『亜空間通信』545号(2003/03/31) 阿修羅投稿を再録

イラク攻撃は第三次世界大戦挑発で政治的なアメリカの敗北を追求するのが急務

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『亜空間通信』545号(2003/03/31)
【イラク攻撃は第三次世界大戦挑発で政治的なアメリカの敗北を追求するのが急務】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 一応、「イラク戦争」と呼ぶが、現下の急展開の状況に応じて、情報洪水が世界を覆っている。今後は、「第三次世界大戦の挑発」として広く認識を改めるよう努めることにする。

 まずは、目の前の濁流の中から、長年蓄積した予備知識に基づいて、最も厳しく真相に迫る最新の材料を選び抜き、的確な現状分析と近未来予測、目下の急務についての私見を発表する。

 このことこそが、わが自称「嘘発見」名探偵が、自らに課した任務なのである。

 以下、まずは、基本的な認識の概略を示す。

 アメリカ軍は、戦略的には最早素人にも分かる様になったほどの過小兵力で、イラク侵略を開始した。砂嵐と炎熱の時期に差し掛かる最も不利な時期であった。

 その理由は何か。目的は何か。

「理由」に関しては、「過小兵力」は好んだのではなくて、急がないと、911謀略以来のこれまでの仕掛けが空振りになってしまうからである。

「目的」に関して具体的には、私は、何度も述べてきたが、最新情報としては、アメリカ人なら知らぬ者はないパット・ブキャナンが、「第三次世界大戦」と記した。仕掛け人は極右の大イスラエル主義者たちである。

 以下では、順序を逆にして、「目的」「理由」とし、わが論拠の資料を示す。

1)「目的」・・・パット・ブキャナンの「第三次世界大戦」説:

----- 引用ここから ------------------------------
【Whose War? ネオコンの陰謀-第3次世界大戦】英文サイト
http://www.asyura.com/0304/war29/msg/694.html
投稿者 愚民党 日時 2003 年 3 月 31 日 02:26:35:


The American Conservative
http://www.asyura.com/0304/war29/msg/695.html
投稿者 Celtic Republic of Scotland 日時 2003 年 3 月 31 日 02:35:09:

(回答先: 【Whose War? ネオコンの陰謀-第3次世界大戦】英文サイト 投稿者 愚民党 日時 2003 年 3 月 31 日 02:26:35)

この_The American Conservative_という雑誌は、右翼政治家のPatrick J. Buchananを中心とする孤立主義的右翼の雑誌ですね。彼らはネオコンが米国ではなくイスラエルの国益に奉仕していると主張しています。ネオコンでない伝統的な孤立主義的右翼の主張を知るには便利な雑誌です。
----- 引用ここまで ------------------------------

2)「理由」・・・・・・・急いで突っ込んだ時期の問題は、すでに、以下で要約説明した。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku539.html
http://asyura.com/0304/bd25/msg/300.html
『亜空間通信』539号(2003/03/27)
【イラク戦局危機急展開の背後に潜むネオコン強迫観念は911謀略暴露怖れ居直り】

----- 引用ここまで ------------------------------

 さてさて、現状分析と今後の近未来予測をしないと、対応策が出てこない。そこで、以下を示す。

3): 最新の軍事・政治的分析:

----- 引用ここから ------------------------------
以下の経過で、「ロシア軍事情報」と明記されている。各々方、注目!
http://www.asyura.com/0304/war29/msg/699.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 3 月 31 日 03:12:18:
[中略]
調べると、すでにはっきり、以下のように、「ロシア軍事情報」と明記されている。

以下が、最新記事なり。

Russian military intel update: War in Iraq,
http://www1.iraqwar.ru/iraq-read_article.php?articleId=1084&sesid=2

War's Military, Political Goals Begin to Diverge
30.03.2003 [10:39]
[中略]
Commanders in the field aren't yet worried about postwar scenarios or civil-military relations. "We're in a long war here, as I think you realize," one commander in Iraq told his subordinate officers a few days ago. "I want you to keep our guys from getting killed in large numbers. That's the bottom line."

Источник: Rick Atkinson and Thomas E. Ricks/Washington Post
----- 引用ここまで ------------------------------

 要約すると、現地軍の司令官は、逐次投入の兵力で継続できるし、軍事的な勝利は可能と考えている。アメリカには、それだけの軍事力はある。実例はヴェトナム戦争である。しかし、政治的に負ける可能性もある。

 いずれは、中東で一番の兵力を持ち、軍需工場と化しているイスラエルも、参戦する可能性が、非常に高い。泥沼化は、むしろ、最悪の極右、シャロンの望むところである。
最後には、この全体状況について、私が早くから、以下の「ラルーチェ」(現地発音に基づき現在は「ラルーシュ」と表記)と、意見が一致し、それを発表していたことを示す。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.asyura.com/2002/war17/msg/185.html
『亜空間通信』392号(2002/10/10)
【歴史的な証拠を挙げ米大統領立候補ラルーチェが副大統領チェニー辞任を要求】

私は、本が貴重品だった戦後の中学生の頃、戦前の本好きの叔父が残した20冊ほどの大型の古本、H.G.ウエルズの大著の日本語訳、『世界文化史大系』を愛読した。そのためもあって、ここでまた、私は、「ウエルズ的悪夢」という言葉に遭遇し、再び、驚いたのである。というのは、本日脱稿したばかりの新著の終わり際に、私は、次の項目を設け、同じ規模の「悪夢」を記していたからである。

●アメリカ「独立革命」の巨大なる幻想

[前略]
「日本を浮沈空母としてのアジア大陸支配、ヨーロッパ大陸、つまりはユーラシア大陸全体への支配拡大」(を狙うアメリカ帝国)、古代のギリシャ・ローマと同様の政治制度を持つ超大国による「パクス・アメリカーナ」、または「新世界秩序」への「アメリカン・ドリーム」ならぬ悪夢の予兆が、世界を覆っているのである。

 ああ、何とも恐ろしい一致なのであるが、考えてみれば、簡単なことなのかもしれない。少しは歴史を心得て、ユーラシア大陸の碁盤を睨むならば、岡目八目でも同じ発想が浮かぶがずだからである。以下、全文の紹介である。

http://www.larouchepub.com/other/2002/2938_lar_cheney_resign.html
This article appears in the October 4, 2002 issue of Executive Intelligence Review.

LaRouche Demands
Cheney's Resignation

by Jeffrey Steinberg
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 以上。


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