows public opinion increasingly in favor of a broader U.S. military role in the Middle East,
It shows 50 per cent would support an attack on Iran if that country continues to develop nuclear weapons, and 42 per cent favor moving U.S. troops over from Iraq and invading Syria.
Seven out of 10 Americans, according to the poll, think the U.S. has the "moral authority" to attack Iraq and 60 per cent say the world is being made a better place by the U.S. military.
And that's before Bush and his Pentagon spinners have even really honed in on a campaign to ready the public for war against Syria or Iran.
To date, we've just had a taste of what looks like a serious campaign to come.
But it is heating up.
"I think we're going to be obliged to fight a regional war whether we want to or not," Michael Ledeen, former U.S. national security official, recently told The American Prospect policy magazine.
"It may turn out to be a war to remake the world."
The administration has stepped up verbal attacks on Syria and Iran. In fact, Stanton thinks the escalation of war at the Iraqi-Syrian border mirrors the escalation of the Vietnam War into Laos and Cambodia.
Rumsfeld has accused Syria of harboring Saddam Hussein henchmen and of hiding Iraqi weapons of mass destruction. Bush repeated the allegations Friday.
Damascus calls these charges "fabrications."
In Rome last week, John Bolton, undersecretary of state for arms control and another Bush doctrine originator, urged Syria and North Korea to "draw the appropriate lessons from Iraq."
Rumsfeld attacked Iran for allowing the presence of "hundreds" of armed Shiite Muslim fighters, warning the entrance into Iraq of military forces from Iran "will be taken as a potential threat to coalition forces"
And, on Thursday, Wolfowitz told the Senate armed services committee that Syria is "behaving badly."
"In recent days, the Syrians have been shipping killers into Iraq to try to kill Americans," he said. "We don't welcome that ... so it is a problem. I think it is important that Iraq's neighbors not meddle with Iraq.
"If they continue, then we need to think about what our policy is with respect to a country that harbors terrorists or harbors war criminals."
He was referring to the anti-Israel groups, Hamas (Islamic Resistance Movement), Islamic Jihad and Hezbollah, as well as Palestinian groups.
Asked by West Virginia Senator Robert Byrd if he is advocating war, Wolfowitz said: "Taking action against Syria ... would be a decision for the president and the Congress."
Bush doctrine policy on countries harboring terrorists is already clear: It is unacceptable.
Views that evolved in the 1990s came together in a document by the Project for a New American Century think-tank and signed by Rumsfeld and other future Bush administration hawks two years before Bush took office.
"The United States has for decades sought to play a more permanent role in Gulf regional security," it says.
"While the unresolved conflict with Iraq provides the immediate justification, the need for a substantial American force presence in the Gulf transcends the issue of the regime of Saddam Hussein."
It also notes: "Iran may well prove as large a threat to U.S. interests as Iraq has."
The heart of the Bush doctrine surfaced in a 1992 defense-planning guide written by Wolfowitz, then working under defense secretary Cheney. It was leaked to the New York Times.
"This was all gamed and played out by folks from the think-tanks for years," says military analyst Stanton, explaining that they waited out the presidency of William Clinton, biding their time.
The Bush doctrine says the U.S. "must dissuade potential adversaries from pursuing a military buildup in hopes of surpassing or equaling the power of the United States."
As Kaplan and Kristol make clear: "It defends American supremacy on moral grounds."
This gung-ho militaristic approach to the world holds particular dangers for Canada, warns lawyer Jacobs.
"The ambiguity of the Canadian government's position has been quite worrisome," he says, noting his concerns about Ottawa's tentative steps to get involved in post-war Iraq without, at least so far, United Nations support for reconstruction.
"We have to have serious regard for Canadian sovereignty" in this new Bush doctrine world, he says.
"It's grotesquely immoral to agree to go with the U.S. on life-or-death issues just because they can hurt us economically. We might as well give up now."
For the moment, the United States is still not finished bringing democracy to Iraq.
Since the indomitable Helen Thomas began this piece with her question for the Bush administration, it seems fitting that she close it with another query on the war.
"How do you bomb people back to democracy?" she asked Fleischer in the opening days of the Pentagon's Shock and Awe campaign against the Iraqi regime.
That time, she got no answer.
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この記事の最後の締めだけを簡略に訳すと、ヘレンお祖母ちゃんは、「どういう爆撃で人々を民主主義に引き戻すのか」と、皮肉たっぷりの質問を浴びせていたのであり、この時には、大統領報道官からは、「返事が無かった」のである。
以上。