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『亜空間通信』425号(2002/11/06)
【劇場プーチン「勝利」の裏にチェチェン英米謀略とサウジ関連匂わすラルーシュ】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
昨日(2002/11/05)、このところ、時間の許す限り、研究を続けているアメリカの大統領立候補者、リンドン・ラルーシュの電網宝庫を覗いたら、2つの新しいヘッドライン記事が入っていた。日付を見ると、双方とも11月8日だから、印刷物の雑誌、EIRで発表される前の電網発表記事のようである。
その内の1つは、私が、モスクワ劇場事件の直後に発した以下の通信と同じ主旨の部分を含んでいた。
http://www.asyura.com/2002/war17/msg/754.html
『亜空間通信』413号(2002/10/27)
【モスクワ劇場史上空前チェチェン酸鼻の起因に石油マフィア支配米CIA工作喝破】
[前略]「米国務省当局者によると、米政府は以前から、アルカイダはチェチェンのイスラム武装勢力に資金援助を行うなど緊密なつながりを保っているとみていた」と言うのだが、アルカイダの指導者とされる「ビンラディン」がCIAの協力者であったことは、誰も否定し得ないのである。
これだけでも、あれれ、おかしいな、と思わなければ、相当な阿呆である。もともとソ連の崩壊にも、アメリカのCIA工作があった。CIAを育てたのはアメリカの石油マフィアである。[後略]
もう1つは、所在と表題だけを紹介するが、APECサミットでブッシュが「深刻な心理的緊張を示した」というもので、かなりの精神的重圧下にあることを指摘している。APEC(アジア太平洋経済協力閣僚会議:1989年発足)には、イスラム教徒の最大人口を抱え、バリ島爆発事件が起きたばかりのインドネシアも加わっている。ブッシュのSerious Mental Strain(重傷の頭痛か)の基本的な原因は、世界中のイスラム教徒を敵に回し始めていることにある。
http://www.larouchepub.com/other/2002/2943bush_apec.html
This article appears in the Nov. 8, 2002 issue of Executive Intelligence Review.Bush Shows Signs of Serious Mental Strain at APEC Summit
by Michele Steinberg
[後略]
以上で引用終わり。
なぜ、ブッシュの頭痛のことまで紹介するのかというと、以下の、最初に私と同意見の部分の概略を紹介したもう一つのラルーシュ情報は、イスラム教国の問題も含んでいるからである。実に複雑な内容である。
要約すると、モスクワ劇場の事件の処理は、ロシアとプーチンの権威を高めたと評価しながら、ひるがえって、劇場事件の準備の手際よさ、その強力な背景や、アングロ・アメリカ、英米のチェチェンCIA工作を指摘し、同時に、事件直前に、サウジアラビアの代表団がモスクワを訪問していたこと、サウジアラビアとアメリカの「冷えた関係」、サウジアラビアのオイル・ダラーの今後の行方、などへの重大な疑問を提出しているのである。
アメリカ、ロシア、サウジアラビア、裏の裏の、そのまた裏のある話である。執筆者は、ラルーシュ自身ではなくて、おそらく彼の弟子の一人であろう。
http://www.larouchepub.com/other/2002/2943mosc_terror.html
This article appears in the Nov. 8, 2002 issue of Executive Intelligence Review.Russia's Putin Pulls Victory Out of Strategic Attack
by Jonathan Tennenbaum
[後略]
以上で引用終わり。
興味のある方は、直接訪問して、御覧頂きたい。
以上。