※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『亜空間通信』635号(2003/07/27)
【米海軍長官就任直前の元国防次官が変死の超重要事件で米大手電記事未出現の奇怪!】
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本日(2003/07/27)は、確かに日曜日なり。そのせいかもしれないが、以下のようにすでに日本の電網に出現しているアメリカの重要人物の「死亡」、「変死」または「怪死」、もしくは「自殺を装った殺人」事件の超重要情報が、本日の日本時間で、午後3時半現在までのところ、アメリカの大手電網記事には出現しないのである。
---------- 引用ここから ----------
米次期海軍長官が自殺 自宅で、遺体のそばに拳銃 (共同通信)
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/603.html
投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 27 日 05:14:58:【ニューヨーク25日共同】ブッシュ米大統領から次期海軍長官に指名されていたニューメキシコ州の石油関連企業経営者コリン・マクミラン氏(67)が24日、同州の自宅で死亡した。
AP通信などによると、同州検視官事務所は、頭部を銃で撃った自殺との見解を明らかにした。現地の検察当局者は遺体のそばに拳銃があったと述べたが、遺書があったかどうかは不明。同氏はがんの治療を受けていたとの関係者の話も伝えられている。
マクミラン氏は先代のブッシュ大統領の下で国防次官補を務め、2000年大統領選で同州のブッシュ陣営責任者だった。ブッシュ大統領は今年5月、空席となっていた海軍長官に同氏を指名、上院の承認を待っていた。(共同通信)
[7月26日9時10分更新]http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030726-00000048-kyodo-int
---------- 引用ここまで ----------
私は、この投稿を見た直後に、フォローアップとやらをしたのだが、少し記憶違いがあったので、以下では、その部分を修正し、分かりやすくする。
まずは、これも「知りすぎた男」なのだから、怪しい。すべて真相を語ると、覚悟し、張り切っていたのに、口封じで殺されたのかもしれないのである。
いささかの記憶違いの理由は、その前に見ていたのが、印刷物の日経2003.07.26夕刊記事で、すぐに関連記事を電網検索したのだが、生憎、土曜日で、電網の日経は週末特集のみ、その内に溢れてくるさと思いながらも、その時には見つからず、新聞紙は、リサイクル用の袋に入れてしまったからなのであった。
拾い出した印刷物の日経記事では、ワシントン支局発:「銃による自殺とみている」「ロイター通信などによると、がんの再発に悩んでいたという」となっていた。日本の他の大手メディアは、この件での電網記事を発表していない。
マクミラン個人に関しては、副大統領のチェニーとは国防長官と国防次官の関係。彼を次期海軍長官に指名したラムズフェルドについては、副大統領と盟友関係となっていた。
日本語の検索は不作、英語の検索、navy, macmillanなどでも出てこない。仕方なく、日経の2003.07.26夕刊を拾い出した。マクミラン、国防次官を検索してみるが、これも出てこない。実業界の出身だったからかもしれない。
しかし、この「死亡」事件が、アメリカでイラク「戦争」の口実問題が政治的焦点となっている状況の下で起きたのであるから、これは国際的な意味でも超重大な事件なのである。
記事の本文では、「検察当局者は遺体のそばに拳銃があったと述べたが、遺書があったかどうかは不明」とあるのに、記事の見出しが「自殺」となるのは、直前のイギリス、政治的には同じ状況の下で起きたケリー博士の「変死」または「怪死」、もしくは「自殺を装った殺人」事件と同様に、大いに疑問を抱くべき状況である。
そこで、以下を再録し、再び、ゴングを鳴らす。
---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku631.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/302.html
『亜空間通信』631号(2003/07/21)
【BBC・ケリーvsワシントンポスト・エルズバーグ両博士の英米メディア報道歴史的勝負!】
私は、ケリー博士のことはあまり良く知らなかったが、少なくとも、イラク「戦争」の口実の「大量破壊兵器」に関する情報を知る立場にあったとすれば、何と、30年以上も前のアメリカのヴェトナム戦争で、メディア問題の焦点となった事件、略称、「エルズバーグ博士」事件を想い出すのは、メディア関係者にとっては、当然至極のことなのである。
ところが、どこにも、この事件に論究する記事が出てこない。呆れてしまったが、仕方なしに、自分が発表するしかないと、思い定めて、「エルズバーグ博士」で電網検索したら、実に簡単に、古巣の日本テレビの広報部時代の2年先輩、年齢では1年先輩の「隅井孝雄」現・京都学園大学人間文化学部「教授」が出てきたのである。
隅井孝雄は、私が民放労連の関東甲信越地方連合会の執行委員として放送問題を担当していた時期、民放労連の本部の方の執行委員として、やはり、放送問題を担当していた。
当然、その時期のメディアの最大の事件、「エルズバーグ博士」事件に関する記憶を共有しているのである。
---------- 引用ここから ----------
http://homepage2.nifty.com/sumee/
~ 京都学園大学 人間文化学部 隅井研究室 ~
@隅井情報ステーション@
http://homepage2.nifty.com/sumee/america0223.htm
アメリカの社会と文化02
第22回 ワシントンポストとキャサリン・グラハム
ウオーターゲイト事件
京都学園大学 人間文化学部 隅井 孝雄
12/6/20021. ニューヨークタイムス、ベトナム機密文書事件
1971年6月12日日曜日、ニューヨーク・タイムスの特ダネ、ベトナム機密報告書のほぼ全文の公開を始めた。
この報告書は1967年ごろ当時のアメリカ国防長官だったロバート・マクナマラが命じて作成が開始された文書である。アメリカのベトナムに関する関与、介入の歴史が克明に描かれていた。国防省職員で、機密文書作成の調査員の一人であるダニエル・エルズバーグ博士は、アメリカはベトナムへの介入を止めて撤退すべきだと考えていた。たまたまワシントンポストでベトナムに関する記事を書いていたニール・シーハン(ワシントン支局、議会担当34)を目にとめ、資料のコピーを提供したのである。社主アーサー・オックス・サルツバーガー、編集局長のエイブ・ローゼントール49、論説顧問のジェームス・レストンらニューヨークタイムスの幹部が、政府と対決しても掲載することを決意した。
ワシントン・ポストはこのときすっかり遅れをとったが、政府に対してプレスが共同戦線を組む必要を感じ、資料を手に入れ、5日遅れ6月17日から掲載を始めた。社主キャサリン・グラハムと編集責任者ベンジャミン・ブラッドレーの苦渋の決断である。
ニューヨークタイムスとワシントンポストはニクソン政権からの強力な圧力と、掲載禁止の裁判所仮処分命令を受けながら抵抗。6月30日に両紙の併合審理で最高裁は政府が掲載をとめることは違憲であり、新聞が報道する自由を侵害出来ないとの画期的な判断を下した。
ニクソン政権の掲載禁止理由は次のようなものである
掲載された資料には合衆国の国防情報が含まれているとともに、同資料は極秘扱である。この情報の掲載は合衆国法典793節、スパイ防止法第18章の条項により禁じられている。国防上修復不可能な損害を招く。今後掲載せず、文書を国防省に返還するよう要請する。
これに対して最高裁判所は次のような判断を示した。
いかなる表現の自由もそれを事前に制限することは憲法に反する。制限を正当化する理由を政府は明示しなければならないが政府はその義務を果たしていない。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
今、イギリス政府、与党の労働党の側は、「自殺」か、それとも「暗殺」か、ともかく、死んだケリー博士に関する「責任」を、BBCに押しつけるという実に下らない下品至極な策動に終始している。
こういう時には、いちいち腹を立てていると、健康に悪い。下手な掛け合い漫才を、仕方なしに見せられていると思えば、少しは気が晴れる。
私は、この問題を、BBC・ケリーvsワシントンポスト・エルズバーグ両博士の英米メディア報道の歴史的勝負として、リングの外で観戦することに決めた。ゴングを鳴らす。チーン!
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
以上。