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ユーゴ特集
●Racak検証(21):NHK&東大教授が陥ったKLA売り込み映像の罠
木村元彦さんは、もともとはスポーツ専門のライターで、日本で活躍していたセルビア人のサッカー選手、ストイコヴィッチを追う内に、ユーゴスラヴィアにも出入りするようになったという経過だそうです。政治・経済・軍事などの複雑な問題を含む国際紛争についての専門家ではありません。その木村元彦さんが、上記の記事からも十分にうかがえるKLAの「虐殺」売り込みの罠に陥ったのは、むしろ当然の成り行きだったでしょう。しかし、その木村元彦さんの「思い込み」映像を「買った」NHKと、その番組に「ユーゴスラヴィア専門家」として登場した大学教授と立場は、「当然の成り行き」として見過ごすわけにはいかないのです。大いに社会的責任があります。⇒全文を読む
●初端からユーゴ戦争は大手デマ宣伝横行
西側寄りのデマ宣伝の中でも、最も極端で、しかも、世論操作の上で最大の効果を発揮したのは、セルビア兵による万単位の「レイプ事件」報道だった。日本の大手新聞も、短いベタ記事だが、その外電を伝え、その後に、それがデッチ上げのデマ宣伝だったことが判明したにもかかわらず、訂正記事を掲載しなかった。当然、そうした「お上品」な嘘付き居直り常習犯の大手報道による資料は求め難いので、つぎのような「大衆的」「猟奇的」報道によって、まとまった批判の文字記録の存在を指摘する以外には、適当な方法がないのである。
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緊急連載:ユーゴ人道介入の口実「虐殺」デッチ上げ
●連載:(その7) 軍事の経済的土台:石油資本帝国に臆する報道
前世紀から世界有数、今もなお、ますます埋蔵量豊富情報乱れ飛ぶカスピ海の石油を、南側の反米国家、イランやイラクには絶対に渡さずに、アゼルバイジャン、チェチェン、ダゲスタン経由、黒海を渡ってバルカン半島経由で、途中でしっかり稼ぎながら、ヨーロッパにパイプラインで運ぶ。これが現在進行中の国際戦争の真の経済的土台なのです。早い話が、ユーゴ戦争が停戦になった直後に、チェチェンの北側のダゲスタンのゲリラ掃討作戦が報道され始めました。落ち目の元宗主国、ロシアとしては、最後の石油利権の確保に必死なのです。⇒全文を読む