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『亜空間通信』536号(2003/03/25)
【イラク攻撃の敗因の基本は戦争プロの意見を無視したネオコン極右素人戦略なり】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
わが予測通り、というよりも、むしろ、それ以上の速度で、アメリカ帝国の崩壊が近づいている。追加予算請求の議会は、ブッシュの地獄となるであろう。
イラク攻撃の戦局の細部は、そこらの大手メディアよりも、阿修羅戦争掲示板の方が詳しい。これも、一つの世界戦略的な意味での、わが方の勝利なのではあるが、それよりもなお、やはり、戦局そのものの先読みが必要である。
まずは、基本的な見解であるが、以下の8ヶ月前の旧文を示す。
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku319.html
http://www.asyura.com/2002/war14/msg/227.html
『亜空間通信』319号(2002/07/30)
【イラク首都占領検討と米紙報道の狙い「市民に語りかけ」作戦着々進行の現実性】
[中略]
私は、この作戦計画の背後に、[中略]「湾岸戦争仕掛け人」、空軍退役中将、スコウクロフトありと睨んでいるからである。
彼が米外交問題評議会で、「20万から30万の兵力を投入する必要があるし、数年間現地にとどまらなければならなくなる」と語った計画が、メディアによる世論操作作戦の中で、「5万の短期」、ただし、「激しい空爆」へと、アメリカ人向けに修正され、「市民に語りかけ」られ、国民的「合意」の形成が進められているのである。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
このスコウクロフトも湾岸戦争の「国民英雄」パウエルも、慎重論を唱えだしたのに、国内経済の破綻を背景として、ネオコン極右の傀儡、阿呆なブッシュが、突っ走ったのである。
兵力は不足、外交も失敗、トルコからの北方戦線の無理も利かず、特に、イラク側の戦意を見くびった傲慢が、命取りとなる。
やはり、ベビーブーマー時代の悪餓鬼は、どこでも仕方ない、仕方ない。
以上。