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『亜空間通信』661号(2003/09/14)
【阿修羅戦争掲示板ダウン状況下「木村書店」メルマガ発行で新段階の言論戦に突入】
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●●緊急連絡:9/12下記阿修羅戦争掲示板のみならず阿修羅全体ダウン移動中●●
転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
上記の「緊急連絡」のごとく、目下、わが言論戦の舞台が一部閉鎖状況になっている。このところの情報洪水への臨時処置として、阿修羅戦争掲示板への投稿を続けていたが、以下の状況になっている。
---------- 引用ここから ----------
http://asyura.us/
ここは★阿修羅♪ 避難所 http://asyura.us/
2003/09/12 20:30(JST)
★阿修羅♪本体 停止中
本体→ http://asyura.com/2003/09/12早朝からサーバーがダウンしております。
プロバイダの中でサーバーの移転をしているらしいです。
しばらくしたら復旧すると思います。頻繁にダウンするようになったので、 サーバーを移転することにしました。
現在、移転手続き中。
少しお待ちください。こちらは★阿修羅♪ページ http://asyura.com/ の避難所です。
★阿修羅♪ページが何らかの理由で停止した場合の状況などをお知らせいたします。
★阿修羅♪ミラー【更新】
2003/08/24までのすべてのページを見ることが出来ます。
---------- 引用ここまで ----------
以上のような状況は、これからの言論戦の上で、新たな課題となってきた。昨年末にも、わが電網宝庫からのリンクが切れたりして、言論戦の困難な局面を実感したものである。阿修羅掲示板への木村書店の広告など、経済的な土台構築を急がなければならない。
そこで、木村書店からの新刊書発表と並行して、「まぐまぐ」配信のメルマガを開始する。
以下は、その第一弾である。すでに電網公開中の旧著であるが、景気付けに申し込まれたい。以下の最初のリンクから申し込み頁に入れる。
---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/shoten-afmag.html
木村書店 メールマガジンの御案内 1
週刊『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』
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世界最古最長の古代エジプト文明の「支配的な要素」をなしていたのは「ハム系の白色人種」ではない。暗黙の人種主義的偏見が歴史をねじ曲げた――
歴史は上質のミステリー。推理の楽しみをお届けします。
週刊:毎木曜日発行予定/購読無料
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『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』
木村愛二著 1974年初版発行
(鷹書房 四六判 312頁)
近代ヨーロッパ系学者による“古代史偽造”に真向から挑戦!
《ハッキリといえば、彼らは、近代奴隷制・植民地主義帝国の御用学者にすぎない》
著者は、日本テレビ編成局勤続十余年の調査マン。
マスコミ界の虚実を味わいつくした感覚で、広い視野から古代史の真相にせまる。
(刊行時の横帯から引用)
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初回は、このサンプルの端書きと凡例に、序章―1の全文を含むため、少々長めになります。
2回目からは本文のみお届けします。
木村書店Web公開シリーズ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.1 2003.09.0X ━━
■■■『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』■■■
近代ヨーロッパ系学者による“古代史偽造”に真向から挑戦!
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等幅フォントで御覧下さい。
出典:木村愛二の同名著書(1974年・鷹書房)
●紀元前5世紀、ヘロドトスは、エジプト人の肌色が黒く、髪の
毛が縮れている、と記した。
●アフリカ大陸の奥深く、謎の古代遺跡が埋もれている。
●黒色人学者は、「アフリカ大陸こそ人類文明のゆりかごだ」、
と主張する。
●女王ヒミコも、アフリカ系文化人か?
●果たして、謎を解く鍵は? (帯より引用)
◆はじめに◆ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
最近は、フィールド(現地)調査が隆盛である。わたしも、一度は、アフ
リカ大陸の古代遺跡を自分の眼でたしかめたいと願った。だが、事情が許
さぬまに持病の腰痛が悪化して、当分は自宅療養の身を余儀なくされた。
そこでわたしは、壁に大きなアフリカの地図をはり、入手できる本をくり
返し読んでみた。
その結果、シロウトが現地にいっても、かえって現象にまどわされるのみ
である、と考えるにいたった。そして、謎の古代遺跡、謎の古記録、謎の
コトバを追う、活字の森の探検を志した。この探検の果てに、わたしは、
アフリカ大陸こそが、古代文明の母である、と確信するにいたった。また、
古代エジプトは、その前進基地である、と考えるにいたった。
あまりにも多くの誤解、そして曲解につつまれてきたアフリカ大陸の歴史
を、ともかく、わたしなりの解釈にもとづいて紹介したい。さらに、より
正しい理解にむけて、ひろくアフリカ史、人類文化史の、論争の門戸が開
かれることを期待したい。そのためにも、わたしは諸先輩の学説に、さま
ざまな疑問をなげかけざるをえない。失礼の段は、先におわびしておきた
い。
わたしは、また、とりたてて専門的な予備知識を持たない人々にも、一緒
になって考えてもらいたいと願うので、繁雑にわたる諸学説の紹介は省い
た。新刊書店、古書店、図書館で、だれでも手に取れる本を中心に考えた。
そのために誤解している点があれば、御容赦いただきたい。
◆凡例◆ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
1.文中、敬称は省かせていただいた。引用・参考文献は、巻末に紹介し
た。
2.古代エジプト史の年代は、ヴェルクテールの『古代エジプト』による
こととした。
3.わたしの文章中、ただ、「黒色人」とあるのは、ブラック・ピープル
の意である。ブラック・パワー運動が、「ニグロ」を拒否しているこ
とと、また、わたしの人種分類の考え方とによる。
4.個有名詞のよみ方は、できるだけ慣用にしたがったが、引用文中のも
のは、そのままである。
5.引用文中の《 》内は、わたしの注記である。
6.混乱をさけるために、一般に西アジア、西南アジア、小アジア、アジ
ア、メソポタミアなどと記されているものを、オリエントに統一した。
ただし、引用文中のものは、そのままにしてある。
7.参考図表は、必要な範囲の省略、補正を加え、わたしが作成したもの
である。
8.写真は、『黒色人文化の先行性』『地中海のフェニキア人』『タッシ
リ遺跡』『ニジェールからナイルヘ』『アフリカの古代王国』『大日
本百科辞典』『マルクス・エンゲルス全集』『埃及美術史』から、転
写させていただいた。
(凡例の詳細 http://www.jca.ax.apc.org/~altmedka/afric-01.html )
●叉∞叉∞叉∞叉∞叉●叉∞叉∞叉∞叉∞叉●叉∞叉∞叉∞叉∞叉●
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┫ 序章:疑惑の旅立ち ┣
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序章の扉絵:ナルメルの化粧板
( http://www.jca.ax.apc.org/~altmedka/afric-b.gif )
原本では扉絵に右の方のみの写真映像を使ったが、不鮮明
でもあり、本文「ナルメルの遠征」の項目で化粧板の両面の
説明をしているので、その都合上も考えて、ディオプ著『黒
色人国家と化』(Nations Negres et Culture)の図解(dessin)
に差し換えた。写真映像は、多くのエジプト史関係書に掲載
されている。
●叉∞叉∞叉∞叉∞叉●叉∞叉∞叉∞叉∞叉●叉∞叉∞叉∞叉∞叉●
◆(序章-1)はじめの驚異◆ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
アフリカ大陸の歴史については、まず、学説のくいちがいの大きさに、
おどろかざるをえない。
もっとも大きなくいちがいは、古代エジプトの位置づけ方にはじまって
いるようだ。たとえば、ジャーナリストとして、アフリカ通の第一人者と
言われるイギリス人のデヴィドソンは、つぎのように書いている。
「王朝以前のエジプトから出土した約 800の頭蓋――ナイル下流からの
もの――の分析の示すところでは、少なくともその3分の1はニグロ、あ
るいはわれわれの知っているニグロの祖先であった。そして、このことか
ら、今日のアフリカ人の遠い祖先は、古代エジプトの文明を生み出した住
民のうちで重要な、おそらくは支配的な要素だったという見解(それは言
語の研究からも若干の裏づけが得られる)が支持されるもののようである」
(『古代アフリカの発見』p.11)
人種差別問題を考える上でも、世界最古、最長の、古代エジプト文明の、
「支配的な要素」をなしていた人々が、黒色人であったかどうかは、大変
に重要だ。それゆえ、アフロ・アメリカ人の思想家、デュボイスや、歴史
家のウッドソンなどは、意外に早くから、この点に着目していた。彼らは、
パン・アフリカニズムとよばれる黒色人自身の歴史再発見、民族的自覚再
確認の運動を起していた。
(このあとに序章-1の後半が入ります。)
次回配信は、序章-2「つぎなる疑問」です。
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(木村書店) http://www.jca.apc.org/~altmedka/hanbai.html
(憎まれ愚痴) http://www.jca.apc.org/~altmedka/index.html
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---------- 引用ここまで ----------
以上。