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『亜空間通信』853号(2004/08/15)
【敗戦記念日に断罪する百人斬り左右の言論詐欺と傲慢無礼の自己中心ご都合主義歴史歪曲押し付け
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本日(2004/08/15)、敗戦記念日、夜半から天気予報の通りの本降りの雨で、気温が急低下し、やっと、ぐっすり眠れた。
ここ、東京都武蔵野市の中心部の室温は、12時現在で、摂氏27度。昨夜は就寝前まで33度だった。40日も続いた熱帯日、熱帯夜、猛暑、炎暑、記録破りの酷暑を生き抜いた実感で、敗戦の日を想う。
日経の本日(2004/08/15)の朝刊の記事で、一番面白かったのは、最後の頁の「文化」欄、作家、星川清司の敗戦直後の回想、「遠い空の下」の中の以下の部分である。
「いわゆる文化人と称するひとたちが、とくに文士たちが、自分はもともと戦争反対で、国にだまされたのだとくちを揃えて発言しはじめた。嘘ばっかり。まだ若くて無知なわたしにも、はっきりとそれくらいはわかった」。
「嘘ばっかり」の状況は、いまもなお続いている。
愚にも付かぬ「嘘ばっかり」の中でも、最も象徴的な問題は、首相が靖国神社に公式参拝するか否かを巡る論争である。首相は今回、私人としての参拝の意向を漏らしたようだが、事態は混迷の極に達している。
「2002年末に政府が打ち出した『宗教色のない新たな追悼施設の建設』が宙に浮いている」(日経2004.08.15)。政教分離違反の公明党は、これを推進しているが、「日本遺族会などが反対」とか。
昨年(2003)末には、わが家に宅急便で、くるくる巻きのカレンダーが届いた。送り主の判子が押してあったような気がする茶色の包装紙も、中身の手紙も、送金の催促がましい郵便払込用紙も、カレンダーも、すぐに捨ててしまったが、間違いなく、「百人斬り裁判」を支援する会とかの名前であった。
本日、8月15日に、このカレンダーのことを記すのは、他でもない。『家畜人ヤプー』では、「尻の穴の模様」と解釈する金色の菊の紋章も麗々しい「靖国の英霊」とやらのカレンダーだったからである。
の件では、実に馬鹿馬鹿しい経過があり、昨年も同じく、8月15日に、以下のごとく、この件に関する通信、【8.15は敗戦・戦犯・靖国避けて通れず左右に憎まれ愚痴「百人斬り」言論詐欺批判】を発している。
この件は、馬鹿馬鹿しいだけでなく、実に根の深い問題だが、私は、これまでにも、十分に一冊の単行本になるほどの量の文章を発表している。裁判の記録もある。わが電網宝庫の特集リンクにも簡略に掲載している。興味のある方は、関係箇所を参照されたい。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku648.html
http://asyura.com/0306/war38/msg/455.html
『亜空間通信』648号(2003/08/15)
【8.15は敗戦・戦犯・靖国避けて通れず左右に憎まれ愚痴「百人斬り」言論詐欺批判】
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku843.html
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/1240.html
『亜空間通信』843号(2004/07/31)
【好戦でっち上げ100人斬り記事の護持で生き恥さらす毎日新聞ほかのメディア関係者は日本の恥】
http://www.jca.apc.org/~altmedka/uwa-series.html
本多勝一"噂の真相"同時進行版
(以下は「最新」掲示の部分のみ)
731号(2004/02/03)【英BBCケリー事件逆転の先例に米CBSヴェトナム嘘報道攻撃先例あり日本で朝日新聞実質敗訴快報】
648号(2003/08/15)【8.15は敗戦・戦犯・靖国避けて通れず左右に憎まれ愚痴「百人斬り」言論詐欺批判】
624号(2003/07/08)【南京攻略百人斬り虚報記事謝罪要求事件の第1回口頭弁論に百を超す傍聴希望者】
611号(2003/06/09)【南京攻略「百人斬り」記事謝罪広告請求事件の第1回口頭弁論は奇しくも7月7日】
593号(2003/05/08)【従軍戦意高揚虚構記事の先輩日本で毎日・朝日・本多勝一を遺族提訴の卑劣報道】
簡略に振り返ると、昔から戦争に反対して続けてきたかのような売り込みの「嘘ばっかり」の毎日新聞(東京本社の当時の部分は東京日日新聞)が、今から67年前、私が生まれた年、1937年の南京攻略戦で、大日本帝国の国策に沿う戦意高揚、実は、部数拡大が本音の「でっち上げ」記事、「百人斬り競争」を連載した。
その「でっち上げ」記事を唯一の根拠に死刑となった元少尉の娘が、記事の訂正と謝罪を求めて、通称「百人斬り裁判」を、起こしたのである。
やはり、昔から戦争に反対して続けてきたかのような売り込みの「嘘ばっかり」の朝日新聞は、「反戦」を名目にして、その実は、文化大革命当時の中国の共産党に胡麻を摺って、重要な情報源の北京支局を確保するために、「嘘ばっかり」の「でっち上げ」で売り出し、この時も自ら売り込んだ言論詐欺師の典型、本蛇蝎一記者を、中国に派遣し、本蛇蝎一は、「中国の旅」連載で、1937年の東京日日新聞の記事を、また聞きで、不正確になぞり、さらに歪めて報じた。
死刑となった元少尉の娘の訴え、朝日新聞と本蛇蝎一への批判を載せた文藝春秋の『諸君』と『週刊文春』の記事を、本蛇蝎一は、名誉毀損として訴え、最終的には最高裁で敗訴した。
ところが、本蛇蝎一は、最高裁を「反動」と決め付け、朝日新聞も、何ら反省しない。
以上の毎日新聞、朝日新聞、本蛇蝎一を、一応、「左」とすると、元少尉の娘の応援をする連中は、「右」になる。「右」の新聞の代表は産経である。
私は、ホロコースト問題で、本蛇蝎一の実に醜い裏切りの攻撃を受けて、以上の経過を、初めて知った。呆れ果てた。だから、一応、元少尉の娘を応援する立場で、裁判の傍聴に参加し、事後の報告会にも、2度付き合った。
そこで、名刺を配ったので、冒頭に記した「靖国の英霊」カレンダーが、わが家に送られてきたのである。つまり、「百人斬り裁判」を支援する会の実態は、軍人恩給、遺族年金を掲載的な基礎とする税金貪りの職業的な殺し屋の系統なのである。
でっぷり太った旧職業軍人が、代表面しているから、不愉快この上ない。毎日、朝日、本蛇蝎一と、好い勝負なのである。実に醜いが、これは、日本国の現状の象徴である。
だから私は、やむなく、左右に憎まれ愚痴「百人斬り」言論詐欺批判を続けているのである。本日は本降りの雨、これで少しは助かった。これ以上、怒り心頭に発すると、危険なのである。
以上。