『亜空間通信』243号(2002/04/27) 阿修羅投稿を02.12再録

NHK部長が戦争犯罪荷担の「同時多発テロ」「ネイミング」自慢で新聞も追随か

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『亜空間通信』243号 (2002/04/27)
【NHK部長が戦争犯罪荷担の「同時多発テロ」「ネイミング」自慢で新聞も追随か】

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転送、転載、引用、大歓迎!

 昨日(2002/04/26)、わが電網宝庫読者から電話があり、午後11時からNHK教育テレビが「同時多発テロ」に関する番組をやるというので、新聞の番組欄を見ると、「金曜フォーラム」の題が『同時多発テロとテレビ報道』となっていた。

 たいしたことは出てこないだろうと思いながらも録画しておいて、本日(2002/04/27)、朝飯を食いながら見始めたら、案に相違して、これが実に面白いのである。矛盾だらけなのだが、または、それだからこそ、NHKの「バランス」の取り方の滑稽さ、もしくは薄汚さが、ありありと、すけすけに、見えてしまうのである。

 今回は、その「すけすけ」の中から、これまでに本通信が何度も痛罵してきた鍵言葉、「テロ」の「根源」に関しての証言を取り上げる。

 外国の記者の名を省くが、出演者は、ABC, BBC、アルジャジーラ、NHK報道局国際部長の佐藤俊行で、「コーディネーター」の高島肇久は、「国連広報センター所長」と紹介されるが、実は、元NHKのアナウンサーかキャスターかである。

 放送内容の事件の日時や場所は、お馴染みのことなので省く。意味のある台詞の最初は、「同時多発テロが発生しました」であった。つまり、最初からテロと決めつけている。なぜか。その理由が説明されるのか否か。興味津々。

 さて、911当日、午後9時頃、佐藤俊行は帰宅していたが、「ニュース10 」とか称する定時番組の途中から特別編成で夜中も中断したかったというNHKの放送で、事件発生を知り、直ちに「タクシー呼んで」駆けつけた。以下、佐藤の台詞の肝心のところだけを、点検のために、実は、かなり苦労して、文字化した。

「ええ、準備していたところ、ですね、ええ、2機目が、ええ、目の前で、ええ、タワーに突入したと、まあ、それは、あの、ええ、民放が最初、あの、このニュースを流し始めたのは早いんですけども、ええ、肝心の2機目が、ああ、突入するところはNHKしか、ええ、放送していなかったと、ということで、極めて、まあ、歴史的な瞬間を放送できたと考えております(無邪気に嬉しそうな表情)」。

「で」、「ペンタゴン」[中略]「ペンシルバニア」[中略]、「字幕は一つしかだせない」。[中略] 「いろいろ混乱はありました」。

[中略] 

「ええ、字幕をどうしようか、ということで、まあ、どういう風に、この事件を説明するのか、ということで、まず、まあテロであると、それから、まあ、同時に起きていると、しかも、まあ、何カ所かで起きているということで、すぐ、同時多発テロ、ということで、まあ、私が(自慢の照れ隠しで両目が咄嗟に上に向く)ネイミングをしまして、ええ、本質的に(画面が看板の文字の「同時多発テロ」に切り替わる)、まあ、それが、いまでも訂正せずに使っているということは、最初に起きた、こう、事件のインパクトがですね、いまでも、まあ、続いていると、というかまあ、本質的には間違わなかったのかなと、ええ(苦しい表情で目をつむって無理に言い切る)、間違っては、なかったと思います」。

「ええ、。。。うんん。。。で、。。。まあ、テレビでもって、こうしたあ、事件を伝えるということは、ああ、新聞と全然違うわけで、われわれとしては、ああ、まず、何が起きたかということを、伝えなければならないと思いました」。

[中略] 「今、何が起きているか、を、そのまま伝えるということが、まず第一義であると思います」。

[中略]

「テレビ的」、「テレビの中で起きた事件」。

「スタンス」質問に:

[中略]
「公平に」、「アメリカ側と、バランスを取るのかということを、腐心いたしました」。

[中略]

質問:「ルート・コーズ(根源的な原因)」の字幕説明。

「まあ、あの、論理的に言えば、(語気を強める)論理学的に言えばですね、ええ、ルート・コーズというのは、あの、おう、因果関係がはっきりしてなければいけないん、で、え、今回の場合には、ええ、ああ、犯人が本当に、ビンラディン、氏であるかどうか、それから、アルカイダが本当に、すべてのテロを、ええ、監督したのかどうか、という風なことが、まだ正式には証明されていませんので、ルート・コーズというわけにはいきませんが、え、しかし、[中略] 彼らの主張のところにあるだろうと、推論は立てまして、[中略] 主張というものは、客観的に取り上げた積もりです」。

[中略]
「それから、アメリカの行為に関しましては、CIAパキスタンの諜報機関を使って、ソヴィエトと戦争しているアフガニスタンの一派を、ですね、財政的にも軍事的にも支援したという、こういう風な皮肉といいますか、ええ、そういう風な面は、ああ、伝えました」。

 以上で引用終わり。

 以上を見れば、「今何が起きているか、を、そのまま伝えるということが、まず第一義であると思います」という癖に、実は、いきなり、「まあ、どういう風に、この事件を説明するのか、ということで、まず、まあテロであると」決めつけるのであるから、矛盾も甚だしい。やはり、「公平に」どころか、「アメリカ側と、バランスを取るのかということを、腐心いたしました」というのが本音なのである。

「いろいろ混乱はありました」というのは、実に意味深長である。私は、NHKを厳しく批判はするが、911を謀略だと疑いもしない馬鹿ばかりの集団とは思っていない。NHKは伏魔殿なのである。だからこそ、すでに何度か報じた通りに、長谷川解説主幹の死亡「事件」の報道圧殺、「怪死」の裏に、911問題を巡る内紛、または外患ありと睨んだのである。

 で、ああ、ええ、まあ、NHKの「視聴者ふれあいセンター」に聞くと、「ニュース10」とかは、定時番組だが、定時ニュースではないのだそうで、文字化の発表はしていない。だから、時間的な細部は確認できない。しかし、以上の自慢から、真夜中前には、NHKが「同時多発テロ」の「ネイミング」とやらを発表し、『しんぶん赤旗』に至るまでの「新聞」が真似をしたのだろうと推論できる。

「犯人が本当に、ビンラディン、氏であるかどうか、それから、アルカイダが本当に、すべてのテロを、ええ、監督したのかどうか、という風なことが、まだ正式には証明されていません」のであるから、それでいて、「まあテロであると」決めつけるのは、これまた矛盾も甚だしい。

「アメリカの行為に関しましては、CIAパキスタンの諜報機関を使って、ソヴィエトと戦争しているアフガニスタンの一派を、ですね、財政的にも軍事的にも支援した」という説明だから、すでに本通信で厳しく批判した通り、CIA謀略の挑発に乗ってソ連が侵攻した歴史の事実を逆にしたままなのである。つまり、常に「アメリカ側と、バランスを取る」報道の「嘘」の繰り返しの自認なのである。

 ああ、NHK、K、Kこと、偽放送国家許可局よ、これは、またまた、ああ、ええ、ああ、あの、アメリカの属国の大本営発表、ええ、なのであるぞよ。これにて、私は、かねてからの予定ではあるが、かの、戦犯裕仁の誕生日、みどりの日とかに、NHK前で演説することを決定した。雨だと、かねて用意の「弁慶のなあ、なつ道具」こと、旗さしものが濡れては困るから、雨天順延とする。ただし、メーデーにも別途の演説を予定しているから、出場予定の5月1日実施(最近は他の日にやる例もあり)のメーデー当日を除く。

 以上。


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