『亜空間通信』942号(2005/01/20) 阿修羅投稿を再録

平和売人のお粗末の典型が今話題の女性国際戦争犯罪法廷で靖国合祀A級とBC級戦犯の日付混同

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『亜空間通信』942号(2005/01/20)
【平和売人のお粗末の典型が今話題の女性国際戦争犯罪法廷で靖国合祀A級とBC級戦犯の日付混同】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 私は、二年前の敗戦記念日(2003/08/15)の亜空間通信648号で、以下のように指摘した。

 これを今、NHKへの政治介入問題で、敵味方が入り乱れる白兵戦の最中に、自民党に教える気もないが、重要な問題では、常に自分が調べて確かと判断したことは、発表する原則を守って、以下の情報を再録する。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku648.html
http://asyura.com/0306/war38/msg/455.html
『亜空間通信』648号(2003/08/15)
【8.15は敗戦・戦犯・靖国避けて通れず左右に憎まれ愚痴「百人斬り」言論詐欺批判】

[中略]

 ここで、「戦犯」には、A級と、B,C級があったことを指摘して置くべきであろう。B,C級戦犯が靖国神社に祭られていることは、特に、問題とはされていないのである。ところが、次は、その双方を取り違えた好い加減な「左」の唖然たる実例と、わが批判である。

 以下は、亜空間通信の引用

http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku473.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/850.html
『亜空間通信』473号(2003/01/07)
【米戦犯裁く自称アフガン民衆法廷「偽の友」前田朗教授2重3重の欺瞞の果て唖然】

[中略]

http://postx.tripod.co.jp/NHK-kaizan/tennou_fr.html
フランクフルター・ルントシャウ2000年12月13日

論評天皇の罪責
カール・グローベ

[中略]

 日本社会は総体として自らの歴史と向き合ってこなかった。歴史の真実と正義を求めたのは日本の国家ではなかった。国家にとっては、1946年から1948年にかけての東京裁判での主たる責任者7名に対する死刑と16名の終身刑で、十分こと足りただろう。受刑者が1959年に(裕仁の個人的な指示で)都心にあるあがめの場、靖国神社の、国家的英雄や偉大な指導者らの連綿と続く列に加えられたことは、それ自体数少ない連合軍裁判の判決を相対化してしまった(訳註1)。

 [中略]

 訳註1:この部分戦犯合祀に関して、朝鮮人BC級戦犯裁判を考える会の田口裕史さんから以下の御指摘をいただいた。1959年に合祀されたのはBC級戦犯で、A級戦犯は1978年10月に合祀された。合祀されたのは14名。「裕仁の指示で」と明言してある個所は、疑問のあるところだ。(バウネット評)

[中略]

 上記の「訳註1」で指摘されている「A級戦犯」の「合祀」が、「1978年10月」に強行されたこと「こそ」が、いわゆる靖国神社「参拝」問題の最大の焦点であることは、批判的な歴史研究の初歩中の初歩である。

 このような、まさに決定的な論争的問題点で、初歩的な間違いを平気で犯す幼稚な連中が、全共闘時代こと、無秩序な学園紛争時代の学園祭さなながらの「法廷茶番劇」を演出してしまったのだから、この失敗については、当然、主催者が頭を丸めて詫び、訂正を発表すべきところである。

 それなのに、もしかすると、「無辜の若者」たち相手なら、その間違いを隠し通せ、今後も、同じようなお粗末「平和売人」商売を続けることができるとでも、思っているのだろうか。

 こういう連中が「平和」を語っている内は、この私までが、「また騙っている」と思われてしまって、誰もが歴史の真相を知ろうとしなくなり、誰もが本気で平和の実現のために戦おうとは思わなくなるだろう。

[後略]

 以上。


「イスラエル関与疑惑」関連記事総覧へ
アメリカ「ゲリラ攻撃」関連記事総覧へ

亜空間通信2005.1に戻る