図書館問題研究会では、1998年の第45回全国大会で、司書の専門性確立のために図書館の職務を分析することになりました。
職員問題委員会を設け、検討を行い、「公共図書館職務区分表2000年版」としてまとめつつあります。各地での検討会を行なうとともに、第47回全国大会でも論議をしたところです。職務区分表として、専門・非専門を区分した表としての扱いには、論議があるところです。そこで、当面、図書館の職務の一覧表として、ホームページに掲載します。(現在掲載しているのは、大会などでも、いろいろ御意見をいただいていますが、語句・付番の訂正以外は、大会当時の内容です。)
さらに、児童サービス、視聴覚サービス、知的障害者サービス、高齢者サービス、患者サービス、については各分野に詳しい方に依頼中や依頼予定です。また、利用ガイダンスについては、御意見をいただいていますが、全体の見直しが必要なため反映していません。図書館設置、新館計画等も項目として課題になっています。
職務一覧表として、図書館の職務を一覧し、その解説で、どのような内容や知識・経験が必要かを示します。さらに、広く意見を聴き、司書の専門性を明らかにする、職務区分表としてまとめます。
どのようなことができるのか、できなければならないかの利用者への説明責任を果たし、また、図書館組織の運営や司書自身のキャリア形成の参考となるものにします。
御意見をお寄せください。
(なお、7月上旬には、第47回大会参加者の皆さんの検討を図るため、職務区分表を一時掲載していました。)
図書館問題研究会職員問題委員会