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『亜空間通信』245号(2002/04/30)
【「テロ犠性者115ヵ国」朝日外電にイスラエル?戦争犯罪加担「デマ」謝罪せよ】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
わが電網宝庫読者が、6日前の朝日新聞夕刊記事の切り抜きを届けてくれたので、手間暇掛けて全文を読み込み、苦手な校正までした。以下のようであるが、これは過去に何度も私が指摘し、「戦争犯罪荷担」の責任を追及してきた朝日新聞のアメリカべったり記事における911事件の描写とは、完全に矛盾するのである。
問題点を簡略に言うと、その外電記事の3段見出し、「テロ犠性者115ヵ国」の中には、イスラエルの影も形もないのである。
『朝日新聞』(2002.04.23.夕)
テロ犠性者115ヵ国
NY市発表/米除いて日本5番目【ニューヨーク22日=山中季広】
ニューヨーク市は、去年9月11日の同時多発テロで亡くなった人々の出身国や年齢などを調べ、中間集計をこのほど発表した。犠牲者の出身国は115ヵ国に及び、米国以外では日本生まれの犠牲者が5番目に多かった。
世界質易センタービルの崩壊で亡くなったのは推定2825人。中間集計では、このうち1月末時点で死亡が確認されたか死亡宣告を受けた2617人が対象とされた。
出身国では米国の2106人が最も多く、次いで英国53人、インド34人、ドミニカ共和国25人、ジヤマイカ21人、日本の20人が続いた。アジア圏ではほかに中国18人、フィリピン16人、韓国が9人など。
以上で引用終わり。
で、以下、念のために、私の過去の指摘の主要部分を再録する。
『亜空間通信』144号(2002/01/18)
【朝日新聞を現在の戦争犯罪加担の「デマ」記事掲載と再三再四の警告無視で告発】
[中略]
本日(2002/01/18)10時20分、ついに朝日新聞を、現在の戦争犯罪への加担、「デマ」記事掲載と再三再四の警告無視により、改悛の見込みなしと判断して告発することに決した。朝日新聞の広報担当者が、何と、実に傲慢な口調で、「お書きになれば良いじゃないですか」との決裂の台詞を吐いたのである。
2002.01.19.追記:なお、念のため、本日、朝日広報部に電話をして、昨日とは別人であることを確かめた上で、昨日の「無礼な対応」について注意し、かつ再調査要請を繰り返した。今度の返事は「分かりました」であったが、本当に要請に応じるかどうかは予断を許さないから、告発は取り下げない。なにせ、相手は戦前からの名うての戦犯企業のマスコミ業界の「商売人」なのだから。
この問題は、すでに何度か本通信で記した。以下、念のためにまずは、朝日新聞の報道に関する部分のみを再録する。
『亜空間通信』137号(2001/12/31)
【歪む曇りガラス(朝日新聞)越しにアラブ諸国での911モサド謀略説多数派が漏出】
『朝日新聞』(2001.12.12)
[中略]
「アラブ人とイスラム教徒が無実であることの証拠」
こんな大見出しを掲げた記事が9月24日発行のエジプトの週刊紙「アルオスボウア」に載った。中見出しも刺激的だ。
「貿易センタービルで働く4千人のユダヤ人があの日出勤しなかつた理由は?」
[中略]
あのテロで実際にはl00人以上のイスラエル人が死んでいる。4千人のユダヤ人が当日出勤しなかったと書かれているが、それも意図的で根拠のないうわさ話のたぐいで はないのか。
[中略]
「われわれは国民の求める記事を提供しているのだ」
国民の求めるもの。それはエジブトだけでなく、アラブ各国に根づくユダヤ「陰謀説」を指すらしい。大きな災禍や事件に見舞われると、根拠なくユダヤ人を「悪者」に仕立て上げて流布される説のことだ。[後略]
『亜空間通信』139号(2002/01/06)
【イスラエルが「デマ」源!?朝日新聞社説が露呈する米イ極右連合の奴隷以下根性】
[中略]
「テロはイスラエルの陰謀でユダヤ人はあの朝は出勤しなかった、というデマを信じ る人も多かった」(『朝日新聞』2002.1.3.社説「異文化の理解を超えて」)
以上で抄出引用終わり。
次は私の文章の抄出要約だが、私は、この「デマ」との断定に対して、「4000人の行方不明」を報じた事件の翌日のイスラエルの最有力英字紙『エルサレム・ポスト』(2001.09.13) 記事が最初の報道なのであって、事件の10日後の『ニューヨーク・タイムズ』(2001.09.22) では、ニューヨーク駐在のイスラエル総領事が、死んだことが確認されたイスラエル人はたったの3人で、2人は突入した飛行機の乗客、1人はビルへの訪問客だったと確認したと報じていることを、何度も説明しているのである。
『亜空間通信』110号(2001/11/25)
【9.11.世界貿易センター攻撃に関するモサドの欺瞞の証拠:敵性証拠による立証】
から抄出要約し増補すると、
つまり、あのビルに職場を持つイスラエル人は、まったく死んでいないか、少なくとも、死者としての確認はされていないのである。
以上で引用終わり。
事前警告が発せられたことは、イスラエル系企業が認め、イスラエルの大手紙、 『ハアレツ』で報道されている。その英文記事も、上記の 『亜空間通信』110号で報 じ、わが電網宝庫に入れてある。
これらのことを何度も電話で説明してやっているのに、「デマ」断定社説に関して、まったく訂正とか再度調査の動きも見えず、ついには本日の「居直り」に至ったのである。まことに、「腐れ切った奴隷以下根性」である。以上、告発する。
『亜空間通信』145号(2002/01/19)
【なぜ報道せぬか:イスラエル紙「行方不明減」中間数入手:3000/13,140/18】
[中略]
旧知の某雑誌の匿名寄稿者から、イスラエルの英字紙『エルサレム・ポスト』記事の複写が送られてきた。911の「行方不明」数が、本通信既報のごとき9月12日のイスラエル外務省発表報道の4000から、9月13日付けでは3000へと減り、18日付けでは140となっている。
これらの数字が、これまた本通信既報のように、9月22日付けの『ニューヨーク・タイムズ』では、「行方不明」ではなくて「死者としての確認」と表現が変化はしたものの、イスラエルの総領事アロン・ピンカスの言として、3人、しかも、その内の2人は飛行機の乗客、1人は仕事であのビルを訪問したという「劇的な激減」となったのである。
その間、9月21日付けの『ワシントン・ポスト』が、ブッシュ大統領の「報復決意表明」演説の中の台詞として、130以上と報じていた。この130以上は、上記の『エルサレム・ポスト』18日付けの140を踏まえたものであろう。
ところが、この間、18日から22日までの間に、イスラエル側の調査が進み、「死者はたったの3人」の確認となったのである。もしかすると、瓦礫の山の中から別の「イスラエルの訪問者」の死体が発見されるかもしれないが、どうやら、あの破壊されたビル(WTCとペンタゴン)に通常なら出勤していたはずのイスラエル国籍(アメリカと二重国籍が多い)の人々が、事前警告を受けて出勤していなかったという推測は、ほぼ当たったというべきであろう。
[後略]
以上で引用終わり。
今更、これ以上、付け加える必要はないと判断する。
以上。