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『亜空間通信』995号(2005/04/18)
【ホロコースト狂信者は多いが創価学会系『潮』連載対談で長老が語る記事に背筋が凍る恐怖】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本通信の題名の「背筋が凍る恐怖」を覚えたのは、紙の山の片付け作業中であった。
記憶にはなかったが、題名に「ホロコースト」とある古い雑誌記事のコピーが出てきたので、掲載誌を確かめると、A5判のコピーの右下に、ちいさく、「June '99 潮」とあったのである。
『潮』は、世間周知、創価学会系の雑誌の長老格である。記事の目次は、「【連続対談】20世紀をどう見るか(6)」「ホロコーストに立ち向かった人びと」であり、対談の主は、鶴見俊輔と加藤周一である。
ここまではまるで驚かない。対談の主の両者ともに、体制の補完物の心情左翼風著名人であるから、ホロコーストを「許し難い犯罪」として糾弾するのは、彼らの言論商売の基本である。
しかし、彼らが、多分、唯々諾々として、レイプ魔、池田大作の提灯持ちを演じるとなれば、これは、笑い話では済まされない。
または逆に、創価学会の文化人取り込みの見事さに、「背筋が凍る恐怖」を覚えることになる。
私は、今から11年前の1994年に、『潮』とは対照的な小雑誌に、以下の記事を発表した。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/swindler.html
初出『噂の真相』(94.9)
映画「シンドラーのリスト」が訴えた“ホロコースト神話”への大疑惑
その翌年の1995年の春には、基本的に同じ趣旨の記事を掲載した『マルコポーロ』がシオニストから攻撃され、廃刊事件が起きたが、半年前の『噂の真相』の記事は、攻撃を受けなかった。
私は、その理由を、記事の最後の次の部分の記述に求めている。『噂の真相』を攻撃すれば、この「シオニストとナチの共生関係」が、さらに問題になるからである。私は、最初から、その覚悟を決めて、ことに臨んだのである。
最後に提出する問題こそが、「発言の禁止」という異例の立法案への最大の疑問となる。
ヒトラーの腹心、ヒムラーが使った「アウスロッテン」という単語が、一番はっきりと「抹殺計画」を示すものとされているらしい。この単語は英語で「皆殺し」を意味する「エクスターミネーション」と訳されている。ところが、同じゲルマン系言語同士の語源からいうと「アウスロッテン」は「アップルート」と訳すべきであり、こちらには、「(人を)《住みなれた土地・環境などから》追い立てる」という意味があるのだ。
ヒトラーは確かに「ユダヤ人問題の最終的解決策」という表現をしている。しかしそれは、文書という物的証拠によるかぎり「民族的抹殺計画」ではなくて、「東方移送計画」だったのである。
しかも、この「東方移送計画」に関しては、イスラエル建国を意図するシオニスト指導部とナチ党幹部との間に、奇妙な共生関係があった。日本語の資料としては、『ユダヤ人とは何か/ユダヤ人?』(三友社)がある。
ナチ党が政権を獲得した直後の1933年、世界シオニスト機構の議長代理だったヨアヒム・プリンツはこう書いていた。
「強力な勢力(ナチズム)がわれわれの支援に訪れてくれ、われわれを改善してくれた。同化論は敗れた」
当時のユダヤ人社会の中には、西欧文化に「同化」しようとする人々と、「異化」してイスラエル建国を目指すシオニストとの対立があった。狂信的なシオニストにとっては、ユダヤ人の排斥を政策とするナチズムは「敵の敵」の論理で味方だった。
ナチ党の側でも、理論的指導者のアルフレッド・ローゼンバーグが1937年に「シオニズムを積極的に支援すべきである」とし、「相当数のドイツのユダヤ人を毎年パレスチナに向けて送り出すべきだ」(以上、同書)と論じていた。
シオニストとナチ党とは、ウルトラ民族主義と、暴力的手段の行使の2つの主要な柱で一致し、奇妙な共生関係を保っていたのだ。
もしも、「ホロコーストはなかった」という趣旨の「発言そのものの禁止」という立法案の真の目的が、このようなシオニズムの歴史的事実の隠蔽にあるとしたら、それはそれでまた、もうひとつの怖い話である。
[後略]
このような「シオニストとナチの共生関係」の背後には、ユダヤ資本、アメリカ資本、世界の巨豪が控えていた。彼らの大義名分は、「反共」であった。
10年後の2004年には、下記のごとく、わが木村書店発行の季刊『真相の深層』04夏号に、上記の「シオニストとナチの共生関係」の基礎となるアメリカの財界、しかも、現在の大統領、ブッシュの祖父らと、ナチスの関係が、「米政府公文書によって確認」された最新情報を、掲載した。
季刊『真相の深層』04夏号
9・11事件の成果は米財界とナチスの関係が米政府公文書によって確認され、これで、歴史見直し論者の長年の主張の正しさが証明されたこと
本誌への記事紹介と追記・木村 愛二
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/400.html
全米マスコミが60年間隠蔽しつづけた“爺ブッシュとナチスの腐れ縁”が政府公文書ではっきり確認された
投稿者 佐藤雅彦 日時2003年10月18日ジョージ・ブッシュの祖父で、イエール大学の「骸骨団」秘密結社の会員だったプレスコット・ブッシュは、ハリマン財閥と組んでナチス・ドイツに秘密資金援助をしていた「ならずもの」の黒幕一派のメンバーである。
上記表題のニュースを『ニューハンプシャー・ガゼット』紙が報じている。ブッシュ家とナチスとの腐れ縁については、勇気ある独立系の調査報道ジャーナリストによって、かなりの詳細が伝えられてきたが、主要メディアはそれを黙殺してきた。(今も黙殺している……。)
この記事には、プレスコット・ブッシュやハリマンと、ナチスのパトロンだった産業資本家との腐れ縁の大雑把な輪郭が書かれている。その詳細について、米国のジャーナリストたちが暴露してくれるのを期待したいところである。
しかしそうした話題よりも興味深いのは、米国のメディアがこの腐れ縁を見て見ぬ振りして、独立系のジャーナリストたちの努力の成果を罵倒したり踏みにじってきたことが、この新聞記事で“内部告発”されていることである。
[後略]
こうして、わが予見の正しさは、次々に証明されている。しかし、それがとても簡単ではなくて、いかにも執拗な、多くの場合は陰湿な、日本国内での自称平和主義者による攻撃を、いちいちはね返しながらの熾烈な戦いの連鎖であった。
しかも、日本国内には、さらに巨大な暗闇の組織があった。季刊『真相の深層』04夏号では、以下の創価学会特集を組んだ。
創価学会は検察庁の「部外秘」資料で右翼団体に分類されていた
廃刊・回収、公式には存在しない『マルコポーロ』1995年2月号の特集が秘める深い謎
オウム真理教「毒ガス疑惑」緊急特集と
創価学会など「徹底調査・有名人信者150人全リスト」
池田大作の最後の大望は、ノーベル平和賞だと言われている。そのために、創価学会は、「インターナショナル」を呼号する国際組織も作っている。
池田大作本人が、国際的な影響力を誇る有力な組織として、『マルコポーロ』廃刊事件の仕掛け人、サイモン・ウィゼンタール・センターにも、1993年に詣でている。『聖教新聞』には、何度も、サイモン・ウィゼンタールの話が出ている。
私は、『マルコポーロ』廃刊事件の背後に、創価学会ありと判断し、わが電網宝庫にも、以下の特集リンクを設けている。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/souka.html
政権の一角に不気味に食い込む憲法違反の政教一致政党
創価学会ー公明党
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-7-SG.html
池田大作独裁:創価学会批判事始め
[後略]
本通信の冒頭に紹介した記事の掲載誌は、「June '99 潮」、1999年、つまり、『マルコポーロ』廃刊事件の1995年から数えて、4年後の発行である。
そこに、一応、「長老」として置くが、「鶴見俊輔と加藤周一」の対談記事として、典型的な「ホロコースト狂信」が掲載されているのである。まあ、影響は大きいと言わざるを得ない。
だから、再び言うが、私は、「背筋が凍る恐怖」を覚えたのである。これも、一応、「武者ぶるい」とでもして置くか。
以上。