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ユーゴ特集
●ユーゴ発表:ユーゴ戦争の被害と告発
「復興への助走コソボの新学期」とあるので、今度は録画しつつ見ました。すると、案の定、ほとんどアルバニア側の一方的で歪んだ主張のみを紹介するばかりで、間違いだらけ。
ユーゴ大使館で唯一人の日本語ができる三等書記官、ヤンコヴィッチさんが訳したユーゴ連邦政府による被害報告と、国際社会への告発の声明を、スキャナーで読み込み、数字の表記と記号のみを若干変更したほかは、原文のまま送信します。
「昔のラテンのことわざは言っています……争いの全当事者のいうことを聞くことによってのみ真実に到達し得る」⇒全文を読む
●ユーゴ挑発Annex-B国際ザル報道に憮然!
日本人の大多数は、その間、「コソボ州ラチャク村のアルバニア系住民を虐殺し、和平合意を拒否したセルビア」という主旨の大手メディア報道と、首相が「理解」したと言う政府発表だけを受け取り、その「悪魔の国」が空爆を受けている有様を、対岸の火事として眺めていたのでした。こういう大手メディア報道と、かつての大本営発表と、いったい、どこが違うというのでしょうか。
しかも、少なくとも、1月24日には、『読売新聞』に、「コソボ虐殺“演出説”仏紙報道」と題する写真入りの記事が載っていたのです。
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●コソボの人口、90%アルバニア系、か?
ユーゴ大使館で唯1人日本語ができる3等書記官、ヤンコヴィッチさんが、ユーゴ連邦政府の発表を訳したワープロ資料、「コソボとメヒトヤに関する基本的事実」では、「アルバニア人は約66%」となっています。
1988年版、つまりはユーゴ問題勃発以前に発行された平凡社『世界百科事典』の「コソボ」の項目では、「民族構成はアルバニア人74%(イスラム教徒のアルバニア人を含む)」となっています。⇒全文を読む
緊急連載:ユーゴ人道介入の口実「虐殺」デッチ上げ
●(その9)アルバニアがコソボを合併:米21世紀予測地図
マジックペンによるらしい乱暴な手書きの太い矢印が、ヨーロッパの地図の「コソボ州」の真ん中から、アルバニアの真ん中まで引かれている。その右に並んだ手書きの線が真下へ伸びて、そこに四角の白い紙片が貼られている。手書風の細文字で3段。
Kosovo becomes part of Albania(コソボはアルバニアの一部になる)
他にも、アジア・オセアニア、北米の地図がある。掲載紙は『ロサンゼルス・タイムズ』(Los Angeles Times.1992.8.25)。⇒全文を読む
長編連載記事
●連載:連載:本多勝一"噂の真相"同時進行版 (その30) 居直り:自分の記事を全部読まぬ読者が悪い?
本来の質問の中心は、自己の雑文集に初出の雑誌名を記しながら、9刷で文章の一部を書き換え、その書き換えの事実と、書き換えの理由を明記しなかったのは、なぜか、と言うことである。これが敵対的な関係の暴露であれば、直ちに「言論詐欺師」と決め付けても、本多勝一が何等の反論もできなかったであろう性質の問題である。
ところが、本連載の前号で警告した通りに、本多勝一は相変わらず「自己文章改竄」と、その執筆・出版の姿勢の誤りを、まったく認めず、それどころか、「[質問者が本多勝一自身の]その後の活動を全くご存じないのだな、と改めて残念に思いました」などという居直りに転じたのである。⇒全文を読む