社告:阿修羅投稿では、日付を表題で4.02.と誤記し、フォローで4.12.と訂正。
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『亜空間通信』567号(2003/04/11)
【イラク民衆虐殺の侵略に抗議する4.12.行動は好戦メディアを攻撃目標に檄飛ばす】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
私は、昨日、アメリカから届いた通信(1)を、以下のように緊急紹介した。
本日、その日本語訳が投稿(2)されたので、極めて簡潔に、紹介する。
(1)
----- 引用ここから ------------------------------
緊急:ラムゼイ・クラーク代表の 「国際行動センター」(IAC)の4.12.反戦統一行動日の「攻撃目標」に「軍需産業」や「フォックス・ニューズなどの好戦メディア」を設定!
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/517.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 10 日 14:40:16:
亜空間通信号外03.04.10.(2)
緊急:ラムゼイ・クラーク代表の 「国際行動センター」(IAC)の4.12.反戦統一行動日の「攻撃目標」に「軍需産業」や「フォックス・ニューズなどの好戦メディア」を設定!
OCCUPATION IS NOT LIBERATION: Why We Are Marching on April 12/IAC/
March Will Target Corporate Profiteers, Fox News and the Pro-War Media
OCCUPATION IS NOT LIBERATION:
Why We Are Marching on April 12
March Will Target Corporate Profiteers, Fox News and the
Pro-War Media
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
以下が、中村敦夫「みどりの会議」主催の電子手紙に投稿された日本語訳を、改行を増やすなどして、分かりやすくしたものである。時局対応、個人情報などは、煩雑を避けるてめに省略した。
(2)
----- 引用ここから ------------------------------
占領は解放では無い:
我々が4月12 日に行進を行うのは何故か4月12日を目前にして、ANSWERからアピールが出されました。日本語にして送ります。
転送転載歓迎。
行進の標的は企業の不当利得者およびフォックス・ニュース(Fox News)と戦争指向メディアだ
数千のイラク民衆を虐殺し不具にしつつ、イラクへの侵略に抵抗する者を叩き潰す大量、圧倒的、かつ残虐な軍事力の行使を、米・英侵略軍は称えている。
アメリカのメディアで映し出されている映像は真実を隠している。どの病院も非戦闘員と兵士で溢れているのに、この国の車道に焼死体があちこちに転がっているのに、多くの民家がめちゃめちゃに破壊され、多くの家族が生き埋めにされているのに。(「連合軍の歓喜の真っ只中、一人の子どもが血でずぶ濡れの着衣に包まれ、苦悶しつつ横たわる」ロバート・フィスク、インディペンデント紙(英):
http://news.independent.co.uk/world/middle_east/story.jsp?story=395117 )
ブッシュ政権は、植民地型占領統治をイラクに押しつける方向に急速に方針を移している。これは解放ではない。圧倒的な火力を用いてイラクの領土と資源を捕獲し、イラクの主権を消滅させたのだ。自己決定という最も基本的な原理を犯してである。これは帝国のための戦争である。
ブッシュ政権はアフガニスタンで征服のための戦争をおこなって来たが、今度はイラクでやっている。次は中東やどこかその他の地で、次の侵攻戦争計画のペースを速めようとするだろう。
アメリカ合州国と世界の民衆は、帝国主義と帝国に対してNOと言うために、中東で抵抗している人びと全てと共に立ち上がらなければならない。イラクの占領は、シリア、イラン、南レバノン、北朝鮮、フィリピンに対する、そして祖国の中で占領に抵抗し続けているパレスチナの民衆に対する、強化された戦争計画の舞台を整えるのに利用されるであろう。
4月12日土曜日、国際行動デーとして、ワシントンと世界中で、世界中の主な首都でのデモという形で、侵略と占領に反対する大衆動員行動を引続いて行う。
ブッシュとアメリカの戦争への積極行動に反対して過去6ヶ月に突如出現した世界連帯運動は、稀に見る重要な展開である。中東で、アジアで、アフリカで、ラテンアメリカで、アメリカ合州国で、そしてヨーロッパで、世界中の民衆が、協同の行動として行進した。
これらの運動は今や国境を無視し、連帯の国際的な声を作り上げた。あのニューヨークタイムスさえ、2月17日号でこの運動を世界の第2の「強大な力」と書いていた。
この運動は、戦争、帝国主義、圧制、人種差別、そして如何なる形の植民主義をも人類の連帯を世界中に広げることによって克服することができるのだという、この惑星地球の大きな希望を表わしている。
この運動が-1歳にもならないのに-ブッシュとペンタゴンがイラクで大量虐殺を続けていることを以って我われの努力が失敗に帰したともし結論付けたとすれば、それは最も悲劇的で我われを消耗させる結果と言わざるを得ないだろう。
イラクに対する戦争が現実のものとなったことは、反戦運動の失敗を証明するものではない。証明されたことがあるとすれば、イラクに対する戦争はアメリカ合州国の経済における、政治における、軍事における権力が道徳的に破産したことを証明しているに過ぎない。それは軍国主義と戦争にはまり込んでしまうシステムによって育て上げられたものなのである。
ディック・チェイニーは、アメリカ政府を代表しての話の中で、あの9月11日の後で、「終り無き戦争」、一生続く戦争が行われると確言した。これらの言葉は他愛の無いコメントでも修辞的美辞麗句でもない。
このとき以来、政府は計画した海外での軍事的冒険や、国内でのアラブ系アメリカ人、イスラム教徒、公民権、および市民の権利に対する系統的攻撃に関して鉄面皮を貫いている。
彼等は決して認めようとしないが、この計画された「終り無き戦争」は、名ばかりとは言え独立と自国の自然資源の管理を懸命に保持しようとして来た以前植民国とされていた世界の全ての政府に対して、企業と銀行のエリートのためにアメリカ政府が仕掛けた階級闘争なのである。
ブッシュは世界に向かって「貴方は我われにつくのか、彼らにつくのか」と言ったとき、ブッシュはこのことを簡潔に表現したのだ。アメリカ合州国の勤労者たちは帝国のためのこの戦争から得るものは何も無い。
この戦争は、大量レイオフ、組合つぶし、賃金カット、保健医療その他の給付金の廃止などに励んできた同じ企業銀行界の蓄財と権力のためのものである。事実、帝国のためのブッシュの戦争には、ペンタゴンの急激に拡大している予算に資金を供給するために、社会事業諸プログラムからの富の大掛かりな移転が必要なのである。
ブッシュ政権の世界支配計画は、右翼と新保守主義運動と企業泥棒が抱いている世界政治を究極的に仕切るのは軍事力だけであるという幻想に基づいている。彼らが熱望する新世界秩序は19世紀植民主義の旧世界秩序に似ている。世界の民衆は自由、正義、平等そして自己決定を熱望している。
まったくの暴力だけでは必然的結果として解放をもたらす長い歴史過程を逆転することはできない。この戦いでの本質的要素は、世界的な運動を支え続け盛り立てて行くことである。それこそが軍事力と経済力に常に打ち勝って来た力であり、打ち勝つことができる力なのである。
----- 引用ここまで ------------------------------
以上。